[2]新流通制度でボッタくり店撲滅!? [2016/4/11(月)] |
あと、ここで一つ補足をしておきます。
皆さんは「釘調整」って聞いただけで凄いマイナスなイメージを持ちますようね?
例えば、よく言われる「右ゲージがきつすぎて、大当たり中の出玉が削られる」とか、ひどいものだと「へそに釘がつっかかってしまう」とかですかね。
ここら辺は、いわゆるマイナス調整というもの。
こういったお店が数多くあるので、皆様が釘調整って聞くとマイナスイメージを持ってしまうんでしょう。
ただこれ、当然ながらプラスの調整っていうのも多々あるんですよね。
そりゃそうです。
等価と3円のお店の調整が同じだったら、皆さん怒るでしょ??
だから、少なからず釘を広げて玉が入り易くする、っていう調整もある訳ですね。
また、なるべく回転率に差が出ないようにする調整もあります。
これもあるあるですが、最初の千円だけやたら回って、後は全然駄目だとか。
こういった事象をなるべく起こさないようにするのも調整って訳です。
また、釘調整が厳しい最近では、台のねかせ(台を設置する角度)で調整する所も出てきていますけどね。
これだと釘調整が全く同じでも回転率がかなり変わるんです。
ここまで普通に釘調整って書いてますけど、当然これは禁止事項です。笑
ただ本当に今まで曖昧でしたんで、まさに花火が書いたように禁止(笑)みたいなニュアンスでした。
話を戻しますと、それが今後は一切駄目だという事ですね。
去年の釘問題の発端は、メーカーが保通協に持ち込んでいるゲージとホールさんに納品しているゲージが違うという事が原因でした。
そしてそれが改善され、今なお続く撤去問題へと続いている訳ですが、ここが改善されたという事は型式ゲージ、納品ゲージ、そしてホールさんに設置してある釘が全て一致しなくてはおかしいという所に行き着いた訳です。
今回はわかり易く釘に焦点を上げましたが、勿論これは釘だけに限った話ではありません。
「遊技機」と「遊技機に関わる全ての部品」が該当となります。
そしてこのほぼ全てにおいて、メーカーあるいはメーカーに委託された業者が責任を持って納品や交換、そして確認を行うのが義務付けられた訳です。
これね、めちゃくちゃ大変なんです。
今まで行なっていたスロット新台の納品や設置確認だけでなく、ぱちんこ設置確認、更にほぼ全ての部品の交換確認を行わなくてはいけないんですから。
冒頭にあった、花火達業界人が皆眠そうというのもここに原因があります。
部品の確認だけであれば、営業時間内にやって大丈夫なものの、交換は当然閉店後ですし、遠方であれば確認作業も遅い時間になってしまいます。
そうすると、朝は普段通り出社して、夜は閉店後であれば夜中1時2時まで仕事がひっぱられるんです。
今はまだ新流通制度が始まったばかりなので、メーカー側もホールさん側もアタフタしているっていうのも大きな原因になっているんですけどね。
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