[1]野菜川淳二の怖い話2 [ 2016/8/2 ] |
全国の敏腕スロッターの皆様こんにちは。
どうも、稲川淳二です。
間違えました野菜川淳二です。
いやあ、そろそろ暑くなってきましたねー。
そういうときは怖い話でも聞いて涼しくなりましょうや、ってなもんだ。
ついこの間の話ですよ。
金曜日の夜。
アタシね、いつものホールで打っていたんです。
ええ、サンダーですよ。
そろそろ帰ろうと思ったからメダルを店員さんに流してもらってたんだ。
そしたらね、店員さんこう言ったんだ。
「明日は年に一度の日ですよー」って。
あたしね、それを聞いたとたんゾーッとしたんだ。
よく考えてくださいよ。
普通ね、そんなことあるはずが無いんだ。
あるはずが無いんですよ。
こんないつも出してないホールに、そもそもイベントなんてものがあるはず無いんですよ。
私は店員さんに向かって笑い飛ばしましたよ。
またそんな事言って嘘なんでしょ?って。
でもね、なんかおかしい。
なーんかおかしいんだ。
店員さん、笑ってないんだ。
真顔だったんだ。
真顔でずっと同じこと言ってるんだ。
他のお客さんにも、同じことをずーっと言ってるんだ。
明日は年に一度の日ですよ…
明日は年に一度の日ですよ…
ってね。
それであたしはピーンと来た。
ああ、これは霊の仕業だって。
ええ、根拠なんてありませんよ、あるはずないじゃないですか。
だからね、あたしは翌日このホールへ向かったんだ。
店長に文句言ってやろうかと思ってね。
明くる日、あたしは一人じゃ心細いってんで友人Aを誘って、一緒に整理券もらって並んでたんだ。
すると常連の人達が、まるで何かにとりつかれたかの様な声でこう言った。
「今日は絆。絆しかない」ってね。
いやー、あたしビックリしちゃってね。
ほんとは偽物語を打つ予定だったんですが、開店と同時に一目散にバジリスク絆に座ってしまったんですよ。
今思えばおかしな話ですよ。
きっと「何か」にそう仕向けられたのでしょうねえ。
バジ絆なんて普段まったく打たないものですからね。
設定判別だとかそういうのは最低限のことしか知らないんです。
まあ本当に高設定ならば打たない理由もないわけですし、せっかく座れたんだ、ちょっと頑張ってみようかと決心したわけです。
あー、会場の皆さんの中に「巻物」引くのが苦手だぞーって方はいらっしゃいますか。
…5人、6人。
ほお、結構いらっしゃいますね。
あの焦れったい感じはそうなってみないとわからないですよね。
ほんとイヤになっちゃうんだ。
皆さんはご存じでしょうが、あたしは昔っから巻物を引くのが苦手でねぇ。
打ちはじめて300G経った頃でしょうか。
周りはATに入っている人もちらほらと出てきているというのに、私だけメダルの貸し出しボタンから指が離せないんだ。
あーやだなー。
これは困ったなー。
なんて思っていたその時ですよ。
変な生き物が突然画面に出てきたんです。
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