さて。 41回目、「春川亭三七」改め「春川亭三四」でございます。 ・・・なんてね。えへ。 というのもですね。 この度、6月末の風営法の改正に伴い、ぱちんこ・パチスロ関係の風営法営業種の区分けが「風営法第1条第7項」から「第4項」の項目に分類分けされましてね。 わたしの名前の由来の「三七」は、「三」は自身の所属先から拝借し、「七」は「七号営業」から拝借していたものなので、「えー?じゃあ自分の名前も変えなきゃいけないかなぁ・・・」なんて思っていたのですけど、「三四(さんし)」ってね〜・・・。 漢字は違えど、音がいっしょですからね〜、「三枝」と。 なにかい? じゃあ、わたしは文章の合間にちょいちょい「およよ」とか言ったり、将来的には「文枝」に変えなきゃならないのかえ? なんなら、将来的には芸名に色入れているような人と不倫でもして浮名を流したりしてやろうかしら? まぁ、冗談はさておき。 今後も「三七」で続けていこうと思いますので、今後ともどうぞよろしく。 さて、それでは本題へ。 前回のコラムでもちょいちょい振っておきました、京都と横浜の遊技くぎ摘発事件について、掘り下げて私見も交えてお伝えしてみましょう。 【京都城陽市のホールの摘発事案概要】 今回の「申請機と異なる可能性のある遊技機」の問題が、Yahooのトップニュースでも報じられるほどの大きな自主回収事案となったため、ぱちんこの違法機問題に対して多少神経質になりすぎている時期なのに起きてしまった摘発事件。 本質的にぱちんこという遊技がくぎの傾きに依存する以上、くぎを適当に叩く必要があるのはもはや周知の事実であるわけで、ある程度の制限はあれど、許容されていたものです。 もともと「釘師」という職種の方もいたくらいですから。 むかーし、あったでしょ? ナインティナインの岡村さんが巨乳の釘師とスキャンダルになったとかなんとか・・・。 そういう職業もあったわけです、当時は。 ってもう、10年以上も前の話ではありますが。 で、その城陽市の遊技くぎ。 どうやら、命くぎのピッチが13.8ミリもあったそうで、これってかなり広い部類。 というか、そんな店いまだにあったんだっていうレベルです。 さらに言えば、元々お店の「カラー」としてかなりのイケイケのお店で、城陽市の所轄から再三再四注意をされていたようで、それでも露骨に広い釘調整をやめていなかったっていうのだから、もうこりゃいつどうなってもおかしくないってレベルの話だったんです、業界的には。 特に今回の「申請機と性能が異なる可能性のある遊技機」の問題をさておいても、ホールはくぎの調整に関しては本来相当に細心の注意を払わなければいけないレベルにまでなってきていたわけです。 現・保安課課長の小柳氏が道警所属の時に、北海道のホールでも釘調整問題で行政処分事案はあったわけで、その時から当たり前のように、 「くぎ調整をするときは防犯カメラ等に映り込まないように徹底する」 「釘調整は釘調整の現場が外から見えない状況でおこなう」 「釘調整現場を店内スタッフに流布させない」 ・・・など、そういう許容されている範囲を徹底して守る必要があったのに、それが結果的に外に漏れてしまい、摘発に至ったわけです。 摘発に至った経緯は2つ。 一つは、内部告発からの防犯カメラの押収。(調整現場が映っていた) もう一つは、PSIO(ピシオ)からの報告があったということ。 PSIOについて簡単に説明しておきますと、正確に言えば「遊技機不正対策情報機構」。 不正と思わしき遊技機の情報の連絡先です。 そこに、あまりに件数の多い投稿があると、所轄とそこが所属している遊協に情報を流すわけです。 PSIOには調査・検査の権限はありませんから、あくまで「こんな情報が多数寄せられているので、調査してみてください」と注意喚起する機関です。 で、今回のケースでいえば、京都の城陽署と京遊協に情報が寄せられたというわけです。 実際のところPSIOは、「命くぎのピッチが開いている」という情報程度ではいちいち情報はあげません。 特に現在は、遊技産業健全化推進機構による「遊技機の一般入賞口の調査」に対して継続して調査は続いているものの、所轄への報告は「猶予」している時期です。 なので、不正調査という意味ではPSIOはいちいち報告をあげません。 ですが、今回の当該ホールの場合は「くぎが開いている」という報告にもう一言加わっていたわけです。 「命くぎのピッチが開いていて、(スタートが)回るのに全然あたらない」と。 なので、くぎが開いているとか開いていないとかの問題以前に、遊技機が違法に「遠隔操作」をされているとか「不正基板」を取り付けて違法に出玉が出ないように調整されているのではないか、と疑いをかけられたわけです。 となると、PSIOも情報を流さないわけにはいかないし、その情報が来てしまった以上捜査をしないといけなくなると。 その結果として「内部告発」があり、さらには「物的証拠」まで出てきてしまったので、「無承認変更」で「お縄を頂戴」と相成りました。 以上が、京都・城陽市のホールの摘発事案です。 では、同じ命くぎのピッチが広かった横浜の事案はどうだったのでしょうか? 【神奈川県横浜市のホールの摘発事案概要】 こちらも同様に、ぱちんこのくぎ曲げでの事案。 京都と同様にがっつり命くぎのピッチが開いていたのだそう。 