[2]ガリバーが思うホール経営&集客提案 [2017/3/9(木)] |
《ホールが最も欲しい客層》
まず、世の中の打ち手は大きく分けて3種類。
@初級者 : 勝てる知識は無く、とにかくパチンコ・パチスロを楽しみたいという人達
A中級者 : 勝つための知識はあるものの、そこまでストイックでは無い人達
B上級者 : 専業含め、勝つことのみに執着している人達
ざっくり分ければこんな感じです。
当然ながら、ホール側が欲しいお客さんは@の初級者の方々。
設定1だろうがボーダーを下回っていようが打ってくれるので、利益をもたらしてくれます。
反対に、専業含めたBの上級者の人達は、勝てる台=店側の赤字になる台しか打ってくれないので本来ならいりません。
これらを踏まえて、集客方法の前に一つ昔話でも…。
実は私ガリバー、人生で一度だけ「出禁」を喰らった経験があります。
新規店開拓のために遠征した先でのことなのですが、入店するやパチンコがアホみたいに開いている台ばかり。
ただ一つだけ気になることが…。
洒落にならないくらい店内ガラガラなんです。
これだけ開けていれば専業もいていいはずなのに。
そして周りを見渡すと、至る所に「プロお断り!変則打ち禁止!」のポップが。。。
好奇心旺盛なガリバー君。
ちょうど当たったので、白服さんがベガ立ちしているのを知りつつあえて変則打ち!
「おそらくこれで注意がくるのだろう。 それが面倒で他の専業は来ないんだな…。」
そんな推理を確認するべく、あえて変則打ちしてみた結果…
白 「お客様…プロの方ですか?」
ガ 「違います。」
白 「当店では変則打ちは…」
ガ 「わかりました。 変則打ちやめます!」
白 「ありがとうございます。 では、その連チャンが終了次第ご退店願えますか?」
ガ 「なんですと!?!?」
まさかの一発退場…。
普通は「注意→警告→出禁」みたいな流れなので、一発出禁はビックリしました。
ちなみに当時はまだまだ下手くそで、全然玉増やせてないのに(笑)
そんな思い出話はさておき本題に。
では、プロを出禁にするこのお店。
果たして稼働は良かったのか?
前述しましたが、全然です。
そして、今まで見てきたお店で閑古鳥が鳴くようになるきっかけの多くが、いわゆる「プロを飛ばしてしまう」こと。
ということで、まず集客のための一歩目。
「専業(プロ)をつけること」
専業がホールにとって邪魔な存在なのは重々自覚しております。
ですが、手っ取り早い「サクラ」なんです。
「カラダとスロットで稼ごうや〜」なんてLINEしなくてもいいんですよ。
合法的且つ安上がりなサクラになるのが専業です。
客が客を呼ぶのが、今の日本社会です。
ラーメン屋だろうとパチンコ屋だろうと、多くの人が集まるところにつられて行きます。
細かくは後述しますが、設定6を入れても釘をガバガバにしても、それは無駄な支出になるだけで集客には役に立ちませんからね。
では、専業を呼ぶ必要性、居付かせていい専業、一般ユーザーへの還元、について、スロ・パチに分けて次から細かく書いてみたいと思います。
《一般ユーザーを呼ぶためには?パチスロ編》
真っ先にホールの方へお伝えしたいこと。
それは、パチスロでユーザーがお店に求めることは「期待感」なのだということです。
今のご時世で最も忘れられていることは。
「今日万枚出ちゃわないかな〜。」
「明日6ツモれるかも!」
「この間は負けたから今度こそ!」
…みたいなことでしょう。
でも、昨今の現実は?
「どうせベタピンだろ…。」
「客いないから出ないんだろうな。」
「また今日も負けるんだろうな。」
そんな声ばかりですよ?
ちょっと話が逸れますが、「低貸し」ってそれを表していますよね。
「4倍長く遊べます!」ってポップをよく見かけると思うのですが、これは負けるのが前提ですよね。
反対にしたらどうでしょう?
通常レートコーナーに「4倍多く勝てます!」って貼った方がポジティブじゃないですか?
