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回胴小噺



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日工組と全日遊連の溝を埋めるために出来ること [2016/11/14(月)]

吹く風がだいぶ冷たくなってまいりましたね。
皆様、いかが過ごしでしょうか?
春川亭三七でございます。

早速ですが、マクラ代わりに前回のコメントにいただいたもので気になったものを拾っておきましょう。


>都内では、特定日に7図柄のラインで設定示唆してるホールがありますが、規制対象でしょうか。

前回の記事における「広告宣伝規制」という意味では、規制対象外になると思います。
「特に他意はないです」という文言で逃げられる可能性がありますから。

ただし、風営法20条1項における「射幸心を煽る恐れのある遊技機を設置してはならない」の部分に引っかかる可能性はなくはないかなと。

とはいえ、違法な基板を用いて、違法な出玉性能というわけではないので、セーフ8:アウト2な感じでしょうか?
あとは、所轄の温度感で変わってくるのでしょう。


>でもパチスロサイトでみんなで集まって打とうぜ!は、射幸心あおりませんか?

風営法の規制対象者は、あくまで遊技機を「設計・製造」する側と「運用」する側になります。
なので、ぱちんこ・パチスロに関して言えば、その規制対象者は「メーカー」と「ホール」ということです。

「連打!」の意義に関しては、管理人クランキーさんの書いた「第2回連打の開催が遅れた理由」をご覧いただければお分かりいただけると思いますが、この理念が射幸心、いわゆる「労せず利益を得ようとする欲心」に直結するものではないと思っております。

そもそも、実際ホール選定をするガリバーくんをはじめ、サイト全体として「広告宣伝規制」に関してはかなり神経質になっていますしね。
当たり前のことですが、今後もルールを遵守する形で進めてまいります。


とまぁ、なんでいきなり質問回答からスタートしているのだと思う方もいらっしゃるかとも思いますが、今週のお題に直結する部分だったので、回答させていただきました。

今週のテーマは、タイトルにもある通り、「メーカー」と「ホール」に生まれた溝。
そのあたりを検証したいと思います。

 


【ベニヤデザインに見る全日遊連の被害者意識】
年内回収が確定的となった「違法な『可能性のある』遊技機」。
外枠のみを残し、遊技盤を取り外し、その位置にベニヤ等を取り付ける対応を余儀なくされるホールが出てくるであろうことが予想される中、全日遊連から発表されたベニヤ板等に貼付する統一表示に以下のような文言がある。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「この台は、『遊技機メーカーの不手際』により回収・撤去されました。 今しばらくお待ちください。」
全日本遊技事業協同組合連合会
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

この表示を見ると、回収遊技機の顛末を知らない人からしたら、メーカー『のみ』が悪いような印象を与える文言である。
殊更にメーカーのみを糾弾するような内容の文言はどうにも印象が悪いし、ホール側に落ち度がないように強調しているようにも映る。

ただ、別にこれは完全なる不正解ではない。
今回の回収に関しては、もちろんメーカーの悪い面があるのも事実だ。

ただ、ホールに落ち度がないかと言われると、それは「ちょっと待て」と言わざるを得ない。
私個人としては、「どこも悪いから、どこも責任を取る必要があるし、どこも被害者だから、どこも歩み寄る必要がある」と思っている。

なので、各所の責任がどこにあるのかを検証していこう。

 


【警察庁の責任範囲】
「いきなりぶっこんできたな」と思われる方もいるかもしれないが、水は高い所から流れるに決まっているので、まずは型式試験を行う保通協の責任範囲を確認しておこう。

回胴式遊技機の試験方法が変更された話は2年前までさかのぼることになるわけだが、あの試験方法は「メーカーが見つけた試験方法の盲点を今後は認めない」ということの意思表示として受け止められた。
具体的には「試験時に左リールからの、いわゆるオヤジ打ちはしない。 中押しや逆押しも随時していく」というシンプルかつ効果的な方法で、ゼロボATの出玉性能を抑えにかかった。

ざっくり言ってしまえば、要はそれと同じことをぱちんこでもやろうというのが「不正の疑いのある遊技くぎ」の問題と言えるだろう。

「型式試験の時に持ち込まれたくぎ調整」と「ホールに納品された時の釘調整」が全く違うことを指摘することに端を発したわけだが、これまでその試験方法において「おおむね垂直」という曖昧な基準で試験していたところに問題がある。

