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パチスロ徒然考



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ライター飲み会/打ち子の世界 [2015/9/17(木)]

クランキー管理人はサミットカードを使った。
専属ライター達はクランキー管理人の元に集められた。

どうもトーテムポールです。

私の記事が掲載される頃には、もう飲み会コンテンツがアップされた後だろうが・・・

私は、私から見たライター顔合わせ飲み会について書きたいので書く。
書きたいように書く。
ついてこ〜い!!←佐久間一行っぽく←佐久間一行知っている?←知らない?←面白いからYouTubeで見てくれ


トーテム社長は新幹線カードを使った。
トーテム社長は東京駅に到着した。
トーテム社長は「有吉弘行の毒舌まんじゅう」を購入した。
トーテム社長は急行カードを使った。
トーテム社長は目的地に到着した。

ちなみにだが、私は桃鉄にはかなり自信がある。
友人関係に亀裂が生じる位にイジワルをしてトップを維持するような人間だ。
久しぶりに99年勝負やりたいなぁ。


閑話休題。


ライター顔合わせ飲み会は18時からだが、暇だったため14時に到着。
事前に集合予定となっていたホールで先に遊んでいることに。

なかなか魅力的なラインナップの中でまず選んだのは、初打ちとなる「B-MAX」。
今までは難しそうという理由で敬遠していたが、せっかくの機会だから打ってみることにした。

と、ここでクランキーさんに到着した旨のメッセージを送り、台に設置されている小冊子と睨めっこしながら打っていると、私のスマホにメッセージが・・・

クランキー 「もしかしてB-MAX打ってます?」

トーテム 「!!!」

周りを見渡すと、近くにあったケロット3を打っていた細身の青年がハニカミながら会釈した。

トーテム心の声(以下、心の声) 「えー!? 思ってた感じと違う!! ってか、来るのはもっと遅いと思っていたから心の準備ができていないし!! えー!?」

といった状況の中、とりあえず店を出て挨拶を交わす。

サイトを見始めてから10年。
最初の記事を投稿してちょうど3年。

にも関わらず会うのは初めて。
声を聞くのも初めて。

昔から知っているのに、初めましてという状況での挨拶。

決して人見知りではない私だが、ヨソヨソしく、そしてたどたどしく、なんか恥ずかしくて何の話をしていいのかわからずにいた。
その点、クランキーさんは慣れているのか、人見知りを感じさせない位に話をしてくれたのでとてもありがたかった。

挨拶もそこそこに再びホールに戻る2人。
そこである重大な事実に気づく。

心の声 「おい! なんでこんな時にビタ押しを求められるB-MAXの初打ちしているんだよ!? しかも小冊子を見てもBB中の打ち方の意味が全くわかんないってかなりヤバイでしょ!? 恥をかくくらいならいっそのこと当たらなくていいや!!」

と思っているときに限って簡単に当たるのは世の中の法則。


B-MAX


必死に小冊子を見るトーテム。
それを見かねてかクランキーさんが、当サイトのページを開いて見せてくれた。

クランキー 「僕もB-MAXはよくわからないですけど、見てみてください。」

トーテム 「ありがとうございます。」

優しき男クランキー。
が、サイトを見てみても小冊子と同じことが書いてあるだけであった。(^_^;)

