[2]激震が走ったあの「内規変更」についての続報 [2014/9/15(月)] |
最初に
メイン基板。
これについては以前にも書いた事があると思うんですが、パチスロの中枢を担う基板で、人間で言えば脳みその部分に当たります。
ここで大当たりの抽選・レア小役の抽選等重大な抽選を行なっております。
ここが壊れてしまったら、パチスロ台として機能しません。
パチスロ台で一番重要な所になっております。
だからこのメイン基板に関しては、各メーカー相当強固に守っており、何か不正を働こうとしたらすぐわかるようになっております。
万が一故障した場合は、各メーカー営業マンが責任を持って交換させて頂き、再度所轄の許可を得ないと動かせないようになっているぐらいです。
また、
封印シールといったもので固定し、交換するにはそのシールを破かなくてはいけない仕様にしております。
要は、少しでもその封印シールが破れていたり傷がついたりしようものなら、許可はおりません。
もう一度新しいメイン基板と交換しない限りおまわりさんは許可をくれないのです。
また、その封印シール自体も1万円や5千円などのお札に使われるような「すかし技術」等を用いており、そのシール自体を複製出来ないようにもしているぐらいです。
どれだけ強固に守られているか、なんとなくわかって頂けましたかね?
そもそもこんなに守りが固められるようになったのは、このメイン基板が正規のものではなく、不正に替えられてゴトやウラ物と呼ばれるものが横行した時代があったからです。
まぁウラもの自体は、警察自体も見て見ぬふりをしながら繁栄していった、という背景もあったりするんですが・・・。
とにかく、これだけ強固に守まれている基板であれば、流石のゴト師さん達も手も足も出ない訳です。
こういった背景があり、基板を変えたりするゴト行為というものは激減していきました。
そして
サブ基板です。
メイン基板が脳みそとするなら、サブ基板は手足です。
メイン基板の言う事を忠実に守って動く手足でございます。
具体的に言うと、音や光、リール制御等を管理している基板になります。
ただこのサブ基板が、年々力をつけてきてます。
サブ基板の立ち位置というのは、各メーカーによって大きく異なるのですが、メーカーによってはメインよりサブの方が重要なのでは??と思える程大きな役割を持っているぐらいです。
これは4号機AT時代ぐらいから始まってきているのですが、5号機もAT機になってサブの存在は益々大きくなります。
そしてサブ基板の力を大きく決定付けたのが、
破壊力を持った天井と、AT・ARTに代表するような
押し順ナビといったものでした。
要は5号機になって、メイン基板に対する制約が色々と増えてなかなか自由な機械作りが出来ない中で、各メーカーが目を付けたのがサブ基板って訳です。
サブ基板に対する規制というのはほとんどなかったので、メインで出来ない事をサブでやったら良いんじゃないか!?となり、ノーマルに近い機械しか出来なかった5号機に、押し順の概念が出来たり、強力な天井・AT・G数上乗せ等色々出来るようになってきた訳です。
一個例を挙げるとAT。
ATというのは、厳密にいうと当りではありません。
押し順ナビが出るのがAT、出ないのが通常時という事で、正確に言うとAT機には大当たりという概念がないという事になります。
これに目を付けたのがゴト師達って訳です。
次のページへ
【 トリテン外れの向こう側 】 メニューへ