[2]ぱちんこ業界に走った大激震 [2015/11/16(月)] |
それでは続きまして、優等生グループ『日工組』がどういった動きを取ったのかお話ししたいと思います。
日工組A君 :
「おい、聞いたか? 今度の先生、めちゃくちゃ厳しいんだってさ。 大丈夫かな僕達?」
日工組Bさん :
「確かに凄く厳しそうね。 これ以上校則を厳しくされたらたまったもんじゃないわね。」
日工組リーダー :
「皆さん、何も焦る事はありません。 僕達は歴代の先生達とも上手くやってきたじゃありませんか。 今度の先生ともきっとうまくやっていけますよ。 今までだってずっとそうだったでしょう? それよりも、日電協のグループがまた反発してクラスを乱すような事をしなければ良いのですが・・・。」
後日・・・
日工組リーダー :
「先生、初めまして。 日工組リーダー○○と申します。 前任の先生にも随分お世話になりまして、また新しい先生にはご指導、ご鞭撻の件宜しくお願いします。」
先生 :
「はい、宜しく。 ところで君達のグループさ、校則違反してない? そういう話が僕の耳に届いてるんだけど?」
日工組リーダー :
「!!?? はっ!? いや、とんでもございません。 僕達はそんな事するはずもありません。(何の事だ? まさか釘の件?? いや、それは今までの先生とは話がついてる事だし・・・。) 誰でしょう、そんな根も葉もないような噂を流す人は!」
先生 :
「ふ〜ん。 まぁいいや。 とりあえず校則違反してるかどうかこれからチェックするから。 校則違反していた場合、重い処罰を下すからそのつもりでいるように。」
さて、面喰った日工組のメンバーは焦って対策を練ります。
まずは射幸性を抑えるべく、MAX機の撤廃に動きます。
そして、一番言われそうなベース(大当たりで得られる以外の玉。ヘソや電チューに入った戻し等)も30%以上と、自ら厳しい規制をかけたのです。
日工組リーダー :
「先生! 私どもの今後の計画を見て頂けますでしょうか? 射幸性の高いMAX機を撤廃し、ギャンブルではなく娯楽としてまた皆さんに遊んで頂けるように全力を・・・」
先生 :
「これだけ?? これじゃ甘いから、確変65%上限に、うーん、後は出玉区間も300%に抑えて。」
日工組リーダー :
「・・・。(そんな事してしまったら・・・) いや、ですから先生! あの、僕達は今までっ・・・」
先生 :
「いや、今までの話は関係ないから。 あっそうだ。 内規が変わるに際して、今まであった機械はいつまでに撤去を進めるの? そこら辺もちゃんと説明して。」
日工組 :
「そ、それについては現在検討している最中でして・・・。 すぐに報告させて頂きます。」
これについては、日電協・日工組も頭を悩ませましたが、背に腹はかえられぬと歯を食いしばりながら、出した答えが78回/79回のコラムでの規制や業界の流れになります。
そして、ようやく落ち着いたかに見えた矢先に今回の件が出てきました。
先生 :
「日工組。 やっぱりね、君達が今まで出した台に違反が見つかったわ。 だから、もうそこらへんはすぐ撤去して。」
日工組リーダー :
「っっ!!??!!?? えぇ!!?? いや、だからそれは以前スケジュールでお渡ししたやつに入っているかと・・・(というか、そもそもそれは暗黙の了解だったんじゃ・・・)」
先生 :
「こっちとしてはさ、違反が見つかったんだから検定取消でもいいんだよね。 けど、それをしたらお前らも困るんだろ? だから、早くもう撤去に動いてよ。 ・・・あぁ、それと! 撤去が進まないだろうから、お前ら高い値段で下取りしろよ! そしたら撤去も進むだろ。」
っと、流れはこんな感じです。
保通協の試験に持ち込まれた型式と、現在市場に出回っている型式が全く違うものだ!という結論を、行政は業界に突き付けたんです。
そしてそれは違法、本来は検定取消で即撤去だけど、そうしないでやるから、可及的速やかに現状を是正しなさいよとお達しがくだったのです。
次のページへ
【 トリテン外れの向こう側 】 メニューへ