[1]ブラックラグーン2と野菜〜決着編〜 [ 2016/3/8 ] |
全国の敏腕スロッターの皆様ごきげんようでございます。
野菜思う故に野菜あり。
でおなじみ野菜です。
前回までのあらすじ。
まさに奇跡。
ブラクラ2で大事故をおこした野菜。
隣で打つ友人の応援と共に今まで全てのマイナス収支への反逆となるのか。
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※注 : 本編を読む前に
前回は「なんかくっさいしゃべり方」でお送りしたのですが、2回も続けるとさすがに胃もたれを起こしますので、普通に戻します。 あしからず。
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以下本編。
私は軽い頭痛に苛まれていた。
ARTを消化しはじめて随分と時間が経った気がする。
こんなに長い間ARTを消化するのは本当に久し振りだ。
激しい光と音で頭が痛くなってきている。
やはり長い時間強い光を見続けるのは良くない。
そう考えると、高純増のAT機もあながち悪くはなかったと思う。
現在、約1200Gを消化してやっとこさバレ満になった所だった。
『…野菜よ、別に口を挟みたくはないんだが…』
『みなまで言うな。 バレ満になるのが遅いと言いたいのだろう。』
確かにここまでの間、バレットは思っていたより貯まらなかった。
獲得枚数は、ボーナスをそこそこ引いたおかげでかなり伸びてきているが、この台の醍醐味であるバレ満状態になるまでおよそ1200Gもかかったのだ。
『こう言っちゃなんだが、野菜。 残りのG数だけでは万枚だなんて遥かに遠いぞ。 歩いて月をめざすようなものだ。』
隣の友人がどうしようもない履歴のマクロスを打ちながらそう忠告してくれた。
そうは言われても、自分ではその日の引きは本当に素晴らしいと思っていた。
スーパーヘブンズラッシュの後も絶え間なく上乗せを重ね、割りと軽くボーナスを引く。
こんなに楽しいことがあるだろうか。
これこそA+ART機の真骨頂の楽しさではないだろうか。
そう思っていたが、これでもまだ、万枚には及ばないというのだ。
『じゃあどうすればいいんだ、教えてくれ。 どうすれば万枚に手が届くんだい。』
『おーけー落ち着け。 いいかい。 お前さんはまだ何か忘れているぞ。 この台のもう1つの爆裂契機をな。』
自慢げに語る友人が何の事を言っているのかはすぐにわかった。
「ヘルズラッシュ」
ブラクラ2から登場した、毎Gフリーズする超上乗せ特化ゾーンだ。
そんなもん引けるわけが無い。
そもそもいまだかつて引いている人も見たことがない。
俺はもう十分にこの台の楽しいところは味わわせて貰っている。
これ以上を望むのは強欲というものだろう。
あとは自然の流れに身を任す。
その時の私はやけに落ち着いたそんな心境だった。
『まあなるようになるよ。 そんなことよりお前もそろそろ当てないと投資が酷いことになるぞ。』
その時の友人のマクロスへの投資は恐らく500枚程だろうが、ここからの投資のスピードは加速する一方だろう。
しかしこのブラクラ。
レア役が仕事するんだ。
なんというか、本当にもう滅茶苦茶に仕事をするんだ。
まるで壊れたオモチャのように騒ぎまくる。
徐々にG数を増やしていき、大して偉くない中段チェリーを引く。
そして気付けば、
また残り1000Gを越えていたのだった。
『…おい野菜よ。 別に文句って程でもないんだが…』
『なんでしょうか』
『なんていうかその、うるさいんだ君の台は。 とてもうるさいんだ。 隣でそこまでやられると、俺以外の人間ならすぐに席を離れちまうぞ。』
何を言い出すのかと思えばこのターキーは。
自分が打っているマクロスがどういう台なのか理解しているのだろうか。
その数分後。
まるで女性が変態を見たときのような甲高い声が聞こえた。
声の主は隣の友人だった。
『おい何だ今のは。 ここがステイツなら今頃店員に蜂の巣にされてるぞ。 不愉快だって』
『おい。 コイツをみてくれ。』
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