[2]「小役」について真剣に考察してみる [2016/10/20(木)] |
『小役カウンターの蔓延』
そもそも今の時代、小役カウンターってほとんどの人が持っていますよね?
カチカチ君、カンタ君、スマホアプリ…。
余談ですが、元々小役カウンターって某雑誌の付録で限定品だったんですよね。
当時オークションで5,000円とかで取引されていた覚えがあります。。。
私はコインや電卓で数えてました。
さて、冷静に考えてみましょう。
こんな時代に小役を数えて設定がわかるような台ばかりだったら、ホールはどうなるでしょう?
当然やっていけません。
仮に2000Gも回せば小役確率で設定がほぼ確実にわかるような台ばかりであれば、お昼過ぎには設定6以外の稼働は無し、高設定を入れないお店であればお客さん自体来なくなるなんてことになりかねません。
昔はここまで小役カウンターは蔓延しておらず、もっと言うなら若い人でも小役に設定差があることすら理解していない人もかなりいました。
今のようなネット社会ではありませんでしたから、情報も少なかったです。
だからこそ、小役やその他の部分でかなり設定差がある機種ばかりでした。
代表的なのが、
『ドリスタ ミントのヒロイン救出大作戦』(2007年)
●赤・青のそれぞれの単独15枚役
設定1 : 1/109
設定3 : 1/109
設定5 : 1/131
設定7 : 1/437
『アストロ球団』(2007年)
●単独5枚役合算
設定1 : 1/22
設定2 : 1/18
設定3 : 1/20
設定4 : 1/18
設定5 : 1/22
設定6 : 1/575
もう小役カウンターとかいらないレベルです。
ドリスタもアストロも、中押しして設定6ほぼ否定されたときの悲しさときたら…。
あー、6入ってなかった店で12台全部中押し判別したの懐かしいなー…。
信じられないかもしれませんが、それでも設定6濃厚な台でもやめる人がいたぐらい情報が少ない時代。
今ならすぐにスマホポチポチですからね。
反対に、現代の機種で最もカチカチされているであろう、
『アイムジャグラー』
●ぶどう
設定1 : 1/6.49
設定2 : 1/6.49
設定3 : 1/6.49
設定4 : 1/6.49
設定5 : 1/6.49
設定6 : 1/6.18
『バジリスク絆』
●弱チェリー
設定1 : 1/44.4
設定2 : 1/43.4
設定3 : 1/42.4
設定4 : 1/41.4
設定5 : 1/40.5
設定6 : 1/39.7
絆の弱チェリーなんかはそこそこ差があるように思えますが、それでも5000G以上数えてやっと高低がわかるレベルだと考えています。
ちなみに5000Gでの設定1と6の弱チェリーの個数の差は、理論上13.3個。
意外と少なくないですか?
ジャグラーのぶどうは論外ですね。
実体験で500個の時点で1/6.8だったのが1000個で1/6.1になり、終了時1300個でまた1/6.4まで落ちたなんて経験もあります。
一日単位で収束するレベルではないということです。
これが時代毎のパチスロです。
だからこそ、小役カウンターが蔓延しているこの現代に、小役確率で簡単に判別できる機種を作らないのはメーカーとして当然であり、我々ユーザーもそれを踏まえて冷静に設定判別をしなければなりません。
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