[2]2014年9月16日から実施される内規変更/規制の件 [2014/9/4(木)] |
もう耐えきれなくなって花火が聞きます。
『どうしたんすか? 何かあったんですか???』
花火の問いかけに、部長がようやく口を開きます。
『内規が変わるらしい・・・。 今あるようなAT機は作れないみたいだ。 それどころか、天井禁止・MB禁止、サブ基板での抽選も出来なくなるかも知れない。 ARTも作れるかどうかわからんみたいだ・・・。』
営業マン一同、あまりに突然の事で全く理解できません。
部長のセリフが頭の中で繰り返しリピートされるだけです。
そんな時、今年入ったばかりの新人が口を開きます。
『いやっ、あの、それってノーマルタイプ以外何にも作れなくないですか??』
新人の言葉に一同ドキっとしながらも、部長の返答を待ちます。
すると部長が、ちょっと怒ったように僕らに言います。
『本当だよッ! 今聞いてる内容だったら、本当になんも出来ねーよ!! お前ら、片っ端からいろんな奴に連絡してみろ! 兎に角ウラだ、話のウラを取れ! 一体何が起こってるんだ!?』
っとこんな感じ。
寝耳に水感が凄く出てるでしょう?
いや、今回は本当に突然だったんです。
さて、ここからは今回の騒動の詳細、そして今後について書かせて頂きます。
そして初めに断わっておきますが、これから書かせてもらうのはあくまで花火の見解です。
まぁけど大体合ってるんじゃないかな?と思います。
まずこの内規が変わるという話。
これは、正確に言うと間違いです。
別に内規が変更になる訳ではございません。
5号機が一気に6号機になるって話でもありません。
今ある5号機を撤去しろ!って話でもないです。
別に変わらないんです、内規は。
じゃあ何をそんなに騒いでいるのか?
今回変更になるのは、保通協の出玉試験のやり方です。
各メーカーから保通協に持ち込まれた台は、事細かにチェックされそれにパスし、各県警に許可をもらってようやっと市場に出る訳ですが、今回この内の一つの出玉試験のやり方にメスが入れられました。
出玉試験。
これが保通協の検査の中で最大の山場となっております。
何回検査に持ち込んでも検定がおりないというのは、大体この出玉試験に引っ掛かってることになります。
この試験、大きく分けると三つ。
短期・中期・長期といった試験で出率を検査します。
細かく言うと、
400Gで300%、6000Gで150%、17500Gで120%の出率を越えてはいけません。
そして17500Gの長期試験は下限55%を下回るものであってもいけないという形になってます。
しかもこれは、設定別に全て試験されます。
各メーカーがこぞってこの上限ギリギリの数値を狙った台を作って持ち込んでいたんですが、今回はこの上限ではなく、
下限55%という所が問題になっております。
普通に試験したら、この下限55%なんて下回りません。
55%を下回るなんてどんだけ辛い機械なんだ!って話ですからね。
だから、この下限55%という決まりに関してはあまり注目される事もなかったんですが、今回の試験内容変更によって一気に注目を集める事になりました。
さて、その試験内容の変更を簡単に書きますと、今まで大当たり中・AT中は、通常遊技通り押し順に従って消化して検査していたものを、大当たり・AT中も全て順押しで消化するといった内容に変更されました。
こうなると、左押し順ナビを極端に低くして高純増を可能にしたAT機系は、全て引っ掛かってしまいます。
今後は押し順に関係なく、ベルやその他の小役をとれるようにしなきゃならない!というのが大きな変更点になります。
逆に言えば、そこで下限55%を切らなければART機もAT機も作って良い訳ですが、現状だと初代エウレカや忍魂ぐらいが限界なんじゃないかという話です。
またこの下限55%に加え、天井や疑似遊技(ベルリプや疑似ボーナス)についても注意喚起されたとの事です。
天井に関して言えば、大きな恩恵をつけたものが駄目だとか、それとも全く禁止なのか正直まだわからないとの事ですが、今のような天井はほぼ駄目でしょう。
疑似ボーナスも禁止なので、番長2などの機械も駄目になりそうです。
ここまでだと、大半が駄目になってくるような感じなのですが、結局今の規制の中の解釈変更といったような位置付けなので、どこまでが良くてどこからが駄目なのか?というのは今後探り探り行なっていくそうです。
ここからは今後についてです。
次のページへ
【 トリテン外れの向こう側 】 メニューへ