[1]ライターズ・ファンク [ 2017/4/18 ] |
読者諸兄ご機嫌よう、男爵です。
花火氏が一旦長期休載、そして春川亭三七氏が立ち回り講座を卒業されました。
業界情報をわかりやすく、時に笑いをまじえて伝えてくれるお二人のファンは多かったと思います。
かくいう私もその一人、楽しみにしていた記事がもう更新されないと思うと寂しい気持ちもありますが、そこは新たなステップに進むお二人を笑顔で送り出したいものです。
昨今はパチスロにかかわる人間として、業界情報を伝える人も、実戦企画を展開する人も、タレント的な活動をする人も、全てまとめて「ライター」と称されることが多くあります。
今回はパチスロそのものではなく、いわゆる業界をとりまくメディア、特に「パチスロライター」についてのお話。
あらかじめおことわりしておきますが、少し真面目な話、というより私個人の考えの部分が多く含まれるので退屈だという方も多いと思いますが、お時間があれば眺めてみてください。
また、ここから先は男爵個人の経験や考えに基づく話であり、立ち回り講座の方針及びクランキー氏の考えではないのでご注意を。
それでは、スロット紳士こと男爵の体験談を聞いてほしい。
■男爵が最近みた来店企画
「美人ライター○○さん来店!」
駅前の大型チェーンホールにデカデカと電子ポスターが並び、スロッタ―に来店を促す。
なるほど、確かに美人だなと思う、ただ失礼ながら全く知らない人だ。
人によって差はあるだろうが、いわゆるパチスロライターの認知度というのはどの程度なのか。
昔、それこそ情報のメインが雑誌だった頃は、勝つために、攻略の糸口をつかむためにスロッタ―は雑誌を求めたし、多数の有名ライターがいたような気がする。
現在はメディアの多様化や遊技人口減少の影響もあり、記事で名を上げるライターは少ないのではないだろうか。
名前を売るという意味では、動画出演でタレント的な人気を得るのが現状の正解なのかもしれない。
そしてそれも商売だし、ホールの広告塔として活動するというのが悪いとも思いません。
とはいえ、私はほとんど雑誌を購読しないし、定期的に観る動画も無いのでそのあたりは疎いのだが。
気を取り直し、美人ライターへの興味とホール状況チェックを兼ねて自動ドアを開く。
入場直後の騒がしい電子音の波だけは今も昔も変わらない。
さて、まずは件の美人ライターを見に行こうか。
大型ホールだが、人気ライターなら人が集まっているだろうしすぐにわかるだろう、そう思ってホール内を徘徊する。
……
見つからない。
え?
まさかもう帰った?
AM10:00来店らしいけど、まだAM11:30だぞ。
おいおい、来店イベントってどんだけ効率いい仕事なんだよ?
…と考えていたら発見した。
2回程通り過ぎた『パチスロコードギアス反逆のルルーシュR2』のシマで打っていたのだ。
正直、もっと人だかりができてチヤホヤされる感じなのかと思っていたら、彼女の背後にスタッフであろうスーツ姿の男性が一人たたずんでいるだけである。
というか、8台設置のギアス2のシマには彼女しかいなかった。
よく見ると、他の台も300〜500G程度は回された形跡がある。
想像するに、朝イチはライターが選択した機種に殺到したものの、短時間のうちに「無い」と見切られたのだろう。
ギアスは荒れる機種なので、ここまで短時間で完全に見切れるわけではないと思うが、好調台が一つもなく、当のライターもようやくARTに入ったばかりというような状況を見るに、少し前の落胆ムードに包まれたであろうシマの様子が目に浮かぶ。
なんだろう、とてもつまらなそうだ。
雰囲気的には、美人ライターも煙草をくわえて台パンとかしそうな感じすらある、やらないだろうけど。
正直入店前までは、
「ファンなんですぅ、いつもみてますぅ」
と流れる様に嘘をついて美人と握手でもせまろうかと考えていたのだが、とても声をかけられそうな雰囲気ではない。
ううむ、美人もいろいろ大変なんだろう。
なんにせよ、この店の来店・実戦企画には気を付けるべき、という意味では有用な情報が手に入った。
以前も少し書いたが、イベント的な企画全てが悪いと思ってはいない。
ネガティブな内容でも、使い方によっては有用な情報となるので、要は考え方だろう。
■男爵が語るパチスロライター
読者諸兄はパチスロライターにどんなイメージをもっているでしょうか。
こんなことを書くと、
「華やかなだけの世界じゃない、甘くない、って言いたいんだろ?」
と見透かされてしまうと思いますが、最近では個人ブログやSNSでライター生活の実態を公開される方も多いので、関心のある方は既にご存じのことかもしれません。
また、メディアの形態が変わり、一昔前のライター像と異なる活動をされている方も増えていますね。
コイツは突然何を偉そうに語っているんだ、と困惑されていると思うので、少し私自身のお話をさせていただきます。
私は現在、当サイトの他に、いわゆる編集部をかまえるパチスロ媒体で連載しております。
(別名義のうえ文体も変えているので、気付く人はいないと思いますが)
だからといって特に業界人ぶりたいとか、上から目線で述べてやろうという気はありません。
私自身は、人気ライターどころか末端もいいところなので。
ただ、業界につま先くらいはつっこんでる身として、知っていることを語らせて下さい。
なお、先に私のスタンスを明らかにしておくと。
特に業界に肩入れする気はありませんし、駄目なものは駄目と言うべきだと思います。
ただ一部誤解のある部分や、とりあえず批判したいという方にも一度知っていただきたい部分もあります。
ライター気取りの戯言だと思って読んでいただいて結構です。
嘘を書く気はありませんが、あくまで男爵が体験・見聞きした情報を綴っていきますので、もしかしたら「自分の知っているライターと話が違う」というケースもあるかもしれません。
その場合は、あなたの知っているライターの話を信じて下さい。
いやホント、会社や人が違えば対応も違うというケースは多いんですよ。
ライターとしての仕事というのは、ほとんどが個人事業扱いですから。
ただ、比較的狭い業界なので、人気動画演者の方や編集長、ライター専業で仕事をしている人とも知り合えるので、非常に興味深い話も聞けます。
このあたりは機会があれば記事にしてみたいですね。
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