[2]出会い〜鉄拳3rd〜 [ 2015/10/30 ] |
■ 10月1日(木) ■
この日、僕は大急ぎで仕事を終わらせ帰路についた。
何故ならば、この日は立ち回り講座専属ライターである春川亭三七氏と会うからである。
たまたま仕事の都合で、僕の住む山陰地方に訪れる三七氏。
そして出張先に僕がいることを三七氏に伝えてくれたクランキー氏。
そんな偶然が積み重なって三七氏とバルハチの会談が成立したわけだ。
当初、待ち合せは三七氏の宿泊しているホテルのロビーだった。
しかし三七氏より、
三七 「待ち合せ時間より早く仕事が終われば、ホテル近くのホールで打ってますね」
とメールが来た。
それならば、と僕も、
バル 「それならそのホールを待ち合せ場所にしましょう。 僕は三七さんらしき人の隣で勝手に並び打ちしますよ!」
と返信。
三七氏が快諾。
これにより、三七&バルハチの「たぶん隣は三七(orバルハチ)かもしれない人とドキドキ並び打ち!」が開催される運びとなった。
いい年した男性2人がドキドキなのである。
ただし、最初に断っておく。
あくまで目的は待ち合せであり、並び打ちすることは目的ではないので、その点はご留意頂きたい。
そして話は冒頭に戻る。
僕が急いで仕事を終わらせ、そのホールに着いたのが、18時過ぎ。
三七氏はそれより20分ほど前に着いていることは連絡があった。
ちなみに目的のホールは初見である。
何故なら低貸し専門店だからだ。(僕は基本20スロを打つ)
とにかく200台ほどのスロコーナーをグルリと一周してみる。
…、
……、
………、
なんか分かってしまったかも…。
だって、スロ打っている人でスーツ姿が2人しかいなかったんだもの…。
山陰地方にホワイトカラーはいないのか!?
問題は、その2人のうちどちらが三七氏なのか、である。
1人は50才前後の男性。
もう1人は30才半ばとおぼしき男性。
…、
……、
…これ決まったなっ!!
よく見れば、50才前後の男性はヨレヨレのスーツにクタクタのネクタイ。
控えめに言うと少々ゲーハーが散らかっていらっしゃる。
全体的に疲れと退廃性を感じさせる容貌だ。
ところが三七氏(仮)はどうだ!?
流石は外の世界から来ただけのことはある。
全体的に垢抜けて見える。
こぜ七!こぜ七!!(これ絶対三七!の略)
と思いながら、しばらく観察を続けた。
液晶を見つめる瞳も、心なしか憂いを秘め、ミステリアスな輝きを感じさせる。
ストップボタンを人差し指で押す姿も、下々の者たちに指示する姿に見えてきた。
何、この気持ち…。
ヤダッ! カッコイイ…。 ポッ!
この人こそ三七氏であろう。
早く隣座ろ。
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