[4]読者投稿日記Vita‘s Cut [ 2020/5/12 ] |
掲載日 |
2014年6月19日(読者ライターとして掲載) |
タイトル |
出禁物語U〜VSスジモノ?〜 |
備考 |
読者ライターとしての初めての日記 |
私がネグラとしているのは某地方チェーン店
パチスロ6.6枚交換
皆様、毎度ありがとうございます、ビタでございます。
先日、いつもの様にマイパで『吉宗』を打っていたトキのコトです。
午後8時頃に、誰かが私の肩をツンツンしてきたんです。
振り返ると、そこには20代後半と思われる女性が立っていました。
するとその女性。
スマホを取り出し、LINEの画面を私に見せてきました。
そして、画面上の『としあき』と表示しているトコロを指さし、「違いますか?」と、一言。
私の名前は『としあき』ではありませんので、「いえ、違います。」と一言。
その返事を聞いた女性は、軽く手を振って去っていきました。
ここで疑問に思ったコトがあります。
私はまだガラケーでLINEなるモノを使ったコトがありません(当時)。
ですので、「LINEって全く面識が無い人物とやりとりってするのかな?」と。
『としあき』と彼女は一体どんなカンケーなのか?
もし私があの時、「はい、そうです。」と答えていればどうなったのか?
なんてコトを考え、夜も眠れぬ日々を繰り返しています(笑)。
おっと。
少々前置きが長くなりましたので、そろそろ本題に入らせて頂きます。
***********
皆様は『ザ・トキオ』と言う羽根モノをご存じでしょうか?
最大継続8Rの古き良き時代の名機です。
実はこの『ザ・トキオ』。
攻略法が存在していました。
今回も攻略法を使用し、出禁になったお話です。
その攻略法は非常にカンタンですので、手順を紹介します。
その手順をご覧になって、ゴトかどうかのご判断をして頂ければと思います。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
【手順】
1.普通に打ち大当たりさせる
2.1〜7Rまでは普通に消化
3.最終Rは打つのを止める
4.最終Rの羽根の開閉を数え、17or18回開閉時に玉を1個のみ入賞させる
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上です。
成功すると、一旦エラー音が鳴りますが玉を1個入賞させるコトで解消。
解消すると、大当たり判別用の中でクルクル回っている役物(タワー)が大当たり穴へ一直線に向かってピタリと止まるのです(0個入賞でも盤面を開け手入れ入賞でも可)。
後の攻略誌では、タワー止めと紹介されていました。
オールドファンの中には、実際に試された方もいらっしゃるのではないかと思います。
後はカンタン。
通常時、羽根が玉を拾うダケで再び大当たり。
そして、この攻略法のスゴイ所はループするコト。
その大当たり中でも再度同じ手順を踏めば再びタワーが停止。
即ち、成功する限り永遠と同じ状態が継続するのです。
そんなある日。
私はたまに行く程度の店に訪れました。
『ザ・トキオ』を打つ為(攻略法を使用する為)です。
当時の私は、羽根モノのクギ読みには自信がありました。
が、こちらのお店は私のテリトリー外。
そんな理由で、こちらのお店ではクギを読めても「良くはないケド他よりはマシかな?」程度しか分かりません。
ですが、攻略法を使用しますのでその程度で十分です。
しかし、空き台の中には“他よりかはマシ”な台もありません。
「まぁ、攻略法使うし…」と、テキトーに着席。
改めてクギを見直しても、お世辞にも良いとは言えませんが打ち始めます。
その後、投資1000円程で大当たり。
早速攻略法を使用する私。
ですが、やはりクギは良く無い模様。
最終Rで玉が一つも羽根に拾われませんでした。
台からはエラー音が鳴り響いています。
仕方なしに恐る恐る呼び出しボタンをプッシュ。
登場する店員。
何か言われやしないかとハラハラしていると、ごく普通に盤面を開けエラーを解除。
その後、何事も無かった様に去っていきました。
タワーは大当たり穴に向かって止まっていますので、成功と言えば成功。
その時私は。
「んん?」
「もしかして、黙認?」
「それとも、攻略法知らんのかな?」
と、思い打ち続けました。
その後はエラーもなく順調に大当たりを重ね、出玉が3000発ぐらいに達したトコロでしょうか。
突然私の右手に激痛が走ります。
振り向くと先程の店員が仁王立ち。
その店員は、私に打つのをヤメさせる為に右手を殴ったのでしょう。
そのまま、私の右手を掴み事務所へ引っ張っていきました。
事務所へ入ると一人の男性が座っていました。
パンチパーマで眉間にシワを寄せたその風貌は、背中にアート作品を背負っていそう。
香ばしすぎると言う言葉は、この方の為にあるのではと思えるぐらいです。
店員のその男性に対する所作から、店長と予想されます。
店長は威圧的な言葉で。
店長 「やっとるやろ。」
と、私に問いかけてきます。
私 「??? 何をですか???」
店長 「ゴトに決まっとるやろ!」
私 「ゴト? そんなんやってませんよ。」
店長 「ウソつけぇ〜、じゃないとあの台はあんなに出るはず無いんや!!」
私 「ホンマに何もやってませんよ。 たまたまちゃいますか?」
店長 「たまたまで、あんだけ出るはずないんじゃぁ〜!」
と、机をバァーン。
私 「だからって、殴って止めるコト無いんちゃいます!?」
この時、私に何かスイッチが入り「とことんやってやろう」と言う気になりました。
ナゼなら、先述した攻略法がゴト行為とは思ってなかったからです。
店長の口から放たれた「あの台はあんなに出るはずの無い台」で、それこそ技術(攻略法)を駆使し、絞り出した自信があったのです(この時は若かった)。
すると、店長は私を連れてきた店員に向かい。
店長 「殴ったんか?」
と、尋ねます。
店員 「殴ってないです。」
間髪入れず私が。
私 「殴りましたよ、結構痛かったですもん。」
店長 「そんな事どうでもい〜んじゃぁ!」
店長 「(ゴト)やっとるやろぉ!!」
と、再び机をバァーン!!
