[2]パチスロ昔話〜Turn over編〜 [ 2020/9/29 ] |
とその前に、裏返った『HANABI』の仕様を紹介します。
その仕様は同マンガ雑誌に掲載されていたのではなく、他の攻略誌に紹介されていました。
ですので、別バージョンの可能性もありますが、同攻略誌によるとほぼこのバージョンしかないとのコトでした。
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●バージョン:状態バージョン
●状態突入契機:遅れ発生からのチェリー否定(ボーナス当選)
●状態終了契機:遅れ発生からのチェリー出現
●状態中のボーナスは全て遅れから
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ご覧の通り、遅れは灼熱。
遅れの詳しい発生率や、その他詳細は紹介されていませんでしたが、その発生率は絶妙で適度にドキドキさせてくれると紹介されていました。
ただ、状態までの道のりは決して易しくはないとも。
その分、一度状態に突入すればその破壊力はかなりのモノとのコトでした。
注意すべき点は、遅れからでないと状態に突入しないとのコト。
即ち、非遅れでボーナスに当選しても連チャンはしないとのコトでした(自力は除く)。
話を戻しまして。
数日後、友人3人と私の計4人でN会館へ。
私はもちろん裏返っているであろう『HANABI』狙い。
友人3人は「ウ●モノはチョット怖いから……」との理由で玉(パチンコ)へ。
朝イチには間に合わず、開店から30分程経った頃に入店。
スロットコーナーに向かうと、まさに鉄火場の様相を呈して……
……いませんでした!!
大阪の繁華街のド真ん中にあるパーラーですので客付きは良いです。
ですが、ソレは玉(パチンコ)コーナーのみ。
スロットコーナーには空き台がチラホラと見られました。
しかし、私にとっては好都合。
開店から30分も経てば空き台は無いだろうと思っていたからです。
テキトーに空き台へ着席し打ち始めます。
その後、数度遅れが発生するものの全てチェリー。
まぁ、そうカンタンに状態へ突入するハズがありません。
途中何度かボーナスに当選するも全て非遅れから。
状態突入条件を満たしていませんのでもちろん連チャンせず。
が、ようやく遅れ発生から左リール上段に“暖簾”がビシッと止まったのです。
コレ即ち状態突入ワンカク。
詳しい数字は覚えていませんが、投資も少なかったと記憶しています。
ボーナスを消化しいよいよ状態突入。
「果たして何連チャンするのかな。」と期待に胸を膨らませます。
すると、ボーナス終了後3G目に遅れが発生。
状態中のボーナスは必ず遅れからですので、遅れの発生率は大幅にUPしています。
しかし、遅れは状態終了の可能性もありますのでドキドキ。
この辺りがノーマル(非ウ●モノ)の『HANABI』には無いゲーム性です。
「まぁ、いくらなんでも即ヌケは無いやろ。」と左リールをストップ。
左リールに“さくらんぼ”がこんにちは。
コレ即ちイッパツ状態ヌケ。
「マヂか……」
と、ガッカリするも投資が少なかったコトもありそのまま続行。
その後はナニも起こらずメダルは減る一方。
が、メダルが全てノマれる寸前で遅れ発生。
確率が確率ダケに、あまり期待せず左リール停止。
ズバッ!と止まる上段“暖簾”。
「!!!!」
まさかこんなに早く状態を引き戻せるとは思っていませんでした。
コレで状態突入。
「単発はカンベン!!」と回していきます。
それから約1時間後。
裏返った『HANABI』のポテンシャルを十二分に発揮………
………するコトはありませんでした!!
と、まぁ、皆様も大方の予想はされていたかと思います。
「お前がそんな書き方をするトキは決まって……」と。
結論から申しますと、ボーナスは連チャンしませんでした。
またしても、一発状態ヌケをお見舞いされ………
………たのでは無いのです!!
