[2]メーカーによる「機歴優先販売」と「抱き合わせ販売」 [2014/7/14(月)] |
そして牙狼。
こちらはまたちょっと状況が違います。
案件が大パンクしたんですよ。
10万台の販売予定に対して、20万台近くの注文が入ったそうです。
スペックや版権も実績があるし、機械自体出来も良いし、役物も抜群にインパクトがありますしね。
まぁこうなると、大混乱だと思います。
ホールさんも、台が入らないってなった時はプレッシャーが半端ないっすからね。
我々営業としても、予定販売台数の倍近くの注文なんて、正直考えただけで寒気がします。
「売れるならいいじゃん」と思われそうですが、そうとは限らないんですよ。
機械の営業やってて、自分の持ち分を大幅にオーバーするような注文数が入ったりするのは、台が全然売れない時よりツライかもしれません。
電話が鳴りやまず、「どうなった?入るのか?絶対用意しろよっ!!あん時買いたくもない機種買ったよな!?」なんて、各ホールさんから言われるんです。
これはこれで大変で、収拾がつきません。
そんな時の僕ら営業マンの本音は、自分が苦しい時に付き合って買ってくれたホールさんや、長くからいつもお世話になってるホールさんを優遇して恩を返したい!なんて気持ちだと思います。
まぁ、この気持ちのまま入れて行くと、機歴優先っていう形になってしまうんですよね。
難しい問題です。
AKBと牙狼の販売方法、どちらも大分状況が違いますが、
共通してるのは「買いたくもない機械を買わされる」という行為です。
まぁ、あちこちで大変な騒動になってます。
ここまでの大荒れっぷりは、数年に一度のレベルです。
しかも2機種も同時に!
この嵐は、いつまで続くのやら・・・
この業界も少しは良くなったと思ってたのに、根本は変わってないんだなぁとがっかりしている所でございます。
メーカーにも、メーカーそれぞれの状況があるのでしょう。
沢山売れば多いって言われるし、少なきゃ少ないで揉める。
今回に関しては、その前の機械が問題だったりする訳ですがね・・・。
さて、ここでちょっと話が変わりまして、
「適正台数」についても触れておきたいと思います。
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