くらえっ!! 地下鉄銀座線サーブ!! どうもトーテムポールです。 冒頭の台詞に意味はない。 急に思い出したので書いてみただけだ。 わかる人だけがわかればいい。 そんないつも通りのスタンスでお届けする今回の徒然考の内容はこちら。 「パチスロ昔話」 昔話と言っても、私がスロットをはじめてから現在までの約10年間の話をしていくため、たいした話はないかもしれない。 しかし、自分の記憶を整理していくという意味も含めて書いてみる。 その中で共感してもらえる箇所が少しでもあれば幸いだ。 そして賢明な読者さんならお気づきだろうが、多忙と体調不良で打ちに行く時間がなく、機種考察や稼働記事が書けないためこのテーマになった。 昔話をするというのは、大抵がそんなタイミングだ。 推して参る!!キリッ スロットに興味を持ったのは、友人の話を聞いたところから始まる。 友人 「北斗の拳って台を打ったら二日で40万勝った!」 私 「40万!?」 学生にとって40万円は、超がつくほどの大金である。 それを二日でゲットしたという友人を素直に凄いと思った反面で、凄すぎてよくわからないというのが正直な感想だった。 そのため、その話を聞いてからすぐにパチンコ屋に行くこともなく、私のスロットデビューはそこから半年後になる。 世は北斗ブーム。 その中で大学生になった私は、デビューを果たした。 皆が皆、ケンシロウとラオウの戦いに一喜一憂していた時代。 ラオウのパンチをトキでかわそうものならボルテージは最高潮。 雲が動いているだけで、いい年をしたおっさんがキャッキャしていたほどだ。 初打ちはもちろん北斗の拳・・・とは言い切れず、パネルのリオちゃんにつられてスーパーブラックジャックを打ったような、人が集まっているからという理由でマジックパルサーを打ったような、と記憶は曖昧だが、1万円近く勝利したのは覚えている。 それに気をよくした私は、ものすごい早さでスロットにのめり込んでいく。 ・・・ということもなく、ジワジワと興味を抱くようになっていった。 というのも、元々はとても慎重でケチな性格であったため、無作為にお金を賭けることにかなり抵抗があったからだ。 興味はある・・・けどお金はもったいないといった感じだ。 最初は意味もわからず1000円・2000円を打って終わっていたと思う。 もちろんビギナーズラックは最初の1万円だけで、それ以降の数回はまともに当たりすら引けなかった。 それでもなぜ、ケチな私が続けたかと言えば、「スロットにお金のニオイを感じた」からだ。 格好良く言ってみた。 が、その直感が現実のものとなるのだから直感もあながち捨てたものではない。 私の細かい成長は省略するが、まず目をつけた台は「吉宗」。 散々北斗世代だの北斗ブームなどと言ったが、実は北斗はほとんど打っていない。 打ち始めの基準が特にないことと、ヤメ時になるとレア役が成立してヤメられないのがストレスだったからだ。 吉宗は本当に良い台であったと思う。(別に北斗が悪い台と言ってるわけではない) 711枚の1G連の破壊力は凄まじく、ものの数分で箱に手が届き、さらに数十分でドル箱タワーが積み上がる。 出玉だけでも十分に魅力的な台ではあるが、吉宗を人気台にした最大の要因は「音楽」だろう。 高確率中の高揚感のある音楽からはじまり、BB中のキャラ選択ができたのも良かった。 現に私も姫BBの「そこにあるかもしれない」を聞きたくて打っていたと言っても過言ではない時期が存在した。 立ち回りにしても、高設定狙いだけでなくゾーン・天井狙いなどができたことでお金のない学生にとっては打ちやすい理由になっていた。 そして吉宗で思い出すのは、地元で開催されていた「朝一全台シャッターがしまった状態からのスタート」というイベント。 勝手に高確率からスタートするものだと思っていたら、鷹狩りが始まってとても驚いたものだ。 隣がヤブサメ演出だったのには笑いをこらえきれなかった。 この北斗・吉宗政権は、非常に長い間スロット業界を盛り上げてくれたし、私に立ち回りというものを教えてくれた時代であったと思う。 そんな中、私の立ち回りに転機が訪れる。 引っ越しをきっかけに主戦ホールを変えたのだが、そこから収支が大幅に向上したのだ。 いつぞやの日記で少し書いたが、東横線の綱島から白楽に引っ越し、主戦ホールを横浜駅西口に替えた。 まさに鉄火場。 毎日が刺激的。 全6は当たり前。 通常営業日でも万枚が1日に10台近くなんて日もザラ。 ライバルは多いが、そんなところで打っていれば誰だって勝てる。 私 「スロットって楽勝だなぁ。 このままスロプロにでもなろうかなぁ。」 と考えたとか考えていないとか。。。 ちなみにこの頃のスロット雑誌には、各機種の設定毎の勝率や万枚達成率が載っていたのを覚えている。 カイジと黄門ちゃまは、設定6の勝率が100%に近かったため、イベント日にはこぞって皆が狙いにいっていた。 