[1]ブラックラグーン2と野菜 [ 2016/2/28 ] |
− 2016年 日本
その日、ある男に歴史的な事件が訪れた。
全国の敏腕スロッターのみんなごきげんよう。
野菜だ。
冒頭からなにやらたいそうなことが書いてあったが、いやなに大した話じゃないさ。
俺のワイフの機嫌の悪さに比べたらね。
賢明な諸君のことだ。
このくっさい喋り方に、中には気付いた人もいるかもしれない。
今回はこのまま最後まで突っ切るつもりだ。
なあに、どうせ俺なんて元々たいした記事を書く人間じゃない。
読んだところで身になることもなけりゃ何も役にもたたない。
気軽に読んでくれたらそれでいい。
手元にコーヒーはあるかい。
OKだ、この記事が読んでくれてる貴方のゴキゲンなティータイムを演出できることを祈って。
〜注意!この記事を読む前に〜
(稼働の内容と登場人物以外はほぼほぼフイクションです。 日常的にこんなしゃべり方をしていると対人関係に支障をきたすため注意が必要です。)
− その日、おれはいつものホールに向かっていた。
ラジオから流れるエアロスミスを聞き、鼻歌まじりにな。
そのホールに俺の狙い台はたったの1台しかない。
そう。
『ブラックラグーン2』。
設置店舗も減り、出た当初から世間ではドM専用台だの、本場のキムチより激辛だの言われているようだがそんなことは俺には関係ない。
ブラクラが好き。
これ以上の理由を持ち合わせちゃいないんでね。
スキップをしながらホールに入ったおれは度肝を抜かれた。
すでに友人A(cv茶風林)が1台しかないブラクラを、もう一人の友人Bとぎゃあぎゃあ騒ぎながら打っているじゃないか。
『へい。 この台の管理は私が引き継ぐ、君達は元の場所(ジャグラ―島)に戻りたまえ』
『くそっ! 野菜! またお前か! 好きにしやがれ! ったく! おい! ボビー! 帰るぞ! マンソンの店でコーヒータイムだ!』
快く代わってくれて助かった。
そうでなければヤツとの決着でブラクラが打てなくなるところだった。
時間は昼過ぎ。
まだボーナスもARTも0回、340Gハマりだ。
一体連中は何をそんなに騒ぎながら打っていたのか甚だ疑問である。
しかし、この台もまだこれから始まるパーティーに萎縮しちまってるようだ。
2本目の煙草を吸い終わった頃、投資が500枚を越そうって時におれはすぐさま強チェを引いた。
それがなんとかBIGボーナスに繋がってくれたんだ。
ヒヤヒヤもんだ。まったく。
これ以上の投資はどんどん膨らんでいくばっかりだからな。
ボーナス中のベル外れからバレットバトルへ。
よーしよし、OK、いい子だ。
ここまでは完璧、言うことは無い。
あとは鬼畜メイドとヤクザ侍が出てこなければ、帰りに母さんのミートパイをご馳走しよう。
しかし出てきたのは鬼畜メイドのロベルタだ!
くそったれ!
どうにでもなりやがれ!
案の定こてんぱんにされる。
ぐうの音も出ないほどに。
畜生め。
俺が何をしたってんだ。
まあさすがにもう慣れっこだが、やる気を大分削がれちまった。
だが、その日の俺はひと味もふた味も違ったんだ。
次に引いたREGが事の始まりだった。
完走だ。
そうだ!
そういうのが欲しかったんだ!!
ここからが本当のパーティーの始まりだ!
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