[1]見てはいけないもの [ 2014/7/17 ] |
『バイオハザードってどうやって打つんですか? 指示に従っても全然コインが増えません』(M君の日記より)
懐かしきかな4thリール。
大学時代に、真っ暗なホールで突然出てくるゾンビにビクッとしながら、誰かに見られてないか周りをキョロキョロしてみた記憶は鮮明に残っています。
同時に、軽くトラウマになりそうな思い出も。
大学時代、朝一バイオハザードを回していた時のこと。
実家からのメールで愛犬の死を知らされ、肩を落としながらレバーを叩くと・・・そこには、ゾンビ犬をピストルで撃ちぬくクリスの姿。
低確チェリーでのART当選は喜ばしいはずなのに、その日は気持ち悪くなって帰ってしまったり。
しかしながら2ndリールの一確目は実に美しく、歴代の機種の中でも上位を争う名機だったことは間違いありません。
台枠での反射を利用したタイラントフラッシュや、違和感たっぷりのリーチ目も文句なし。
「エアスロット」なんて言葉が流行った時期もありましたし、私もよく空振りやっていました。
最初はリールが4つもあるのは面倒だと感じていましたが、変則打ちOKのウェスカーモードをエスパーで引き当てたときの興奮や喜びは今でも忘れられません。
そんなこんなで、バイオハザード(山佐)。
もう一度打ちたいなぁとしみじみ感じたアツい一日でした
さて、今回は『見てはいけないもの』ということで、先日の恐ろしい話…というより悲しかったお話。
これはまだ、初夏だというのに、軽く気温30度を超すジメジメと湿った暑い日に実際に起きた完全に誤った立ち回りの話だ。
≪1st story 『刺青を入れたやたらといかついオジサン』≫
久しぶりの休日に、意気揚々と新台コーナーへと向かった。
狙いは「蒼天の拳2」。
理由は簡単だ。
ケンシロウより霞拳志郎の方が強い気がする=蒼天の拳の方が勝てそうな気がする+新台だから回してみたい。
何とも危険な理由である。
冷静に霞拳志郎が強い理由を考えると、『周りが弱そうに見えるから』この一点に尽きる。
いざ、遊戯を開始するが、なかなか厳しい台だ。
当たれども当たれども2連、3連の嵐。
拳志郎は軽くねじふせられてしまう。
霊王さんよ。
眉間を掴むと強くなれるのかい。
それじゃぁ私も一掴みしてみようか。
眉間に力を込めてみたが、引きは変わらず。
霞拳志郎の方が強いというのはやはり気のせいだったようだ。
下皿のコインが潰え、追加投資にテンションを下げていると、左隣の空台に着席する男性が視界に入ってきた。
タンクトップにハーフパンツ。
腕は私の太ももくらいありそうだ。
相手に気付かれないように首をひねると、肩から二の腕にかけて何やら怪しげな紋章が見える。
頭に浮かんだのは、地元で有名なヤクザの話だ。
店内には「暴力団追放のお店」なんてことを書いたポスターが張ってあるが、本当のところは確認をしているはずがない。
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