[1]パチスロ昔話 〜健介の大サービス〜 [ 2014/6/29 ] |
どうも。
42歳の転勤族サラリーマン。
ナラ シカオです。
先日訪れたホールで、面白いポスターを見かけました。
「○○ホール・スタッフ総選挙」
満面の笑みを浮かべる店員さんたちの写真と、プロフィール。
そして、「ぜひ投票ください」の文字。
と、投票?
コインサンドに千円いれる度に、投票用紙くれるのでしょうか?
一体全体、誰が喜ぶのか全く理解できない企画を眺めながら、つくづく思ったんです。
「パチンコ屋って、健全になったなあ」って。
ここ数年にパチンコ屋に通い始めた若人には想像もつかないでしょうけど、今のパチンコ屋さんって、
店内にはオシャレなBGMが流れ、
有名タレントがテレビCMに起用され、
女性がひとりでも気軽に入れる、
遊技場じゃないですか。
四半世紀前のパチンコ屋さんときたら、
店員の煽りマイクと共に軍艦マーチが爆音で流れ、
パチンコ屋のテレビCMなんてそもそも存在せず、
女性がひとりで来店すると、店内が「ざわっ」とする、
博打場でした。(ねえ、まゆりんさん)
今日も、24年前のパチンコ屋店員時代を振り返り、昭和のパチンコ・ダークサイドへご招待します。
以前の日記で少し触れた、佐々木健介似の社員さん。
バイトの私たちを飲みに連れて行ってくれたり、仕事を教えてくれたり、面倒見のいい先輩だったのですが…
前職が影響しているのか、健介さんは、男気があるというか、見栄っ張りな一面がある人でした。
食事をオゴる、というと、とても食べきれない大量注文を炸裂させ、2次会は不相応な高級クラブ…
そんな人でした。
ある日。
私は大学の友人(身長188pの大男)と、バイト終わりに飲みに行く約束をしました。
福岡から、大学入学をきっかけに大阪に出てきたばかりの私にとっては、数少ない貴重な友人です。
私のバイトが終わる30分くらい前に、その友人がホールに迎えに来てくれました。
パチンコをしない友人は、空いた席に座わって、私を待つことに。
私(バイト中)が友人としゃべっていると、健介さんが肩をいからせながらやって来ました。
「うぉい〜 シカオ〜 お前のツレ(友達)け?」
「はい、そうなんです。 このあと飲みに行くんですよ。」
「うぉい〜 それやったら、こんなところで待たせんと、パチンコでも打たせたれよ〜」
「いや、パチンコやったことがない奴なんですけど…」
友人に聞くと、少しだけならやってみたい、とのこと。
健介さんオススメのセブン機に座らせました。
「うぉい〜 シカオ〜 ツレに少しサービスしたれや〜」
「え? サービスってどうするんですか?」
「玉、入れたれや〜」
「…いいんですか?」
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