[1]出禁物語外伝 〜攻略軍団現る〜 [ 2014/10/1 ] |
私がネグラとしているのは某地方チェーン店
パチスロ6.6枚交換
皆様、毎度ありがとうございます、ビタでございます。
以前、『出禁物語外伝が読みたい!!』とのコメントを複数頂き、誠にありがとうございました。
私の様な者が書いた文章を読みたいと思って下さる方がいて、本当に嬉しかったです。
ということで今回は、諸事情により掲載を見送っていた「出禁物語外伝〜攻略軍団現る〜」をお送りさせていただきます!
ご期待に添える事が出来るかどうかは分かりませんが、ヒマつぶしだと思って読んでやって下さい。
皆様はパチンコ及びパチスロで『攻略法』を使用した、又は使用している人を見掛けた事がありますか?
今回は「私」が攻略法を使用したのでは無く、使用している人を見掛けたお話です。
当時私は電車通勤をしており、自宅から最寄り駅まで自転車で通っていました。
駅前には数軒パチンコ店があり、その中のD店に仕事帰りに毎日通っていました。
そのD店、お世辞にも決して優良店とは言い難いのですが、適度な客付きと居心地の良さ、なにより当時大好きだった『ウィンクル』と言う2号機のパチスロが根強く残っていました。
こちらの『ウィンクル』、実は攻略法が………
ありませんでした。(笑)
あったとしても私は知りません。
ある日の仕事帰り、偶然にもD店の店員と同じ電車に乗り合わせ。
店員 「今日もウチ来る?」
私 「もちろん行きますよ。」
と会話をし、同じ駅で降り、私が自転車を取りに駐輪場へ向かって歩いて行くと、
店員 「そっちじゃないで!」
私 「自転車取りに行ってから店に行きます。 (駐輪場が)8時で閉まるので。」
すると店員は手を振り、「じゃ、待ってるで。」と言い、店の方に歩いて行きました。
私は自転車を取ってきて入店。
もちろん『ウィンクル』狙いです。
狙いと言っても、当時D店はデータ機器なんて便利な物はなく、打ち手が分かる情報と言えば店員がビッグボーナスの度に手でめくる札のみ。
総回転数どころか現在の回転数すらもわかりませんし、コインを借りる際にはカウンター横に2台だけある『コイン貸機』まで行かなければなりませんでした。
しばらく打っていると、誰かが私の肩を軽く叩きます。
振り返ると、先程の店員と、店長と思われる一人の男性が立っていました。
店員 「自転車、ウチの駐輪場に止めてもえ〜ように店長に言っといたから。」
私 「えっ? ど〜ゆ〜事ですか?」
店員 「あそこ有料やろ? 毎日ウチに来るねんから、ウチに止めたらタダやで。」
私が店長に向かって「い〜んですか?」と尋ねると、「盗まれても知らんからな。」と言ってくれました。
それがきっかけで。
私 「出る台教えて下さいよ〜。」
店長 「そんなん俺も分からんわ、アホ。」
こんな会話が出来る程仲良くなりました。
それから一か月程経ったある日、私はいつもの様に仕事帰りにD店に行きました。
中に入ると、異様な光景が目に飛び込んできたのです。
なんと、別積みでドル箱の山が出来ているではありませんか。
もちろん、全て玉で埋め尽くされています。
私が「どうしたん?あれ。」と近くにいた店員に尋ねると。
店員 「春一番や。」
と答えました。
私は「もしかして…。」と思い、急いで『春一番』のシマに向かいました。
そこで見た光景は…。
シマの半分を占領している人々。
その周りにはドル箱の山。
止め打ちを駆使していて、なにやらブツブツつぶやいている様子。
確信しました。
「八木節打法や!」と。
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