今日スロットを回しに行ったら、200円で3000枚くらい出ました!
すごくないですか?(Y田くんの日記より抜粋)
今回より、読者ライターということで投稿させていただくことになり、ちょっぴりドキドキワクワクしています。
仕事柄、毎日学生の「学習の記録」なるものをチェックしているのですが、まだまだ中学生だというのに、早くもパチスロの才能を開花させてしまっている子どもたちがたくさんいるんですよね。
冒頭の日記は、私がまだ根っからのスロッターだと子どもたちに知られる前のこと。
学生がゲームセンターへ入り浸るのは感心できることではありません。
しかも時期が定期試験の前だったんです。
『テスト前だぞ! 何やってるんだー! しっかり勉強しなきゃ!』
しっかりコメントをして、学習の記録を返却しましたよ。
『それで、何打ったの?』
思わず最後に付け加えてしまったこの質問のせいで、次の日から話題がヒートアップ。
Y君は昨年無事卒業を迎え、「高校卒業したら一緒にスロット打ちにいきましょう!」なんて嬉しいことが書かれた色紙をプレゼントしてくれました。
どうも、パチスロ部顧問の船乗りジョニーです。
さて、前置きはこれくらいに。
人は窮地に追いやられてこそ、本当の力を発揮する。
スグルではないが、火事場のクソ力というやつだ。
聞いた話では、女性の出産時の握力は100キロを軽く超えるらしい。
驚くことに500キロに達する女性もいるという。
握力500キロと言えば、ゴリラのそれに匹敵する。
願わくば、彼女がゴリラではないことを祈りたいものだ。
完全に余談になるが、地上で握力がもっとも強い動物はコアラらしい。
オーストラリアへの旅行時、コアラを抱いてみたいと考えている方がいたならば、是非とも考えを改めてもらいたいものだ。
肩に抱き付くと同時に鎖骨を粉砕されるかもしれない。
せっかくの旅行が台無しに…なんてことも考えられる。
本当にどうでもいい話だった。
本題に戻ろう。
最近は立替の支払いが多く、金欠の日々が続いていた。
本来ならもっと余裕があるはずなのに。
本来ならもっとパチスロを回しに行けるはずなのに。
財布には、次の給料日までの最後のお小遣い、1万円。
こうなっては仕方がない。
あと一週間、無駄遣いを減らして計画的にやりくりをしよう。
ガソリンを2000円入れて、毎日のお昼ご飯700円×7日と、タバコ5箱で2300円とコーヒー代で…
よし、打ちに行こう!
仕事帰り、意気揚々とパチ屋へ足を運ぶ。
サンドに諭吉を詰めたら空になる財布など必要ない。
胸ポケットに、精一杯の1万円を忍ばせて戦場へと向かった。
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