私の理解力不足で気を遣わせてしまっては申し訳ないため、わからないなりに手順通りに打ち始める。

どうやらBBの場合は、最後にビタが必要なようだ。
目押しの神として知られる私は、見事に成功させる。
そしてすぐさま当たったRBでもビタを全部成功させる。

クランキー 「目押し上手いですね。」

トーテム 「いやいや、それほどでも。」

クランキーさんの前で良いところを見せられて満足するトーテム。

そんなことはお構いなしに当選するボーナス。

何度もビタ押しを求められて疲れてくるトーテム。

そんなことはお構いなしに当選するボーナス。

いやいや、当たりすぎでしょ?と突っ込むトーテム。

そんなことはお構いなしに当選するボーナス。

気づいたら箱を使っていた。
負ける覚悟で打っているときは、なぜこんなにも簡単に出てしまうのだろう?
パチスロ七不思議の一つである。


後半の方は何度もビタ押しのミスをしたが、どうやらクランキーさんには気づかれてはいないようだった。


B-MAX


RBでビタが完璧であれば120枚取れるのに、99枚しか取れていない画像。
目押しの神の称号はこの地に埋めることにした。


そしてクランキーさんも好調で、ケロット3にてボーナスを重ねていた。

そんな中、明らかに激アツそうなドット演出が始まる。

スマホで写真を撮るクランキー。

数Gに渡りカエルがピョコピョコする。

積極的にボーナスを狙いに行くクランキー。

通常画面に戻る。

「えっ?これ外れる?」と言わんばかりに落胆するクランキー。
横目で見ていたがなかなかに笑えた。
写真を撮っている時点でボーナス当選を確信していたのだろう。

哀愁が漂いすぎていて、声をかけられなかったのは言うまでもない。


そうこうしていると、HANABIが空き台に。
ビタに疲れた私は移動をする。

するとクランキーさんも、隣のHANABIに移動してきてくれた。
なんてサービス精神が旺盛な方なんだ・・・

まさかのクランキーさんと並んでの実践がスタート。


スタートダッシュを決めたのはトーテム。
開始数Gで簡単にBBに当選。

心の声 「嬉しいけどさぁ。 BBが当たるとハズシをしないといけないじゃん。 目が疲れてきたし自信ないんだよな。」

RTに突入し、すぐにハズシを求められる。
緊張して手汗がヤバイ。

ドキドキ・・・

ドキドキ・・・

ビタッ!!

暖簾が上段に止まっていない。
ちらっと横を見ると、クランキーさんにおもいっきり見られている。

心の声 「マジかよぉ。 めっちゃ格好悪いじゃん。 帰りたいわぁ。」

と落ち込んでいると圧倒的違和感が・・・

音楽が停止している。
リプレイが揃っている。

結果的にはRT中のリプレイ重複だったのだが、このパターンは初めてだったため頭がこんがらがってしばらくフリーズしてしまった。

クランキー 「それってリプレイ重複ですか?」

トーテム 「たぶんそうだと思います・・・」

心の声 「なんでこんなタイミングでレアな当たり方をするんだよ!? HANABI記事を何度か書いているのに素人かと思われちゃうじゃん!!」

しばらくすると、クランキーさんもBBに当選。

そして花火チャレンジに突入したと思ったら、すぐに「カーン」という音が聞こえた。

!!!!????

心の声 「今の音って、花火チャレンジから花火ゲームに移行する時の音だよな。 あれっ? 数G前に花火チャレンジに突入したばかりなのに・・・ということはハズシをミスしたってことか? いやいや、パチスロサイトの管理人が2コマ目押しをミスするはずがない。 きっと私の勘違いだろう。」

こっちを見るなオーラが凄すぎて横目でも確認できなかったのだが、勘違いであってほしいものだ。


その後は三七さんと花火さんが合流し、2人はバジリスク絆を打ち始めたため、クランキーさんは一旦そちらに移動。

それからすぐに二見さんも来たが、彼は店内をグルっと回り他店へ消えていった。

心の声 「プロって凄いな。 こんなとき位遊びで打てばいいのに・・・それとも協調性がないだけなのか?」

この時はまだ、こんな失礼な誤解をしていた。

その後も何故だか出続けたトーテムは、1972枚も流すことができて大勝となった。
が、悲しいかなその勝ち額は翌日のゴルフで消えていくことになるとはこの時は知らない・・・


さて、まつげちゃん以外の全員が集まったということで、飲みの場に移動することに。

ここからがメインイベントである飲み会だが、その前に私から見たライター陣の第一印象をまとめてみる。


●花火さん
少しやんちゃ系かと思っていたら、真面目そうな見た目。

●三七さん
誰?って思うほどに、想像していた人物と180°違う。

●二見さん
見るからに良い人。
プロフィール写真で損しているなぁと思う。

●まつげちゃん
ギャル。


最後にクランキーさん。

顔を見た瞬間に、過去の記憶がフラッシュバックした。

「(泣きながら)お兄ちゃん!!お兄ちゃん!!」と叫ぶ少年。
何の光景かわかるだろうか?

