[2]裏モノ全盛期話、続編 [2017/9/20(水)] |
そんなある日の、時は2002年3月13日。
※収支表見たらこの日でした(笑) もう15年も前なんですなぁ〜
チョロ打ちは数回ありましたが、なんだか危ない雰囲気にガッツリ打ったことの無かった空拳。
そんな空拳のシマに足を踏み入れた瞬間、まさかの事態が!
「台の上に設置されているパトランプが光ったよ〜」
すいません、何やそれってなりますよね(笑)
説明しますと、実はこのホール、各台の上にパトランプが設置されていて、そのパトランプが光ると高設定確定というサービスがありました。
そのパトランプが光ると、設定456確定、56確定、6確定の札を店員が刺しに来るというモノでして、パトランプが光るタイミングは、セットされた時間になったらと、セットされたボーナス回数に到達した時の2パターンでした。
そう、時間でセットされていたパトランプが、たまたま僕が通った時に光ったんですよね。
高設定確定ということで、とりあえず反射的に台を確保。
とりあえずスロッターのサガ的な行動。
しかし、空拳だしやっぱりヤメておこうと直後に考え直す。
すると、テクテク歩いてきた店員さんがぶっ刺した札は、なんと設定6確定の札。
6!?
6なのか!?
6確定の台を捨てても良いのか!?
これを捨ててもし爆裂したら、アイツ何考えてんだって思われるかもしれない。
いや、それ以上に設定6なら普通に勝てるでしょ。
いくらなんでも設定6確定ならイケるはず。
そんな感じでいつの間にか超ポジティブ二見となったことで、あれだけ違和感がありガッツリ戦うことを敬遠していた空拳と勝負することに。
すると、実戦開始から地味にハマる。
そして単発。
追加投資。
地味にハマってショボ連。
追加投資。
大きくハマって単発。
追加投資。
すぐに初当たり引いてもショボ連で伸びず。
追加投資。
と、くそほどにつまらない展開が延々続き、気付いた時には69000円がサンドの中に。
嘘だ、設定6でこんな挙動になるわけない。
こんなことあっちゃならないんだ〜。
カイジばりに頭を抱えるも、投入したお金は返ってこない。
待てよ。
もしかしたら、この札はガセなんじゃないか。
基本的にこのホールのことは信用していたけど、さすがに空拳に関してはおかしい。
ワケのわからない台で大敗を喫した二見は、頭がおかしくなって店長に猛抗議することに。
注:ここからは若気の二見ということで大目に見て下さい(笑)
二見 「店長、これ6じゃないですよね?」
店長 「いや、6です」
二見 「いやいや、いっつも高設定確定で出ていないしおかしくないですか?」
店長 「いや、6です」
『ムムム、これまでこのへんてこな台で血と涙を流してきた同士の為にも、ここは簡単に引き下がれない』
そんなワケの分からない正義感に勝手に後押しされる二見。
二見 「でも、他の機種の高設定はちゃんと出ているじゃないですか、空拳だけはガセっていますよね?」
店長 「いや、それでも6なんですよね〜」
二見 「基本的に店長の事は信用していますが、この空拳だけはおかしいと思うんですよ」
店長 「いや、6ですね〜」
二見 「店長もなかなか頑固ですな〜、これだけはさすがに6じゃないと思いますよ」
店長 「いや、誰が何と言おうと6です」
二見 「ムキー!!! そこまで言うんだったら設定6ってところを証明して下さいよ〜!!!」
店長 「分かりました、良いですよ」
二見 「………へ?」
店長 「お客さん、いつも来て下さっているし、そこまでいうなら閉店後に設定確認させてあげるのでシマにいて下さい」
なんですと!!!
ということはつまり、設定キーを捻ったら絶対6って表示されるやないですかい。
店長の思いがけない一言で頭を冷やした二見はこう思った。
『この空拳、設定6ですわ』
店長に、「熱くなってすいませんでした、設定確認は大丈夫です、設定6だと思います」と謝罪し、シマを後にする二見。
いつも頑張って設定を使っている店長なのに、申し訳ないことをしたなと反省した若かりし頃の二見なのでした。
にしても、甘い辛いはあるにせよ、5000枚オーバーは当たり前、15000枚も普通に狙えるのが裏モノの高設定と認識していただけに、衝撃的な一台でしたね。
これ以降空拳に触ることは一度も無かったのですが、やはり同じ様に設定6で爆死、出ても1000枚〜2000枚という結果が多かったですね。
最終的にこの空拳、設定1で機械割40%、設定6で機械割85%くらいの極悪スペックと二見解析しました(笑)
こんなスペックが出てくるのも、裏モノの面白さの一つだったのかもしれません。
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