私 「だからやってませんって。 疑うんやったらボディーチェックでもなんでもやって下さい。」
私の少し強気な態度に気後れしたのか、店長は店員に目を向け。
店長 「どや?なんか変わった事なかったか?」
と、尋ねます。
店員 「ピーポー鳴ってました。」
店長 「??? なんやソレ?」
店員 「羽根に玉が拾わんかった時になるエラー音です。」
店長はここぞとばかりに私に向かい。
店長 「やっとるやなかぁ〜!!」
と、怒鳴ります。
私 「アレは、羽根に玉が全然寄らんかったからですよ!」
店長 「そんな訳あるかぁ〜!!」
私 「だって、出ぇへん台なんでしょ? そう言いはりましたよね。 それやったら全然あるんちゃいますか?」
この私の言葉に店長は怒り心頭。
身体がワナワナと震えておりました。
この後、何か言われたら私は殴られた事を強調するつもりでいました。
その事を察したのか店長は。
店長 「も〜えぇ、お前もぉ帰れ! 出玉没収で出入り禁止や!!」
私 「えぇ〜、出禁はえ〜ですけど、なんで出玉没収なんですか?」
と、私が食い下がると。
店長 「没収や! 早よ帰れ!!」
と、これまで以上に凄んだ声で私を睨みつけます。
さすがに私もこれ以上はヤバいと思い、「分かりました」と店を出ました。
***********
後のウワサで聞いたのですが、その店の店長は元ソッチ系の方で、背中のアート作品を見た方もいらっしゃるとか(あくまでもウワサです)。
あそこで引いて正解だと思いました。
それにしても……
ゴトの疑いがあるからと言って、例え手でも殴って打つのを止めるなんて今では考えられないですよね。
ヘタすれば傷害事件ですよ。
つくづく思います。
「パチンコ屋って健全になったなぁ」って。
長くなりましたので、今回は以上とさせて頂きます。
【編集後記】
こちらも読み返してみたのですが、イキナリ「アレッ!?これって……」と思ったコトがありました。
それは、攻略法が使えた機種名。
6年前には機種名を『ニュートキオ』と書いていました。
「でも、『ニュートキオ』は確か新要件機じゃなかったっけ?」と調べたトコロ、やはり新要件機でした。
つまり、『ニュートキオ』ではタワー止め攻略法が使えなかったんですね。
いやぁ〜。
時と言うモノは恐ろしい。
記憶さえ改ざんしてしまうのですから(←改ざん?)
正しくは、今回書いた通り『ザ・トキオ』でした。
6年越しに訂正しお詫び致します<m(_ _)m>
そして、冒頭の件。
1年程経った後も、全く同じ経験をしました。
違うのはLINEに表示された名前。
この時は『としあき』でしたが、1年後には『ただし』。
同じ女性かは分かりません。
ただ、歳恰好は近いカンジでした。
果たして、こちらの女性の目的は一体何だったのか?
今でもナゾのままです。
そしてチョット裏話があります。
実はこちらの日記。
読者日記として投稿済みの日記だったのです。
読者日記として投稿していたのですが、その直後『読者ライター』のお誘いを頂きました。
私がお受けすると「現在頂いている記事(VSスジモノ?)は『読者ライター』一発目の記事としてどうか?」との提案をクランキー氏から頂きました。
私は「全てお任せします。」と、返事。
晴れて、『読者ライター』デビュー日記となったワケですね。
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