それは、ドラマ金八先生の1シーンで、健次郎役の風間俊介君と引きこもりの兄とのやりとり。

完全に忘れていた記憶がフラッシュバックするほどに、風間君とクランキーさんは似ていた。
あなたの近くに30歳後半の風間君似の人がいたらそれはクランキーさんだ。


お待たせした。

メインの飲み会だが、口火を切ったのは花火さん・三七さんによる業界トーク。
最初からトップギアで全くついていけないトーテムと二見さん。

2人が落ち着いてきたところで、花火さんに質問をするトーテム。

トーテム 「花火さんって、プライベート稼働でいくら負けているのですか? 結構負けていそうですけど。」

いやいやいや、初対面の人に聞くことじゃないでしょ?
バカなの?
ねぇバカなの?

花火 「いや〜結構負けていますよ。 打つのは沖ドキメインですからね。」

大人だ。
なんて大人な対応なんだ。

いきなり失礼な質問をしたことをここでお詫びします。


そんなこんなでワイワイしているとまつげちゃんが到着。

一変する空気。
やっぱり女子がいると全然違う。

むさ苦しい男だらけの飲み会が一気に華やかになり、会話もそれまで以上に弾んだ。


私は三七さんと話をしたのだが、あの人は思っていた以上にアツイ人だった。

記事の中でプライベート稼働が全く出てこないため、「仕事でスロットに関わっているだけの人」と思っている読者の方は多いのではないだろうか?
失礼ながら私はそう思っていた。

それが蓋を開けてみたらかなりのスロット好きであり、スロット愛の深い方だとすぐにわかった。
それは、私なんかが到底及ばないレベルである。

記事は業界枠ということを強く意識しての現在のスタイルのようだが、たまにはゆる〜い記事も書いて欲しいと思った。


そして二見さん。
「プロ」「記事内容」「プロフィール写真」という、会う前に知り得る事前情報では、正直私は話が合わないと思っていた。

が、話をしてみると本当に良い人!!
協調性がないと一瞬でも思ったことを謝りたい。

会った後に記事を見返すと見え方が変わってくるというか、やっぱりネット世界の繋がりだけで人の内面を判断できないと痛感した。
皆さんにも会ってもらいたい。


まつげちゃんとはあまり話ができなかったが、まぁギャルだった。
見た目も喋り方もギャル。

次回はもうちょっと話をしてみたい。


最後にクランキーさん。
最初こそ違和感はあったが、あとは自分が思い描いていたクランキー像そのままだった。
これからも交流を持てたら嬉しい。


と、私からの感想を一方的に書いたが、逆に相手からしたら私がどう写っていたのか?がとても気になる。

私は終電の都合で早めの帰宅になってしまったが、最後まで一緒にいたかった。
もっともっと話がしたかった。
そこだけが心残りだ。

だが、連打!の話も進み、開催されればまた皆に会える。
読者ライター、日記などの投稿者、読者さん、たくさんの人に会える。
そして話ができる。

勝手な話だが、本当に早く連打!を開催してもらいたいと思う。
クランキーさんよろしくお願いします。

 


・・・と、ここまででも文字数的には充分に一記事になるのだが、ライター飲み会絡みの話だけで終わるのもどうかと思い、次回のネタにしようとしていた記事を急遽差し込んでみた。
飲み会の話とは打って変わってダークなものも含まれているが、気にせずに読み進めてほしい。

 


