[2]コイン単価と市場の関係 [2014/2/24(月)] |
まずコイン単価の算出方法ですが、
「コイン単価 = 売上 ÷ IN枚数」となっております。
売上とは、単純にサンドに入ったお金の額。
IN枚数は、ちょくちょくこのコラムにも登場しますが、回転数×3枚で出てくるものです。
要はコイン単価とは、コイン1枚辺り何円の売り上げをあげるのか?という数字です。
ですから、コイン単価が高ければ高い程、スペックが荒いという事になります。
スペックの説明を聞く時にコイン単価がわかっていると、なんとなくその台の荒さがイメージ出来るようになっているんです。
そして、このコイン単価ってやつが近年では凄く上昇しているのです。
要は、スロットのスペックがどんどん荒くなっていることの証明でもあります。
ここらへんに現在のスロット業界が抱える問題が見え隠れするのですが、ここ数年のコイン単価と稼働の関係について見て行きたいと思います。
2011年初頭、スロット業界ではA+ARTが全盛期でした。
機種で言えば緑ドンVIVA・秘宝伝女神あたりでしょうか。
この頃一番荒いといわれる機械でも、コイン単価は3円を切るぐらいのものでした。
ちなみにAタイプ(ジャグラーや沖スロだと)だと2円前後ぐらいです。
だからこの頃は、全てのタイプの平均単価も2.5円ぐらいです。
平均の稼働はIN枚10000ぐらい。
そしてこの2011年夏に、とんでもない機械が登場します。
それがミリオンゴッド〜神々の系譜〜。
こいつのコイン単価が3.7円程度でした。
あの頃の平均単価を1円以上上回るとんでもなく荒い機械が登場したのです。
いや、衝撃でした。
そしてその荒さをしても、超高稼働という実績を残したのです。
ここから荒波時代突入か!?と思われたのですが、一旦その流れはストップする事になります。
その流れに歯止めをかけたのが、北斗救世主と番長2の登場です。
こいつらの単価は、北斗が3円ギリ切るぐらい、番長2は2.8円程度のものです。
そしてこの頃の稼働はIN11500以上となっており、五号機史上最も高い数字を叩き出したのでした。
この良い流れのまま2012年を迎えますが、2012年初めをピークに稼働はドンドンと下がっていきます。
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