[1]ストW男爵(ライバル) [ 2015/7/31 ] |
読者諸兄ご機嫌よう、男爵です。
皆さんにライバルはいますか?
スロッターであるならホールが勝負の場、台を取りあうスロッター全員がライバルでしょうか。
自分がライバル?
確かにレバーオンに全てがかかる以上、自分との戦いとも言えますね。
私はある日出会ったのです、共に拳を交えるライバルスロッターに。
スロット紳士こと男爵の体験談を聞いて欲しい。
私は新台導入初日の朝からホールに入った。
当時私は会社を辞めた直後で時間だけはあったため、平日朝一稼働が可能になっていた。
昼から散財し、夜は泥酔という生活を満喫していたため、親から「こんな明るいニートは初めて見た」と言われたのを今でも覚えている。
(求職活動はしていたので厳密にはニートでは無いのだが)
やって来たのは、立地がいいだけの有名ボッタクリチェーン店。
並ばずに新台が打てる、それだけがこの店を選んだ理由だ。
開店と同時に私はまっすぐ新台コーナーに向かった。
私の数歩先を一人の男が小走りに進んでいく。
目的は同じ、新台『ストリートファイターW』だ。
その男は角2、私は角台を選んで着席した。
見たところ、私と同じ20台後半の男。
平日の朝から仕事はどうしたんだ、キミもニートか、ニートなんだな。
勝手な決めつけで彼を無職認定して打ち始めた。
約一時間、互いに何の動きもなくハマっていた。
さすがボッタ店。
リュウ氏が昇龍拳とともに滝壷に転落する演出にも飽きてきた頃に、ようやく強チェリーからART覇道連舞に突入した。
直後に隣では、ボーナス中7揃いでART突入を決める。
その時彼が、私を見てにやりと笑った気がした。
そして、突入画面のままタバコに火をつけて一服しだした。
なんだ、ボーナス一回分優位に立ったとでも言うのか。
なるほど、キミもファイターか。
ならば受けよう、この勝負を。
戦うためにここにいる、リュウ氏も台からそう言っている。
スロニートファイター2人の出玉勝負が幕を開けた。
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