それでは改めて。

もうダメかもしれない。
どうもトーテムポールです。


先日、仕事終わりにホールに入った時に、目の前でマイジャグラーVが空き台になった。

履歴は、総回転数5000G・BB20・RB25という超優良物件。
設定6であれば機械割が109%あるため、誰もが飛びつくような台なのに、そんな台を前に悩むトーテム。
とりあえずスマホで確保はしてある。


〜以下、脳内妄想〜


天の声 「なぜ悩む? ちゃんと立ち回りをしないお前に与えられた数少ないチャンスだぞ?」

私 「わかっています。 ただ、体がこの台に座ることを拒絶しているのです。」

天の声 「なんだそれは? 履歴を疑って設定6ではないかもしれないと思っているのか?」

私 「それはあります。 履歴は6だけど、実際の設定はわからないという不安は拭えないです。」

天の声 「では、神である私が約束をしよう。 この台は設定6だ。 嘘だったら針を千本飲もうじゃないか。」

私 「(あんたが針を千本飲んだとしても何の意味もないのだが・・・そもそも設定の確認もできないし・・・)」

私 「もし設定6が確定していたとしても、座りたくない理由があるのです。」

天の声 「なんだそれは? スロッターでありながら設定6を打たない理由がどこにある? 109%という機械割じゃ不服か?」

私 「機械割はこのご時世を考えれば充分です。 そうじゃないのです。 今は18時じゃないですか?」

天の声 「だから何だというのだ? まだ話が見えてこないぞ。」

私 「閉店が22時30分なので、打つ時間が4時間30分あるわけです。」

天の声 「それだけの時間があれば充分だろう? ノーマルタイプでも2000枚は出るぞ?」

私 「出玉じゃないのです。 もう単刀直入に言いますね。 要は4時間30分も拘束されることが嫌なのです。 しかも勝てるという確約もないのに。」

天の声 「えっ!? そこっ!?」

私 「はい。 サラリーマンにとって平日の夜に何時間も打つのは辛いのです。 他にやりたいこともあるし。 大抵負けるし。 寝たいし。」

天の声 「じゃあ何しにきたの?」

私 「それが自分でもわからないのです。」


〜妄想終了〜


そしてトーテムは、下皿に置いてあったスマホを回収してそっと店を出た。


別にネガティブな話をするつもりではなかったが、本当にあった出来事だったためそのまま書いてみた。
妄想内の会話も、脚色はしてあるが大体が実際に考えたことである。

私は、もうスロッターとして終わったのだろうか?
そう思うと何だか寂しい。


気分を変えようと、数日後にパチンコを打ってみることに。
私は滅多にパチンコを打つことはなく、今回も何ヶ月ぶりという感じである。

友人であるKがマクロスを打っているというので、その隣に座った。

数分後・・・

私 「ま・・・回んねぇ・・・ハァハァ」

K 「人気がある台だから回らないんだよ。 そこは我慢だな。」

私 「えっ、回らないのに打つの? 我慢するところ違わない?」

K 「いや、パチンコなんてそんなもんだよ。 俺の台なんて1Kで10回しか回んないからね。」

私 「・・・」

打ち続けること15K。
何とか当たりを獲得し、ラッシュに突入してホクホクしていたらあっさり抜ける。

私 「またゼロから?」

K 「そう。」

1箱にも満たない出玉を飲ませて、そっと席を立つトーテム。
今は色々と時期じゃないのだと自分を説得し、店を出た。

気分が乗らない時は、勝っても負けても何も残らない。
経験上、そんなときは適当な台に座っていつも以上に大負けする。

だから、潔くパチンコ屋に入らないのがベストだろう。

というわけで、しばらく禁スロする。

稼働記事が書けないときは何を書くか?
そう過去のことだ。

以前にトーテムの主観と偏見によるスロット歴史を書いたところ、思ったよりも好評であったため、今回も過去を振り返りながら書いてみる。

いざ参る!!キリッ

 


