時には争いの場に身を投じなければ、手に入れられないモノがある。
わたくしもひとりのスロッターとして、明日の朝から抽選と言う名の争奪戦に参戦する予定だ。
狙うは話題の最新台。
今回狙うホールは初めての為、競争率は未知数である。
しかし、誰が来ようとそうやすやすと負ける訳にはいかない。
高鳴る胸を抑えつけて、早めの就寝で鋭気を養う。
…………だが、わたくしは痛恨のミスを犯してしまう。
まさかの寝坊。
抽選はおろか、開店時間にも絶望的。
急いで身支度して、電車でGO!
………………、
ホールに到着。
開店時間を10分もオーバー。
完全に出遅れる。
絶望的だが、諦めずにホールへ足を踏み入れる。
ホール内には懐かしのヒット曲が流れている。
………………曲が聞き取れる?
あの五月蝿いパチ屋のホールで曲がはっきりと聞こえるなんて、ある意味それは異様である。
もしかしてまだそんなに人が来てないのか?
店内の状況を伺う。
………………無人の店内。
どうやら一人もいないらしい。
朝イチから誰もいない現状に不安はあるが、ここの店長が一番不安を感じているは間違いないだろう。
誰もいない店内で無事にお目当ての機種を発見する。
あれ?
何か分かりません?
あの噂の最新台、
【パチスロ ベン・トー 〜狼たちの夜〜 】
ですよ。
それにしてもちょっと感動した。
無人のホールで真っ先にこれに座った時の、あの男性スタッフのリアクション。
人って、あんなにも綺麗に二度見ができるものなのかと。
人類の99.99%以上が知らないと思うので、本機種の簡単なご説明を。
【パチスロ ベン・トー 〜狼たちの夜〜 】は、バルテックから2018年9月にホールデビュー。
Pーw○rld調べで、2018年10月の時点で117店舗導入。
そしてネットでは、何故か2018年7月にホールデビューとなっているところもある。
謎である。
設定は1・3・5・7の奇数のみの4段階。
「ロボットガールズZ」の時といい、このメーカーは偶数は使わない主義なのだろうか。
偶数に何かよほどの恨みでもあるのだろう。
本機は2017年にボーナス+ART機としてデビューした「ベン・トー 〜半額弁当争奪戦〜 」に続く第2弾。
今作は遊びやすいボーナス+RTタイプとなっている。
●ボーナス合算
設定1 : 1/149.6
設定3 : 1/143.4
設定5 : 1/134.6
設定7 : 1/128.0
RT【半値印証時刻(ハーフプライスラベリングタイム)】は、1セット20Gの準完走型。
BIG終了後、及び周期G数到達で移行するチャンスゾーン中のBAR揃いなどから突入する。
RT終了後は再びCZへ突入。
RTは約60%でループに期待できる。
それにしても何故なんだ?
前作がヒットした訳ではないのに、なぜ後継機を出した?
そして、遊びやすいボーナス+RTと銘打ったということは、前作は遊び難い自覚があったんだな。
それにしても、このホールは何故この状況でこれを導入した。
店長、あんたには「やるといったらやる」……スゴみがあるぜ。
そんなわけで早速実践開始。
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