[1]正義の味方のホンネとタテマエ [2013/10/18(金)] |
帰宅したのは22時。
我が家の車庫に車を停め、車を降りると何気なく夜空を見上げた。
「北斗七星が見えないなぁ。」
昨今、夜でも空が明るい。
カシオペア座は見えるが、北の地平線近くは明るくて北斗七星が見えなかった。
明日は北斗世紀末を打つ。
そう決めた。
北斗七星が見えないのなら、明日はケンシロウの頭上に北斗七星を輝かせてやろうではないか。
ふと東の空へ目をやると、プレアデス。
その下にはアルデバランとカペラ。
「もうそんな季節かぁ」などと感傷に浸っている場合ではない。
明日は勝負だ。
ジャギをギッタギタにやっつけてやる。
いや、決して弱い者イジメが好きな訳ではない。誤解されては困る。
俺は正義の味方なのだ。
その立場に立った上での決意なのだ。
「ジャギをギッタギタにやっつけて上乗せ60だぜ。」
いや、弱い者イジメに快感を覚える訳では決してない。
北斗七星は七つ星。
プレアデスは七姉妹。
しかし、「行方知れずのプレヤード」肉眼でよく見えるのは星六つ。
六連星。
この六連星をモチーフにしたという説があるのが、真田氏の家紋の六連銭。
これで明日のラッキーアイテムは決まりだ。
俺は日頃から手拭いを愛用している。
粋なデザインやシブいデザインの手拭いを小さくたたんでハンカチ代わりにしているのだ。
所有している手拭いの中に、真田氏の結び雁金をあしらった手拭いがある。
結び雁金といえば真田氏。
真田氏といえば六連銭。
六連星。
七姉妹。
七つ星。
北斗七星。
北斗の拳。
素晴らしい。
見事なこじつけ…いや、見事な論理である。
明日は結び雁金の手拭いをポケットに忍ばせてホールにゆけば、たちどころにジャギをギッタギタのボッコボコにしてやれるに違いない。
いやいや、悪を成敗するのである。
正義の味方は弱い者イジメなどしないのだ。
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