[2]スロットの3000枚規制/ぱちんこ撤去問題 [2016/6/20(月)] |
まずはぱちんこ撤去問題です。
撤去騒動の凄まじさを把握したいんであれば、ぱちんこ中古価格の推移をみれば一発だと思います。
近年、ぱちんこのマックス機のトップをヒタ走っていた牙狼―魔戒の花―を筆頭に、各機械の乱高下っぷりが半端じゃありません。
中古業者さんも生きた心地がしないんじゃないかと思います。
また最近、皆さんが通っているホールの牙狼が、一斉に張り紙置いてストップしたりしてませんでした??
「あ!それ見た!」なんて人も結構いるかもしれませんが、これは、撤去リストに載るとその時点で故障しても部品交換が出来なくなってしまうので、その前に全部交換してしまえ!といったホールが多くあったからです。
これは、ホールが年内ギリギリまで牙狼を使うぞ!という意志表示でもあります。
ただ、どれだけ伸びてもそれは今年一杯です。
残念な結論を先に言うと、
320分の1以上の機械の年内撤去が確定しました。
わかっていた事でありますが、改めて確定となるとその重みが違いますね。
撤去リストは、今週の22日か23日には全て発表されます。
一部心配されていた北斗無双などの新内規マックス機もリストに入るのでは??といった話がありましたが、それは一切ありませんでした。
あくまでリストに載るのは、320分の1以上の確率のものとなります。
「どうせいつものプロレスだろ?? いつもの如く曖昧な結果で終わるんだろ?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、今回の年内撤去に関してはもう動きません。
じゃあもし、仮に年内撤去に応じなかったらどうなるのか??
ホールは、即営業停止処分となります。
花火と同世代か上の方であれば、4号機撤去の時を思い出してくれればわかりやすいんじゃないかと思います。
あの時と同じです。
撤去しなかった場合は、風営法第20条1項、『遊技機規制違反』で即3カ月の営業停止処分です。
因みに撤去されなかった機械のメーカー側も、5年間検定申請が出来なくなるという相当重い処分がくだされます。
痺れるなー。
後半年でマックス機全撤去なんて、自分で書いてて全く実感がわきません。
ぱちんこ業界がここまで重い決断をしなければいけなかった背景には何があるのか??
これは、最悪の事態を免れる為です。
そもそも事の発端は、『ぱちんこの検定時と納品時のゲージが違う』という事から始まっています。
それを言うんであれば、甘デジだろうがマックス機だろうが関係ないんです。
花火が言わんとしている事わかりますよね?
厳密に言えば、釘問題に関わるのは今市場にあるほぼ全ての台という事なんです。
だから本来であれば、ホールにあるほぼ全ての台を撤去しなければ辻褄が合わないんですが、本当にそうなればもう全滅です。
どんな大手でも耐えられないでしょう。
だから、高射幸性遊技の問題と釘問題を一緒にしたんです。
そして、「マックス機を年内撤去するから、これ以上は勘弁して下さい!!」となった訳ですね。
深い傷に間違いないんですが、致命傷を避けたって感じです。
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