[1]猫とハイエナのバラッド [ 2016/10/24 ] |
読者諸兄ご機嫌よう、男爵です。
好奇心は猫を殺す
容易には死なない動物と言われている猫ですら、その好奇心が原因で命を落とす事がある。
転じて、過ぎた好奇心は身を滅ぼす、という意味で使われるイギリスのことわざです。
諸兄はホールで新台をみかけたら「とりあえず触ってみようか」と考えませんか?
面白そうなシステムを搭載しているとか、好きなキャラクターのタイアップ台だと、たとえスランプグラフが下降線を描いていても「ちょっと打ってみよう」と好奇心を刺激されませんか?
あるいは、詳しくない台でも大きくハマっているのを発見すると、急いで天井情報を調べることは?
楽しく遊びたいのなら、好奇心の赴くままに動くのも良いでしょう。
ただし勝ちにこだわるならば、その好奇心は命取りになるかもしれません。
今回は猫とハイエナの話……
ああ、もちろんホール内でのお話ですよ。
今日もホールに猫がいる。
スロット紳士こと男爵の体験談を聞いて欲しい。
『クランキーコンテスト』のブームに代表される打ち手の目押し力が重視された時代を、技術介入時代という言うならば、天井・モード判別・RT解除振り分けゾーンが織りなす4号機後期は知識介入時代であった。
時代は10年程前に遡る。
当時主流だったゲーム数解除をメインとした機種は、知識がなければ損をしてしまう可能性がかなり高く、逆に言えば、知っていれば設定無関係に期待値数千枚が稼げる状況にも出会えた。
そのため、皆こぞって雑誌やウェブサイトで情報をチェックした。
「ゾーン狙い」という立ち回りが一般化した時代だったし、そこから生み出された「エナプロ」と呼ばれる人間も存在した。
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