具体的に言えば、型式試験時に使う台は、スタートの位置はほぼ「逆八の字」くらい狭くなっている。
しかし、一般入賞口の開きは大きいため、返しが多く設定されている。
そのため、いわゆる1000円あたりの回転数が、ホールで体感するそれとは大きな開きがあるわけだ。

型式試験時に、この「おおむね垂直」という基準で垂直から10度も曲がったくぎさえも「申請通過」にしていたところに大きな問題がある。

当たり前の話だが、作る側も使う側も許容される範囲が甘いならば、それに甘えるに決まっているだろう。
というか、長年かけて「ここまでは大丈夫」という基準が作られたと判断してしかるべきだろう、作る側も使う側も。

本来であれば、その基準は風営法の下、明確な角度、見た目の基準を作ってしかるべきだったのに、そうしてこなかったのだから、警察庁としてはその試験基準の見直しを図るべきだ。

実際のところ、現時点においてもぱちんこの保通協適合率はすこぶる悪い。
が、それは結局保通協が持ち込む側にゲージの基準を依存しているからだ。

ここに関しては、メーカーもホールも何も言えないのだから、「申請ゲージ」というものが生まれてしまった土壌があったのだから、ここでケツを拭けるのは保通協、すなわち警察しかいない。

 


【メーカーの責任範囲】
「くぎはいじられるもの」という前提ありきの製造過程である以上、そのくぎをいじる工程があるのは推して知るべしかとは思うが、保通協の試験の甘さに依存して怒られるところまでやりちぎったのはメーカーだ。

ここに関してはやはり、メーカーしか責任が取れない。
上述したところの「メーカーの不手際」といえばここにあたるだろう。

さらに言えば、メーカーからの資料で、ベースを変えるためのくぎ調整を指南出来るような環境があったのもいただけない。
そのため、メーカー発表の保証書が元ゲージと比較した時になんら説得力がないのも問題視された。
保証書に関しては、中古機の保証書の方がメーカー発表の保証書より信頼度が高かったというのだからなんとも皮肉ではあるし、管理がずさんに映る。

しかし、ぱちんこのくぎというのは、打ちだされた玉が一つとして同じ動きをしないように作られているわけだから、運用中にその元ゲージと同等だと保証できるかといわれれば、そこまでをメーカーに押し付けるのはいささかやりすぎだ。
そこにホールの責任は存在する。

 


【ホールの責任範囲】
保通協の試験においても、メーカーの申請ゲージ・納品ゲージの違いについてもホールが出来ることは一つもない。
申請が通らなければ、ホールが何かをすることはできないし、メーカーに売ってくれとせっつくこともできない。

当たり前のことだが、売られるまでの時点においては、ホール側が言う「メーカーの不手際」という言い方は、やや嫌味っぽくはあるが適切だろう。

しかし運用において、くぎを叩かないホールを聞いたことがない。
それが、出玉を削る目的なのか、スタートを上げるためなのか、それはホールによって様々だが、ぱちんこを使って営業をするとき、くぎをいじらないでホール営業をすることは現時点ではありえないわけだ。

となれば、まさかホールが「メーカーが申請ゲージと納品ゲージがあるなんて知らなかった」とは言えないはずである。
もし本当に知らなかったというのであれば、所轄の抜き打ちの立ち合いをしてもらって、「営業中の台のゲージはメーカーからの保証書と同等です」と胸を張って言えばいい。

しかし、誰も現時点で運用されている台が保証書と同等ということを証明できないのだ。
だから、「知りませんでした」はあまりに虫が良すぎる。
メーカーとやり取りをしているのだから、知らないわけがない。

ここにホール責任論が出てくる。

日常的にくぎを調整する必要が出てくるのだから、それは否応なく仕方がない。
当たり前のルーティーン業務だ。

だから、ここの部分を警察はつついてくるし、メーカーはどうしてあげることもできない。

 