誰もが「サクラ」という単語を聞いたことがあると思う。
説明は不要だろう。

遡ること7年位前、当時私がマイホにしていたホールで、初めてサクラと思わしき人物に出会う。
根拠は、「見る度に出ている」というありきたりなもののため確信はない。

が、毎回のようにスパイダーマンを打って箱を積んでいる様はとにかく目立った。

ただ、気になることがいくつかある。

先ほど「毎回のようにスパイダーマンを打って」と書いたが、そうでない日は何を打っているかというと、「北斗の拳2 乱世争覇伝 天覇の章」だったのだ。

覚えているだろうか?
覚えている方は少ないかも知れない。

北斗の冠を持っているにも関わらず、クソ台すぎて記憶から消えてしまっている人が多数であろう悲しき宿命を背負った台。

この台は、設定6でも機械割が106%で、ほとんど見向きもされなかった台である。
現に、設定6が確定していても空き台があったような台だ。

毎回スパイダーマンだと目立つからという理由で、たまに北斗を打っていたのかもしれないが、106%とは言え1日打てばそこそこ出る。
むしろスパイダーマンで出すより目立っていた。

何よりこのサクラは、見た目がとにかく目立った。
サイズでいうと、マツコデラックス位はあっただろう。
※マツコデラックスを直で見たことはない

そこが一番、サクラかどうか悩んだところでもある。

「あんなに目立つ人間をサクラとして起用するだろうか?」

どうしてもこの疑問を拭えなかった。

しかし、高設定奪取率と、他機種にも高設定はあるのにスパイダーと北斗縛りは怪しさ満点で、確実にサクラであったと思う。

だから何だ?という話だが、これは前置きで本題はここから。

実は、私の親友が「打ち子」をやったことがある。
サクラと違い、打ち子というものがどういうものかわからない人がいると思うが、これから書く内容で理解してほしい。

また、サクラや打ち子は犯罪となる場合もあるため、これだけたくさんの方が見るサイトで、親友のこととはいえ告白することが適切でないのは承知だが、過去にそういうことがあったということと、今後もしそういう誘いがあっても断って欲しいという思いを込めて書く。

まぁ、現在サクラや打ち子がいるとは思えないが・・・

なお、「親友」のことは「タカシ」という名で書かせていただく。

 


遡ること9年位前。
当時彼が住んでいた学生寮で仲良くなったばかりの友達から、こんな誘いを受ける。

友達 「そういえばタカシってスロットやるよね? いいバイトがあるんだけどやってみない?」

タカシ 「スロットのバイトって何? サクラ?」

友達 「いやいや、違う。 打ち子!」

タカシ 「打ち子? 何それ?」

友達 「説明が面倒なんだけど、とりあえずこっちが指定する台を1日打てば、勝っても負けても12,000円を払うよ。 どう?」

タカシ 「お前はやらないの?」

友達 「俺はスロットってよくわからないんだわ。 俺は人を紹介することでお金をもらってる。」

タカシ 「ふ〜ん。 まぁやってもいいよ。」

友達 「よし、じゃあまた日時と場所は連絡する。」

という流れで打ち子をやることになったタカシ。
危険な香りはしていたが、それよりも興味の方が上回ったようだ。

この手の話は望んでも叶わないし、ある意味運命だと思ってしまった模様。


※伝聞調で書いているとなんだかまどろっこしいので、以降はタカシに成りきって体験談風に書いていく※


当日、山手線のある駅に到着する。

時刻は10時。
集合場所である、駅近くのマクドナルドへ向かう。

ここでやや疑問に思ったのは、「10時オープンの店にも関わらず、10時に駅近くのマクドナルド集合」ということ。
狙い台があるなら、朝一から行かないと打てないのではないか?と。

そんなことを考えていると、同年代と思えるがかなりガッチリした体型の男が話しかけてきた。

男 「タカシ君?」

タカシ 「そうです。」

男 「あと2人来ることになっているから、ここで待ってて。」

タカシ 「わかりました。」

すると全員が集まる・・・はずが、1人来ないみたいだ。

連絡も取れなくて焦る男。
その姿を見ながら、ただボケーッと待つ。

男はなんだか焦っているようだが、開店時間も迫っていた為、紙を1人1枚渡した後に説明を始めた。

ルールは以下の通り。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
●同じタイミングで入店しないように間隔をあける

