[2]二見的、壮絶な台取り合戦 [2017/4/5(水)] |
「其の一」
後に友人となるT君とのマイホールでのバトル。
この日は爆裂AT機規制による撤去を目前に控えていた4号機の初代獣王で、最後の設定6を打てるチャンスの日。
獣王の設定6といえば、平均万枚の超エクストラ設定。
設定看破も超簡単で、サバチャン(AT)の突入契機である純ハズレを低確率状態で2回引けば、ほぼ確信を持てる仕様でした。
そのホールに設置されている獣王の台数は7台。
設定6を投入する示唆がなされていた為、当然朝から満席です。
その7人の中には、当時マイホールで強力なライバルだったT君も参戦。
スタートから数分。
1回目のハズレでサバチャンをゲットした台が、僕でもなくT君でもなく他の台で出現!!
その後、自分の台にもハズレが来ましたが、当然の様にハズレて愕然。
1回目のハズレからサバチャンに当選した台が2回目のハズレでもサバチャンに当選し、設定6が確定的に。
これが獣王で設定6を打てる最後のチャンスだったのにとガッカリ。
最後にあの楽しい仕様を堪能したかった。
が、ちょいと待てよ。
その設定6である獣王。
どうも打ち手の方の様子がおかしい。
さすがに設定6だと気付いていないとは思えないが、打ち方的になんとなくヤメそうな気がする。
そう直感し、普段は朝一台でダメなら撤収が大半だったマイホールでの実戦でしたが、この日は帰宅せずホールに滞在してみることにしました。
まぁさすがにすぐにはヤメないだろうと、友人と話したり休憩所で休んだりしながら待機したり、たまに獣王のシマを覗いたりして時間を潰していると、同じくツモり損ねたT君と通路ですれ違った時に違和感が。
もしや!
やはりおぬしもか!?
T君も同様のことを感じていたのか、獣王の設定6が空くのを信じているかの如くシマの様子を伺っているではないか。
彼もこの頃は基本的に狙い台がダメだったら撤収する傾向にあったので、滞在していたことにおかしいなと違和感を覚えたんですね。
当然、この時にはT君も僕が獣王の空きを待っていることに気付いているはず。
ここから、二人の壮絶な空き台待ち合戦が始まる。
ちなみに、当然のことながら二人ともシマに張り付く様な真似はしません。
20分に1回くらいシマの様子をサラっと伺うといった、モラルを守りつつの超スローペースな椅子取り合戦みたいな攻防。
そして迎えた午後15時。
通路を歩いていると、獣王の設定6を打っていたお客さんが、ジェットカウンターへ流そうとメダルを持ってコチラへ歩いてくるではありませんか!
やはり、空き台になるとの直感は当たっていた!
しかも、T君はちょいと前に離れたシマに居たはず。
コレは貰った!!と足早に獣王のシマへ突入すると、獣王は無人!
は〜、これでついに念願の設定6が最後に堪能出来ると、ハッピーな気持ちで台を確保しようとした瞬間、衝撃の光景が目に飛び込む!!
下皿に金のマールボロが置いてあるやないですかい。
???
コレはさっきのお客さんのタバコか?
いや違う。
コレあれや。
ヤツのタバコや〜〜〜。
一体全体どんな技を使ったんだ。
瞬間移動の使い手か。
一気に気が抜けた二見を尻目に、ノソノソと戻ってきたT君がシメシメと言わんばかりの態度で獣王の設定6を打ち始める。
※二見の被害妄想込み
涙を流しながらハンカチを咥えてムキ〜ってなっている稲中卓球部の前野ばりにムキ〜ってなりながら、獣王のシマを後にしました。
それにしても、この時は相手がライバル視していたT君だっただけに、余計に悔しかったですね。
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