[3]パチンコ攻略法体験記 〜其の弐パチスロ編〜 [ 2014/12/9 ] |
当時、私は趣味で友人とバンドを組んでおり、週一で練習していました。
ある日の練習時、メンバーのKが、顔を腫らしてやって来たのです。
事情を聞くと、先日初めての店でパチンコを打って大勝したが、帰り際、換金所で酔っ払い3人組に絡まれてケンカになったと。
さらに詳しく事情を聴くと、先に手を出したのは相手の内の1人で、他の2人は止めていたと言うのです。
私が「警察には?向こうが先に手を出したんやったら、こっちは被害者ちゃうの?」と尋ねると。
K 「そうやけど、俺もやりかえしたった。 警察は現場に来たで(笑)」
私 「えっ!! やりかえした?」
K 「おぅ!!」
私 「じゃぁ、相手は…?」
K 「ホンマかどうか分からんけど、入院したらしい。」
私 「……そら、お前とケンカしたらそうなるわな……。」
このKは中学時代からの友人で、体格も良く、腕っぷしも強かったのです。
警察は、先に手を出した方が悪いが少しやりすぎなので、お互いで話し合って解決しろとの事。
結局は「何も無かった事にしよう。」という事で、双方納得したらしいのです。
その日は、これ以上その話には触れずに終わりました。
翌日、私は『インディージョーズ2』を打ちに行きました。
もちろん攻略法を使用する為です。
その頃はすでに『インディージョーズ2』の攻略法は知れ渡っており、設置店のほとんどに対策が施されていたのですが、シールを貼っただけ等、ランプ事体は切られておりませんでした。
ランプ自体が切られていなければ、難易度は高いものの攻略は可能です。
私も練習し、かなりの確率で成功する様になり、ほぼ毎回プラス収支でした。
しかし、同一店舗では怪しまれるのは当然。
なんせ設定1でもほぼ勝つ事が出来るのですから。
そこで、私が考えた方法は「複数店舗でガッツリ抜く」でした。
攻略法を使用している方を見掛ける頻度が増え、使えなくなる日も近いとの判断からです。
交通手段も色々考えた末、最もフットワークが軽いであろうバイク(原付)を選択。
欠点は、あまり遠出が出来ない事ですが、店舗が集中する駅前を中心に回っておりました。
その日は、大阪のとある場所で『インディージョーズ2』が設置されている店を発見。
この店では、攻略法を使用している方は見掛けず、打っている方も数人程度。
台の方にも対策用のシールが貼られていましたが、攻略は可能です。
実はこの時、私は攻略法を使用するかどうか迷っていました。
その理由は、この店の『とある場所』にありました。
関西在住の方ならご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、そこは大阪でも最も「濃い街」と思われる『新世界』と呼ばれる地域の目と鼻の先。
見上げると、そこには『通天閣』がそびえ立ち、香ばしい香りがプンプンと漂っています。
当時の雑誌で「『新世界』では、現在でもタバコが1本いくらかでバラ売りされている。」と読み、「いくらなんでもそこまでは…。」と思っていた矢先、現実に売っていたのを見て驚いた記憶があります。
「けど、せっかく見つけた店やし……。」と、打つ事を決意。
周りを注意し、ビクビクしながら打ち始めました。
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