【3者の立場】
3者の立場をまとめると、要はこういうことである。

警察はなぁなぁな試験基準だったが故、メーカーは申請用と納品用の二つの基準を設けてくぎ調整。
その納品ゲージもまた、出玉やベースの調整ができるように元ゲージの保証書においては信頼度がない。
ホールはその状況を利用して、ゲージを変え、本来ならば、変更申請が必要であるべきくぎ調整を無断で行なっていた。

お互いがお互いに甘えている場所があり、その甘えられた場所に責任が存在しているのだ。
だからこそ、「(警察も含めて)誰もが責任を取るべきだし、誰もが歩み寄るべきだ」と言ったのだ。

しかし警察は、自身の試験方法についての責任論は棚上げしていて、これまでの業界の「暗黙の了解」だった「くぎ問題」を「メーカー出荷状態」に限定することで、あくまで売る「メーカー」と買う「ホール」の問題にすり替えた。

こうして警察は、うまいこと自身の責任への追及から逃れることに成功したかに見えたが、ここへきて「そうは問屋が卸さない」と言ってきた男がいる。
民進党の初鹿衆議院議員である。

 


【初鹿議員の質問主意書(2回目)】
民進党を支持か不支持かとかの政治議論はとりあえず置いておいて、今回の初鹿議員の質問主意書は前回より興味深い。

前回の質問主意書は1月。
その時に出した質問主意書を元に、4月の国会答弁にて「遊技機にもスピードメーターを」という論調を繰り出し、「メイン基板に7セグ取付の地盤固め」に利用された程度にしか認識されていないが、今回は改めて、前回の内容を踏まえて、「政府の責任(=保通協の責任)」について、言及する質問が乗っかっていた。

その質問では、具体的にホール、メーカー、政府とそれぞれの責任について明らかにしていただきたいと記載されていたが、政府回答は結局「日工組からの報告の通りです」のみの一点しか回答されていなかった。
これでは、質問した方の意図にはあっていないだろうから、おそらく初鹿議員は追加で質問してくると思われる。

今後も、責任論についてはのらりくらりで逃げてきそうな気もするが、今国会で審議にはいりそうな「カジノ法案」の事を鑑みると、業界の立場をはっきりさせるためにも真摯な姿勢で自身の責任論を明確にしてもらいたいと思う。

せっかくのいい機会なのだから、このタイミングを利用して、保通協試験基準のアナログな部分(ぱちんこの場合だとくぎ)についても明確な基準を設けたらいかがだろうか。
それが、先々の業界復興につながると思うのだが…。

今回の答弁の内容では一切明確にならなかったが、この後の初鹿議員の二の矢、三の矢にはちょっと期待したいとも思う。

 


【終わりに】
さて。
改めて釘問題の責任論を展開させていただきました。
これでおしまいです。

というか、おしまいにしないと。
いつまでこのくぎ問題で引っ張っているんだって話ですもの、ホントに。

次このくぎ問題を書くことがあるとしたら、来年の頭。
完全撤去の通信簿になるんじゃないですかね?
もう、過去のほじくりはしたくないですもの…。

まぁ、ホント初鹿先生、ちょっとズレたこと聞いてきたりすることもありますが、今回の質問の急所のつき方はちょっと興味深いものがあります。
今後の展開を楽しみにしたいなと思っております。


まぁ、本来なら、ここでこの稿をおしまいにするところですが、となると最初のわたしの質問回答とこの本文がつながらねーじゃねーかってことになっちゃいますので、追記しますね。

今回の責任論には、当たり前ですが、エンドユーザーは入ってこないわけです。
となると、ムーブメントの起こし方としては、下から上への動きになってくるんです。

ほら、ダンス法案とかと一緒ですよ。
まずはエンドユーザーが盛り上げる。
その動きが、業界を動かす一歩になるかもしれないんです。

だからこその連打!ですよ。

当たり前のことを当たり前にしているホールが繁盛している。
この思いと、遊技が勝つだけじゃない何かにつながることを信じて、今後も業界の盛り上げの一助に連打!を成長させていきたいと思っております。

■第3打目「連打!」 11月20日(日) エンジェル武蔵小山店

わたくしも参加させていただきたいと思っております。
大したこたぁできませんが、皆様が楽しいと思える現場を作ろうと意気込んでおりますので、奮ってご参加ください。


それでは、お時間です。
お目通しありがとうございました。



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