●紙に書かれている台番の台を打つ

●紙は入店前に処分する

●入店し台が埋まっていたら男に電話をする

●最初に5万を渡す

●無くなったら男に電話をする

●昼休憩は時間を指定され、同じタイミングにならないようにする

●終了は、20時前後でゾーンや高確率を抜けたとき

●謝金は、何万勝とうが何万負けようが12,000円
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ざっとこんな感じ。

すると、連絡が取れなかった奴が遅れてやってきた。
タカシともう1人は説明が終わっていたため一時解散と指示され席を外したが、遅れてきた奴はタカシが遠くにいても聞こえる位に男に怒られていた。


ほどなくして時間になったため、タカシは入店をする。
開店時間はとっくに過ぎていたため、台に座っているお客さんはいるが、全体的にはガラガラといった感じであった。

自分が打つべき台を探しながら他の台の履歴もサラッと見たところ、とても優良店と言えるものではなかった。
台数と稼働状況を考えると、むしろボッタ店と言ってもいいほどの状況。

この時、タカシはこう思った。

「打ち子を雇ってまで見せ台を作ったとして、この店にどれほどの効果があるのだろうか?」

この疑問は後に解決するのだが、このときのタカシはまだ知らない。

そして打つ台の前に来た。
その台は「吉宗」。

北斗が打ちたかったため残念な気持ちは抑えきれなかったが、吉宗の設定6を打ったことがなかったためある意味ラッキーだと感じた。


詳細は省くが、結果として9000枚出た。
最大ハマリは500Gで、綺麗な右肩上がりであった。

あとの2人は共に北斗を打ち、12000枚と5000枚で快勝だった。

換金を終え、男に電話をすると、朝に集合したマクドナルドに呼ばれた。

男は手慣れた様子で札束を数え、「うん」と頷いて懐にしまう。
そして封筒に入ったお金を取り出しタカシに渡す。

男 「これで終わりだから。 今日はお疲れ様。 またよろしく。」

タカシ 「あっ、はい。 ありがとうございました。」

こうしてタカシの初めての打ち子は終わった。


後日感想を聞いてみた。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


Q.
やってみてどうだったか?


A.
意外とあっけなかった。
最初は緊張したが、あとは普通にスロットを打っているだけだった。


Q.
報酬は高いか安いか?


A.
好きなスロットを打つだけで12,000円もらえるのは、お小遣い稼ぎという面で見るのならばよいのではないか。
回数を重ねれば15,000円に上がるらしい。
が、出玉と報酬に関係性がないことを考えると単なる作業になってしまうため面白くもなんともない。


Q.
機会があればまたやるか?


A.
もうやらない。
そもそも悪いことだし、それに危険だと思えるところもいくつかあった。


Q.
危険というと?


A.
紹介してくれた友人に黒幕は誰なのかと聞いたら、店の設定師だと言っていた。
設定師が小遣い稼ぎのために店長や店の関係者に内緒で我々を雇っていたということ。
思っていた以上に危険な橋を渡っていたことに気づいたからもうやることはない。


Q.
だから入店や休憩をバラバラにして、仲間だと思われないようにしたということか?


A.
そうだと思う。
打ち始める前に打ち子を雇ってまでこの店にどれほどの効果があるのか疑問に思ったが、店とは関係のないところで動いていたためつじつまも合った。


Q.
最後に一言。


A.
美味しい話には絶対落とし穴がある。
自分では思ってもいないようなしっぺ返しがくる可能性もある。
軽い気持ちで危険なことに手を出さないように。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


いかがだっただろうか?

なかなか知り得ないブラックな話。
今はいないと思うが、もしサクラや打ち子のような怪しい人間がいるホールには近寄らないのがベストである。

そして、自分に話が来ても簡単に引き受けないようにしていただきたい。

それでは!!



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