実は状態突入と意気揚々と回していたのですが、2回目の遅れからのボーナス後なかなか遅れが発生しませんでした。
状態中はボーナスであろうと転落であろうと全て遅れからですので、遅れの発生率は大幅に上がっています。
上がっているハズなのですが、なかなか遅れが発生しない。
私の頭の中は「???」の連続だったのですが、暫く打った後一つの結論に達したのです。
「裏返ってない」
と。
私が入店直後に感じた鉄火場の様相を呈していないのがその裏付けとなりました。
状態突入と思い込んだ最初の遅れからボーナス後の3G後に遅れたのは単なる偶然だったのですね。
じゃぁ、マンガ内のあの描写は一体何だったのか?
さすがにウ●モノを設置してあるとは堂々と描けないでしょうから、他店舗の外観を拝借して描いたダケ?
それとも、私が訪れた日にはノーマル(非ウ●モノ)に戻っていたのか?
今となってはその真実を知る由もありません。
以上、ウ●モノだと思い込んで乗り込んだものの、実はノーマル(非ウ●モノ)だったと言うお話でした。
【第2話 : チェリーキューブ】
以前にも少し書きましたが、私は若かりし頃、羽根モノのクギ読みには自信がありました。
その為、数件のテリトリー内で羽根モノを打つとまず負けるコトは無かったのです。
羽根モノ以外では結構負けていましたが……
私は玉(パチンコ)に於いて、デジタルで抽選される方式があまり好きじゃないんです。
玉の動きで一喜一憂出来るアナログ方式が好きなのです。
ですが、羽根モノにもラウンド抽選にデジタルが用いられる様になってから、玉(パチンコ)を打つ機会がめっきり減りました。
さらに時代の流れからなのか、羽根モノ自体の設置が激減。
私のテリトリー内にも、羽根モノを設置していないパーラーが増えてきました。
そうなると、必然的にテリトリーに足を運ぶ頻度も激減。
自然消滅的にテリトリーは解除されたのです。
そんなある日のコト。
数年ぶりにテリトリーの一軒であったP店の近くに所用で訪れました。
この頃の玉(パチンコ)は全てと言って良い程デジタル抽選機ばかり。
よって、私は玉(パチンコ)は全く打たなくなり、スロットオンリーへ移行していた時期です。
「そう言えば、ココの店(P店)は羽根モノばっかり打ってたからスロットは何があるのか知らんなぁ。」
「どんな機種が……。」
と、興味本位で入店。
玉(パチンコ)コーナーは私が通っていた頃とほぼ変わらず7〜8割程の客付き。
その足でスロットコーナーに向かうのですが、その客付きは玉(パチンコ)コーナーと違い数える程しか座っていません。
この時点で、設定にはあまり期待出来ません。
キケンな香りがプンプン。
が、一台のみ箱を使っている台がありました。
打っていたのはご婦人。
サラ盛りですが、頭上に3箱あります。
「お〜!」
「少ないケド高設定も置いてるねんな。」
と、背後を素通りし逆サイドの通路へ。
逆サイドに到着した私の目に驚くべき光景が。
こちらもサラ盛りですが、メダルが詰まった箱が少なく見積もっても20箱以上は積んであったのです。
箱に挿してあったプレート番号を見てさらに驚愕。
先程のご婦人が打っていた台番号なのです。
枚数に換算すると、2万枚は越えていたでしょう。
私はその機種のコトは全く知りませんでした。
が、スグにピンときました。
ご婦人が打っていた機種は『神龍』。
そして背後には『チェリーキューブ』。
共に4号機ですがAタイプです。
この2機種の機種名を聞いて、私と同様ピンときた方もいらっしゃるでしょう。
「裏返ってる!!」
と。
別の意味でキケンな香りがプンプン漂いますが、第1話でも触れた様に4号機のウ●モノは比較的レア。
スグにでも打ちたかったのですが、この後所用があり時間が無い。
その様な理由でココは打たずに店を出るコトに。
後日、バージョンを調べた後に打ちに来るコトにしました。
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