次に座ったのが「蒼天の券〜朋友」。
ちなみに初打ち。
ずっとへこんでいた台を上げ狙いで。
…………今にして思えば、この選択が間違いだったのかもしれない。
何故なら…………
何事もなく、福沢諭吉先生とお別れする事になったからだ。
感想としては、わたくしと七星カウンター。
天ぷらとスイカの食べ合わせ並に相性が悪すぎる。
胃が痛くなるぜ。
6個までは良く貯まるが、あと1個が貯まらん。
そして、七星カウンターが終わりそうで終わらないので止め時がわからん。
ズルズル引っ張られて、気がつけば何事もなく福沢諭吉先生がひとり逝ってしまった。
葉さんがうっかり屋さん過ぎるのをこれ以上見るのにも耐えられないので、当たりなしで終了。
言われた通り、北斗の文句を霞拳志郎にありったけ言って離席。
次に座ったのが「HEY!鏡」。
霞拳志郎がダメなら、鏡慶志郎だろう。
何故か1台だけ0回転で、中段に弁当揃い。
これは何かあるのか?と思い着席。
…………今思えば、この選択はガチで間違いだったのかもしれない。
何故なら…………
「精算しました」
着席してすぐに、隣りの「HEY!鏡」から精算の音が聞こえた。
わりとデカめの音なので、ついつい隣りに目を向けてしまう。
その光景を見て、わたくしに疑問がわく。
何故隣りの人は、慶志郎チャンス中のナビ100が確定した歓喜の瞬間に精算ボタンを押したのか?
…………あぁ、なるほど。
一度離席するために、音が消えるよう精算ボタンを押したのか。
なかなか紳士的な振る舞いだ。
ドヤ離席をしないとは。
…………と、思ってたら、離席せずにまたメダルを入れてすぐさま遊技開始。
…………あぁ、なるほど。
これはあれといっしょか。
ジャグラーで1回ボーナス引く毎に精算して気持ちを入れ換えて遊技するタイプの人か。
価値観は人それぞれということだ。
謎も解けたので、わたくしも自分の台に集中する。
「精算しました」
2〜3G回ったぐらいで、同じ台からまたもや精算ボタンの音が。
今度こそ離席かと思いきや、またすぐにメダルを入れて遊技を続行している。
不思議に思っていると……
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しました」
「精算しま…………」
やだ、怖い。
隣りがさっきからずっと数ゲーム消化する度に精算ボタンを押している。
遊技の仕方は人それぞれなので多少の事は気にしないが、ここまでくるとさすが恐怖を禁じ得ない。
そして五月蝿い。
何が「価値観を押し付けてくる人が消える。爽やか」だ。
全然当たってないではないか。
さすがにこれは五月蝿すぎるので、漢らしく文句を言おうかと思ったが、「おまえをロウ人形にしてやろうか!」とか言い返されたら怖いので、大人しくわたくしが席を離れることに。
ここで二人目の福沢諭吉先生とお別れする事になる。
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