まあ、実際にこんなポップを貼ったら「射幸心煽るからダメ〜!」となって速攻アウトですが。
あくまで例えです。。。
とにかく、「4倍長く遊べます!」的な文言が、逆に期待感が無いことを表していて、パチスロ=負けるものみたいな図式になってしまい、その時点でユーザーが離れてしまうわけです。
私が経営者なら、低貸しでめっちゃ勝たせて調子に乗らせて通常レートにいかせよう…なんてあくどいことを考えますけどね。
さて、話を戻して。
皆さん、パチスロコーナーで何を基準に打とうと思いますか?
●好きな台 → うん、健全です。
●合算確率 → さすが立ち回り講座ユーザー!
●期待値 → プロの方ですか?
でもね…
普通のおじさんやおばさんが見るのは、
「当たり回数・現在のG数・波」
これだけです。
特に大事なのが当たり回数。
確率が悪かろうが、いっぱい当たっていれば「このお店良い!」となってくれます。
そして後述するパチンコもそうですが、粘れば回数が必然的につくのは当然。
つまり、粘る客=専業をつければ回数がつきやすくなります。
おばさん達は、1000枚出たら波読んでやめちゃいますからね。
いくら設定6を入れても、稼働が無ければアピールになりません。
ここで最大のテーマとなるのは、「いかに設定1に回数をつけさせて色んな人に稼働してもらうか」。
一つ、ガリバー流のモデルケースを。
アクロスを筆頭に、奇偶設定のわかる機種におすすめ。
それは、「設定5を使う」こと。
例えばハナビを打っていて、BIG中に斜め風鈴が全然落ちない。
奇数濃厚な時点で、今の時代は「設定1か」とあっさり捨てられます。
ちなみに実体験でも、後ヅモは格段に5が多いですね。
でも、そのお店が設定5を使うと知っていたら?
奇数でも粘りますよね?
加えて設定2がベースのお店だったら?
「珍しく奇数じゃん!アッツ!」ってなりませんか?
私の数少ないコアなファンならお分かりかもしれませんが、ノーマル強い店がまさにそう。
普段うみねこやバーサスに偶数濃厚台(設定2)を使うことで、奇数の日は逆にアツいと粘らせる。
もちろん1を粘らされることも多々あり、それがホールの思惑なんだと思います。
当然、種蒔き期間として偶数ベースであることを伝えるために、しばらく赤字覚悟になるかもしれませんが、そこは我慢してください。
そして設定5を使うメリットがもう一つ。
いわゆる私のような「ジグマ」タイプの専業が多くなります。
その日だけ設定6を抜いて帰る専業・軍団を追い払えるとも言えます。
そういうタイプはガツガツしているので、ハナビの設定5(機械割105%)じゃ満足しないでしょう。
なおかつ設定5は、皆さんお分かりの通り、粘るには「ある程度強い根拠」と「設定1を打つリスクへの覚悟」が必要になります。
それは、毎日通うジグマじゃないと出来ないことです。
もちろん余裕があれば、たまに設定6を入れることでなお一層期待感を持たせることが出来ます。
そういった法則が作れれば、少なくとも2000G近くは判別のために専業が回し、当たり回数をつけ、その後に来た一般ユーザーは当たりが多いからと打つ。
そして出なかったとしても、ハマり台になり、ハマり大好きなオカルターの方が打つ。
まかり間違って、設定1と見切られた設定5を一般ユーザーの方が打てれば還元になり御の字。
こうすれば設定1でも稼働が増えるはずです。
補足で、設定5だと出玉アピールし切れないみたいなイメージがあるかもしれませんが、一箱カチ盛りしているだけで出玉感って出るものなんですよ。
AT機に設定6を使い、万枚出たところで「どうせヒキだろ?」なんて見られるくらいなら、ノーマルタイプで1000枚の方がよっぽどわかる人には好印象です。
本当は、利益の取れないアクロス系だけでなく、絆やジャグラーの設定配分も書きたいですが、ここまででかなり長いことに気づいたので、今後需要があれば…。
ちなみに判別が難しいジャグラーなんかは、もっと簡単に稼働を増やして利益を取る方法がありますけどね。
まとめると。
設定6は必ずしもいらない。
上手く設定1を専業に稼働させることで、一般ユーザーへの稼働に繋げる。
ホールにとって大きな痛手にならない設定5で還元する回数を増やす。
こんな感じで、私が経営する立場なら、どうせ甘くて抜けない機種は薄利多売で稼働を増やすことに繋げます。
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