[4]出禁物語外伝〜ビタ攻略法発見!!〜 [ 2015/3/2 ] |
ここまでは、私が少年時代に実際に体験した事でしたが、話は実家で飲んでいた現代に戻ります。
叔父が後日談を話してくれました。
叔父は、私と一緒にパチンコ屋に行った以降、店に通う頻度が増えたとの事。
増えたと言っても、月に1度行くか行かないか、というのが、月に数度程度に増えただけです。
もちろん攻略法を使用していた為、連日連勝。
そんなある日、一人の男性に声を掛けられたと言うのです。
男性 「兄さん、よぅ出しとるね。」
叔父 「はぁ、まぁ。」
男性 「えぇウデしてるなぁ、いつも出しとるもんね。」
叔父 「はぁ、まぁ。」
男性 「さっきから見てたけど、面白い打ち方しよるね?」
叔父 「………。」
男性 「兄さんが考えたん?」
叔父 「いや、小学生の甥っ子が見つけた。」
男性 「!! 小学生の!?」
この時、叔父は「面倒くさいのに絡まれた、何か文句でも言われるのかな?」と、思っていたらしいのですが、男性から出た言葉は、「ワシもマネしてい〜かな?」でした。
ホッとした叔父は「かまわんよ。」と言うと、男性は「ありがとう。」と去っていきました。
それがきっかけで、叔父とその男性は店で顔を合わせれば挨拶を交わす仲に。
ある日の事、男性が叔父に話しかけてきました。
男性 「兄さん、この前の打ち方(攻略法)やけどな。」
叔父 「それが?」
男性 「もっと良い打ち方見つけたんよ。」
叔父 「もっと良い打ち方? どんな!?」
男性 「(玉が)3個だけなら、入らん時があるよね?」
叔父 「あるな。」
男性 「5個にしたらもっと入らんかと…。」
叔父 「けど、5個にしたら(玉が)右に飛んでいかんのじゃ?」
男性 「それが、(玉が右に)行く打ち方見つけたんよ。」
叔父 「えっ! どんな!?」
男性の説明を聞いた叔父は、「それなら5個(右に)打てる。」とさっそく試した所、さらに2個同時に入る確率をUPさせたのです。
叔父の話はここまででした。
ナゼかそれ以降は、聞いても「もぉこの話はえ〜やろ?」と、話そうとはしませんでした。
私も「何か話したく無い事があるのでは…」と察し、聞こうとはしませんでした。
って、オイオイ!!
なんか締めに入ってません?
5個同時に打つ方法は?
まだ誰も出禁になって無いぞ。
「え〜かげんにせ〜よ(怒)」て声が、ブラウザ越しにヒシヒシと伝わってきます。
そんな訳で続きを…。
なんだか静かになりそうでしたので、私が話題を変えようとした時です。
母が突然「思い出した!!」と。
私 「何を?」
母 「ワタシもそれ(攻略法)聞いて、大阪でやったわ。」
私 「ふ〜ん、そんでうまい事いったん?」
母 「いった、いった、おかげで出入り禁止になったわ。」
私 「出禁に? なんで!?」
母 「思い出したらハラ立つわ〜。 普通の打ち方してへんのと、台が壊れるからやって。」
私 「じゃぁ、普通の打ち方ってどんなん?」
母 「そんなん知らんわ、わざわざ『手打ち式』探したのに。」
この時期、パチンコは『手打ち式』から『電動ハンドル』への変換期で、大阪では多くの店が『電動ハンドル』へ変わっていたのです。
台のゲーム性はどちらもほぼ同じなのですが、技術介入の差は歴然。
『電動ハンドル』への移行で、多くの専業の方々が引退されたと聞きます。
私 「じゃあ、(台が)壊れる様な打ち方してたん?」
母 「してへんよ、聞いた通りの打ち方しただけやで。」
叔父 「3個の方? 5個の方?」
母 「5個の方や。」
叔父 「あぁ〜、大阪なら壊れるってケチつけられるかもな(笑)」
母 「そうかな?」
私&叔父 「そうちゃう?(笑)」
そうです、出禁になったのは私の実の母親。
先の会話でもあった通り、普通の打ち方をしていないのと、台が壊れるとの理由からだそうです。
『普通の打ち方』には納得できませんが、『台が壊れる』には一理あると思いました。
以下その手順です。
1.右サイドのチューリップに入賞させる。
2.レールに玉を5個込める
と、ここまでは3個が5個に変わっただけで同じです。
次の3.の項目がキモとなります。
3.レバーを目いっぱい引き、下から跳ね上げる様に打つ。
まさに『手打ち式』でしか出来ない攻略法。
力加減次第では5個以上も可能で、出玉スピードはさらにUPすると思われます。
しかし、それだけで出禁になるとは私は思えませんでした。
私はその事を母に問い詰めると…。
母 「出玉没収って言ってきたからゴテたった(笑)」
この時、母はすでにりっぱな『大阪のおばちゃん』。
屁理屈を言わせれば、おそらく世界最恐でしょう。
結局は出玉を景品交換する変わりに、出禁になったそうです。
あれから30年以上経った現在、田舎のその店はすでに無いそうです。
当時景品に交換する際、誰に対しても店員は不機嫌そうな顔をしていていました。
しかし現在では、景品交換する際には「ありがとうございました。」と、満面の笑みを浮かべ手渡してくれます。
つくづく思います。
「パチンコ屋って、健全になったなぁ」って(←ホンット無理矢理ですね)
今回は「私」では無く、「母」が出禁になったお話でした。
※※※お願い※※※
現在では、子供がパチンコ店に入るのは禁じられています。
(当時もあまり褒められた物ではございませんが)
最近では耳にしなくなりましたが、子供を車等に放置したままパチンコに没頭し、取り返しのつかない事故にまで発展した事もあります。
こちらのサイトをご覧の皆様は、もちろんそんな事はしないでしょう。
しかし、そういった事故があった事は事実です。
万が一、そのような事を見掛けた際には、お子様をお持ちでいらっしゃる方、そうで無い方に係わらず、店員さんなりに声を掛けてやって下さい。
皆様のちょっとした一言が、取り返しのつかない事故を未然に防げる事もあるかと思います。
※※※※※※※※※
おっと、パチンコの話が長くなりましたので、パチスロの話をもうひとネタ。
先日「これって高設定丸出し!?」て、台を発見しました。
機種は『バジリスクU〜甲賀忍法帳〜』。
私はこういう系の台は得意では無く、あまり打ちませんが確保しました。
ちなみにマイパの同系列チェーン店。(マイパではありません)
打ち始めると、巻物からの開眼チャレンジ突入率&MB確率ともにバツグンの数字を叩きだします。
しかし、初当たりまで手こずり、その後もダラダラの展開に。
「このARTが終われば帰ろうかな?」と思っていた時です。
初の『真・瞳術チャンス』をGET。
からの…。

(※事情により画像を加工しています)
8個ストック!!
閉店10分前じゃ無ければ……(涙)
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。
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