[3]出禁物語外伝〜ビタ攻略法発見!!〜 [ 2015/3/2 ] |
これまで私は台を選ぶ際、玉を拾った近くの台に適当に座っていました。
しかし、いくら『手打ち式』と言っても、たった200円では適当に選んだ台だと10分も持たないでしょう。
そこで私は、少しでも時間を稼ぐ為、店内をウロウロしていました。
すると目の前で、ご婦人が1箱(800個程)の出玉を持って席を立ちました。
その時の私は…
「あれっ? この台って出る台ちゃうの?」
と、すぐさま確保。
まず、100円玉1枚を玉と交換します。
私はこの100円分の玉を一発一発噛み締めながら打ったのですが、あっけなく飲まれてしまいました。
残りは100円玉1枚のみ。
しかし、「この台は出る!!」と、ナゼか根拠の無い自信があった為そのまま続行。
その台はやはり優秀台だったらしく、ジワジワと玉が増えて行き上皿いっぱいに。
ここで、天穴狙いの玉が偶然にも左サイドのチューリップに入賞。
開放したチューリップを狙う為、少し弱めに打ったのですが、弱すぎた為、玉が戻ってきました。
現在のパチンコでもよくある『返り玉』ですね。
その時、すでに次の玉を打つ準備が出来ていましたので、レールには2個の玉が。
再び打ったのですが、2個分の重さを考慮していなかった為、再度戻ってきました。
またしても、次の玉を打つ準備が出来ていましたので、レールには3個の玉が残っています。
今度は3個分の重さを考慮し打つ力を少し強めに。
無事3個の玉が固まって飛んで行きます。
それも、うまい具合に左サイドへ。
すると、その3個の内2個の玉が同時に開放しているチューリップへ入賞。
チューリップは一旦閉じたものの、再び開きました。(払い出しは2個入賞分)
ここで、ビビビッとですね、ヒラメイたんですよ。
「これって、狙えるんちゃう?」と。
これまで、開いたチューリップに2個同時に玉が入る事はよくありました。
しかし、それはあくまで偶然起こる事で、狙う事は出来ないと思っていました。
そのヒラメキを確かめようと、再度3個の玉を込めて左サイドを狙ったのですが、力加減が難しく玉はバラバラに。
「やっぱり、狙うのは無理かな?」と、思った刹那。
再びヒラメキが…。
「…右側やったら?」と。
なぜなら、右サイドだと力加減は必要無く、目いっぱい打てば良いと考えたからです。
それからは、天穴狙いをヤメ右サイド狙いに。
程無くして、右サイドのチューリップに入賞し開放。
いよいよヒラメキを試す時です。
玉をレールに3個込めて、レバーを目いっぱい引いて準備完了。
手を離すと、3個の玉が勢い良く同時に飛び出していきます。
もちろん右サイドへ、です。
この時は残念ながら、1個のみの入賞でチューリップは閉じてしまいました。
しかし、次に同じ手順を繰り返すと見事に成功したのです。
そうです、これが私が発見した攻略法です。
3個の玉を固めて打つ事により、チューリップに2個同時に入る確率をUPさせたのです。
成功する限り、延々とチューリップは開いたままです。
私は打つのを止め、この方法を叔父に伝えに行きました。
少年ビタ 「おっちゃん、おっちゃん、玉が出る方法見つけたで。」
叔父 「あ〜、そうか〜。」
少年ビタ 「ホンマやって、ちょっと聞いて〜や。」
叔父 「分かった、分かった、で?」
この時の叔父は、「どうせ子供の言う事だから…」と軽く聞き流すつもりだったそうです。
しかし、私が手順を説明すると目の色を変え。
叔父 「誰に教えてもらった?」
少年ビタ 「自分で見つけてん。」
叔父 「嘘つけ〜!!」
少年ビタ 「ホンマにホンマやって!!」
叔父 「ホンマか? それ、イケるな!!」
と、叔父も右サイドを狙い始め、程無く成功したのです。
「延々とチューリップが開いたまま」というのはさすがに無理でしたが、普通に打つよりも明らかに出玉スピードが違いました。
しかも、あまり釘が良く無いであろう叔父の台でも、そこそこの出玉を得る事が出来たのです。
その日私は、1000個程の出玉を獲得。
今までは手が出なかった、ちょっと高級なお菓子(景品)を大量にGET。
叔父もチョイ勝ちで店を後にしました。
あれっ?
確か『出禁物語』のハズなのに、誰も出禁になって無いんじゃ……?
と、お思いでしょう。
まだ続きがありますので、もう少々お付き合い下さい(笑)。
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