[3]座右の銘は『一意専心』 [2015/1/14(水)] |
■第四章 : 目標を見失い、適当な生活を送る日々…からの脱皮!?
人生の目標が遠ざかり途方に暮れていた僕は、それまで生活していた野球部の寮を離れ、近くの別の大学に通っていた高校時代の友人の家で、しばらくの間居候させて貰うことに。
野球をする時間が無くなったことで想像以上に暇な時間が増え、その時間の大半を、高校時代の友人と、その友人達とで過ごしていました。
僕がパチスロを打つということを知った友人達もパチスロに興味を示し、その当時の持てる知識を全て伝えたらば、まさかの友人達全員がパチスロ好きになるという展開。
大学はたまに行く程度、時間の大半をホールに費やすという日々。
この時、アホみたいに打ち込んでいたのが、今でも自分の中で生涯最高の名機である「大花火」で、初めての万枚を達成したのも大花火でした。
この頃には設定をしっかり意識して立ち回るくらいにはなっていましたね。
そんな生活を送っていた大学2年の冬。
高校時代のクラスの同窓会が開催されるということで、地元に帰省。
高校2年と3年の時に担任だった恩師は、軟式野球部の監督にして大の野球好き。
僕が大学で野球を続けると言った時も、親身になって話を聞いてくれた先生で、その先生も参加とのこと。
野球を辞めたことをまだ伝えてなかったので、言うべきだよなと少し気まずい感じで同窓会の場に居たらば、お調子者の友人が僕の財布を取り上げ、「二見の財布の中こんなに入っとるで〜、野球辞めてパチスロやってばかりや!」と、騒ぎ立てます。
この当時は、財布にお金を多く入れていることがカッコいいとか勘違いしていたんでしょうね(汗)
とまあ、そんな感じで騒ぐものだから、当然先生の耳にもお調子者友人の声は入る。
次の瞬間、「二見、こっちにこい!」
まさかの、同窓会で公開説教開始!!
先生 「お前は野球を辞めて何をやっとるんや。 野球を辞めたのは理由があってやろけど、何か目標は無いのか?」
野球一筋、それ以外の事を考えたことも無かった僕は、目標など答えられるワケもない。
先生 「とにかく何か目標を作りなさい。 目標も無しに大学に通っていても、何も得るモノはないし、まともに就職も出来んぞ。」
その場はハイと答え、公開説教は終了。
それ以来、先生の言葉が頭から離れず、確かに何か目標を見つけなければと常に考えつつも、何も思い付かずにパチスロ三昧の日々を過ごしていました。
そんなある時、パチスロ雑誌をぼんやりと眺めていた時に電撃が走ります。
「ん、そういえばこの記事を書いている人って、これが仕事なんじゃないのか!? ・・・これだ! 大好きな野球を仕事にしたかったのと同じで、パチスロが好きならパチスロライターになれば良いんだ!」
はい、稀代のパチスロ馬鹿野郎の誕生です!
思い立ったが吉日と大学もヤメ、パチスロに専念するのだと決意を滲ませるのでありました。
P.S
先生はこんな風になるつもりで説教したのではないと理解しております。
でも、自分で決めた道なので、一片の悔い無しです。
この説教が無かったら、もっとダメな人生だったと思いますし、感謝しております。
■第五章 : パチスロのみでの生活始動
パチスロ一本で生活していくことを決め、何故だかワクワクウキウキしていた僕。
とりあえず、この決意を伝えたい人物が二人おり、その二人に相談がありますと張り切って報告することに。
ちなみにその二人とは、僕のことを可愛がってくれ、そしてパチスロで勝つ為のノウハウを色々と語ってくれたパチスロ師匠です。
(ちなみに師匠は三人いまして、もう一方は後に登場します)
20歳から21歳頃にかけてジグマっていたホールの当時の常連さんで、一人が通称「獣王の兄貴」、そしてもう一人が通称「とんがり君」と呼ばれていました。
獣王の兄貴は、その名の通り初代獣王の達人で、5台隣まで朝一の高確チェックランプが見えるといった恐ろしい瞳の持ち主。 正に瞳術。
ツモり損ねることあるの?ってくらい、しょっちゅう獣王の設定5か6をツモっていたイメージがあって、「一週間で200万抜けたわ」とか平気で言っている様な人でした。
後に初代ゴッドに何故かハマリ、恐ろしいくらいの負けっぷりを発揮して、僕がゴッドを打つのをヤメて下さいと言ったこともあったりしましたけどね(汗)
カレンダーにマイナス収支の記入が並びまくっていて、上からボールペンでグチャグチャってしてあったのには少し笑ってしまいました。
そんな獣王の兄貴は、スロ専業を引退後、就職したパチンコホールにて電光石火の勢いで店長まで上り詰めていました。
もう一人の師匠、とんがり君は、会社の社長で兼業スロッター。
ちなみに、髪の毛がツンツンしていたのでとんがり君という名前が付けられていました。
とんがり君は、AタイプからCT・AT機まで幅広く得意としており、目押しの腕はピカ一。
縦横無尽な立ち回りは参考になりました。
そんな二人の師匠に、これからのことを報告したのですが、頑張れよと明るい感じで励ましてくれるモノだと思っていたところ、返ってきた反応は全く違うモノでした。
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