その情報が今は載っていないということは、それがどういうことなのか容易に想像できるだろう。 しかし、良い時代はいつまでも続かない。 吉宗の後継機として押忍!番長が登場する。 これが個人的にイマイチだった。 低い機械割、1G連のストックは1つだけ、BBの獲得枚数も400枚弱。 市場では面白いと評判だったが、私には吉宗の後継機ではなく、劣化版にしか思えなかった。 が、あとから思うと番長はまだ良かった。 いや、かなり良かった。 第1消灯ハズレなど前兆(ガセ含む)が確定する演出があり、前兆G数をカウントするという文化を根付かせた偉大な台だ。 その後に、スロット史上最悪と言ってもいいほどの台が登場する。 皆さん見当はつきますよね!? そうです。 「北斗の拳SE」。 何が最悪だったかと言うと、どこから言っていいのかわからない位なのだが、とにかく市場には全く受け入れられなかった。 スロットにおいての最強装備である「設定6確定札」が刺さっていてもなかなか埋まらなかったといえば、当時を知らない人にもその惨劇が伝わるだろうか? 期待が大きすぎたということもあるが、それにしてもヒドイ仕上がりで、4号機は終わったと思った瞬間だった。 閑話休題。 と、ここまで書いてあることを思い出した。 あることとは、ズバリ「攻略法」についてである。 私は一度だけ友人経由で攻略法を教えてもらったことがある。 もちろんタダで。 機種は「大ヤマト」。 5号機世代には説明が難しいのだが、特定の打ち方をするとボーナスのストックの有無がわかるというものだった。 この機種はストックがある状態から打ち始めれば大きな期待値を得られたため、ストックの有無を知ることができるということはそれだけで勝ったも同然、お茶の子さいさい状態。 しかも私が情報を仕入れた時はまだ市場に情報が出回っていない時期で、打ちたい放題だったのだ。 情報は金を生むということを、学生ながらに実感した瞬間だった。 このフィーバータイムでいくら稼いだか知りたいかい? ビックリするぜ? ************ ●大ヤマトの収支 マイナス数万円 ************ えっ!? えっ!? なんて!? という声が聞こえたので説明する。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 情報を仕入れる →スロット歴が浅く、説明された意味がイマイチわからない(説明してくれた友人もスロ素人) →とりあえず実践してみる →数回試すも全然当たらずあきらめる →しばらくしたら大ヤマトの島が封鎖されている →情報は本当だったのだと後悔する 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 無知とは何と罪なことなのでしょうか? トーテム青年は、二度と同じことを繰り返さないようにスロットの猛勉強を始めたが、あれから攻略法に出会うことはなかった。 ちなみにだが、一度だけ騙されるのを承知で雑誌に載っている攻略法を購入したことがあるが、完全にガセだった。 攻略法とは買うものではないし、技術が進歩した現代では存在しないと思っておいた方がいい。 さらに言えば、先ほど私は大ヤマトで後悔したと書いたが、今思えば攻略法で一時の大金を得なかったことは良かったと思っている。 島封鎖までの期間と期待値を考えると軽く100万は稼げたと思うが、そこでその金を手にしていたら変な方向に人生が狂っていたかもしれない。 「人間万事塞翁が馬」 人生において何が良くて何が悪いのかわからない。 そんなお話でした。 さてさて話が脱線したが、そろそろ飽きてきた? だが続ける。 世は5号機への移行がちゃくちゃくと進んでいたが、打ち手は完全に二極化していた。 5号機に対応し、小役をカウントする者。 俺の空や秘宝伝の4号機をギリギリまで打ち続ける者。 私は後者。 大っ嫌いな秘宝伝を渋々打って、案の定RBまみれで余計に嫌いになった記憶が残っている。 何と言っても、初期の5号機は本当につまらなく、ど根性ガエルやハクション大魔王などはどう接していいのかわからなかった。 流れが変わってきたのは、ボンバーマンや仮面ライダーなどの機械割が119%の機種が出てきたところからだろう。 5号機に光が差した瞬間だった。 「5号機でも高設定を掴めば大勝できる」 この考えを与えてくれたのは、スロッターにとって幸せなことだった。 リンかけやスパイダーマンは、機械割だけでなくゲーム性も素晴らしく確実に名機であった。 エヴァシリーズによる空前のカチカチ君ブームが起こったのも懐かしい。 個人的に好きだった台は「餓狼伝説」。 コイン持ちがよくなるAT「餓狼チャンス」を、コインが減っていくAT「過労チャンス」と最初に例えた人は凄いセンスの持ち主である。 そして本当に過労になってしまうほどのダルイ台だった。 餓狼チャンス中の台が平気で空き台になる。 →打つ →飽きる →餓狼チャンスのまま捨てる 当たっても、ジョーヒガシのクソボーナスばかりでイライラしていた。 でも好きだったのだ。 人の好みとは不思議なものである。 リンかけで中押しを覚えて、餓狼伝説とデビルメイクライで逆押しを覚えた。 そしてこの位の時期から、アイムジャグラーを打つようになった。 と、5号機にもやっと対応できるようになってきたところである台が登場する。 「2027」 最初は無限ARTに突入するバグで話題を集めたが、斬新なシステムとちゃんと作り込まれた世界観は素晴らしいものだった。 ただ、この機種が登場してからしばらくは危険な台が乱発される。 2027を筆頭に、戦国無双やパワフルアドベンチャーなど、目押しができないとARTが終了してしまう打ち手に優しくない台が出てきたのだ。 2027ではART中にジャックインさせてしまっている人を何人もみたし、戦国無双に至ってはART中の消化が本当にやっかいで、かなりの集中力が求められた。 パワフルアドベンチャーも、目押しミスでARTを終了させてしまう人が続出し、私は年寄りが打っていたパワフルを打つという最低の立ち回りで結構稼いでいた。 ただ、高設定を掴むことがほとんど無くなり、打ちに行く回数はかなり減ってきていたのもこの頃である。 そろそろスロットも引退か? ・・・と思ったところで、あることがスタートした。 5スロである。 ある日、友人のKに連れられて嫌々5スロの店に行ったのだが、ここでも直感が働く。 「お金のニオイがする」 初めてパチンコ屋に入ったときと同じ感覚が数年の時を経て蘇った。 レートが低いということで粘っているお客は少なく、ドル箱が積み上がっていることはないが、空き台のデータを見ると高設定っぽい台が多数あった。 私のイメージでは、5スロは利幅が少ないため20スロより設定状況は良くないと思っていたが、実際には違っていたのだ。 それから数日通ってみたが、桃太郎電鉄が連日高設定の据え置き(ほぼ6)で三日連続仕事帰りに3000枚出したり、ハードボイルドや俺の空、リオスパなどでも高設定を打った記憶がある。 勝てるスロットとはとっても楽しいもので、これを機に5スロ限定だが、引退は遠のいた。 そしてエウレカセブンと新鬼武者の時代が始まる。 えっ!? まだ終わらないの!? さすがに飽きてきた!? あまりに身のない内容過ぎてさすがに不安になってきた。 やめる? ここまでやってやめとく? いや、お、お、推して参る!! 正直、この頃はほとんどスロットを打っていない。 5スロの状況も悪化し、20スロなんてもっとヒドイ状況であったため打つことはなくなっていた。 勝率は下がり、負け額は増大し、設定看破も難しい。 そして何より求められるヒキの性質が変わってきたことが大きい。 スロットのヒキと言えば、ボーナスが基本である。 ボーナスをたくさん引けるか引けないか? BB、RBのどちらに偏るか? などが基本としてあるはずなのに、この頃から主役が小役に変わったことが顕著である。 どのタイミングで小役を引くか? どの順番で小役を引くか? 小役をまとめて引けるか? など、求められるヒキが小役のタイミングに変わったのだ。 そして私は、そのタイミングが噛み合うことが本当に少なかった。 引くべきものは引いているのに、収支に結びつかない。 たまに高設定を打っても思ったほど勝てない。 自分ではどうしようもない現状に、足が遠のいたのは自然なことだった。 約半年スロットを打たないことが続き、さすがにそろそろ引退かなと思ったところで友人のKが再び登場する。 K 「ひぐらしのなく頃に祭って台がメッチャ面白いよ! 目押しできるなら一緒に打ちに行かない?」 渋々、本当に渋々打ちに行った。 一通り中押しによる打ち方を教わり、何かあったらKに問うというスタンスで始めたひぐらし稼働だったのだが・・・ 私 「・・・メッチャ面白いんだが!! 何これ!? えっ?」 初打ちからもう虜である。 こんなに面白い台が今まであったか? 否!! という勢いであった。 ここから私はスロットに再び復帰し、主戦場がかなりのAタイプ寄りになる。 といった具合だ。 ここから先は、読者日記から記事を書き始めていてそれと被ってくるため、今回はこんなところで終わりとする。 私の主観と偏見でみたここ10年のスロットの動きだが、4号機から5号機初期のくだりは共感してくれる方も多かったのではないだろうか? 本当はもう少し細かく書いていきたい箇所もたくさんあったのだが、それはまたどこか別の機会で書けたらと思う。 くだらない内容の長文だったにもかかわらず、最後まで読んでいただきありがとうございました。 次回は画像多めの稼働系の記事を書く予定だ。 バーイ! 【 パチスロ徒然考 】 メニューへ
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