その幅14ミリ。 もう、インリンオブジョイトイもびっくりのM字開脚レベルです。(古いな) これだけでも銃口をこめかみに当てながらの営業のようなものですが、この当該ホールに至ってはさらに、「機種を限定できるような」ポップを使い、ヘソを殊更に強調したコピーをつけていたそうです。 対象機種はエヴァで、ポップは綾波レイだったそうな…。 どうせ「わたしには、ヘソしかないの…。」とか言わせていたのでしょう。(想像) で、こうなると無承認変更以上に質が悪くなり、「広告宣伝規制違反」までついてくることとなります。 この広告宣伝規制違反での摘発になってくると、保安課まで絡んでくる話になってしまうので、京都の事件より重大かつ面倒な話になりかねません。 もともとの発端が「広告宣伝規制」からの「命ピッチ14o」という話ですから、保安課がぶっ飛んできて「おい。こら君たち。『まだ』わかってないのかい?」とまたさらに規制を強化される可能性すら出てきます。 ホールに対する処分という意味では、横浜の方が大きくなる可能性すらあります。 京都の件は、Yahooにも載ってしまったように認知度は高いですが、事の重大さから言えば横浜の方が格段にでかいです。 これが、ここ最近で起きた大きな遊技くぎの摘発事例です。 で、この結果として今後業界的にはどうなっていくのか考察してみましょう。 【将来展望 : メーカー】 メーカーとしてはすでに対策済。 すでに4月からだったかと思いますが、納品時に算定書付での納品が始まっていますので、その算定書の範囲内で調整をしてもらえるよう徹底するだけ。 あとは、保通協申請の時とのかい離がないように注意すればいいだけの話。 【将来展望 : ホール】 ホールとしては、まずはこの10年以上続いている、命ピッチが「11o以上13o未満」というものを把握しておく必要があるかと思います。 ただし、これも結局は「算定書」ありきのものですから、その算定書の範囲内である必要があるわけで、そのかい離が「何パーセントまで許容できるか?」というのも把握しておく必要が出てきます。 これは、命くぎだけに依存する問題ではなく、すべての調整に言えることのような気はしますが。 そもそも、昔は命くぎに依存しない釘調整というものがありました。 今は左右対称の盤面ってほぼなくなってしまいましたけど、左打ちだと15回転、右から流すと20回転みたいな。 そんな「気づいた人だけ得をする」みたいな調整が出来る管理者が減ったのかなと。 それを思うとちと残念だなと思うところではありますが。 今後は、命くぎに頼らない調整レベルが必要になってくるかと思われます。 まぁ、製造側のわたしが言ってもね。 エンドユーザーとしての「いち希望」みたいなものですね、はい。 【将来展望 : エンドユーザー】 なんか、偉そうな物言いになってしまって恐縮ですが、今回「こんな優良店を摘発するなよ」とか、「ほかにもっと摘発しなきゃいけないお店あるだろ!」とか、そういう声を結構見聞きすることがありました。 いやいや、そもそも「法律違反」ですからね。 摘発されてしかるべきなのです、今回のケースに関しては。 だから、そういう声を聞くことでちょっと悲しくはなりました。 じゃあ、これ、逆に命のピッチが「11o以下の調整」だったら、 「よくやった警察!」 「ボッタ店撲滅!万歳!」 ってなるの? いやいや、そもそもどっちに転んだって法律違反でしょ? だったら、平等に摘発されてしかるべきです。 個人的な見解でいえば、城陽も横浜も優良店ではないと思っています。 スロットでいえば、設定を7とか8とか勝手に作っているようなものですからね。 だからこそ、二見さんや花火あにさんが前回コラムで書いていたような「許されている範囲で送られてくるホールからのサイン」を見逃しちゃダメなのだと思うんですよ、本当の意味での優良店を探すのであれば。 まぁ、わたしは時間が出来た時に打てれば、それでいいですけど。 設定1でも。 その時の自分の設定でフォローしてやりますよ。 ・・・まぁ、その設定がないから勝てないんですけどね。 てか、そもそも最近打てとりません。 とりあえず、バルハチ君が打っていて楽しそうだったから、コードギアスは打ってみたいなぁと思っております。 こんなところで本日はお時間です。 お目通し、ありがとうございました。 【業界一問一答】 ●羽団扇でなんか例え話やって下さい! えーと。 「天狗裁き」じゃなくて、「羽団扇」ですよね? えーと、ちと待ってくださいね。 一服つけさせてください。 ・・・・・・ふぅ〜 あ! 今良いの思いついたっぽいのですが、うっかり一服呑み込んじまいました。 って、これじゃダメですかね? ダメですね。 たとえ話になってないし。 サゲもじっただけだし。 絡めた話が出来そうな時にのせておきますね。 ●いつか規制は緩和されますか? されないでしょうね。 特に今回のパチンコ遊技くぎ・回胴5.9号機のダブルパンチは警察としても本気になって今の業界の在り方にメスを入れに来たと考えるべきところですから。 今回メイン基板に7セグモジュールを新規で取り付けるにあたって、メーカー側からメイン基板の容量UPを陳情したそうですが、突っ返されたそうですからね。 まだまだ、規制緩和は先の話になるでしょう。 ただし、各遊協・所轄レベルでは、何とも言えません。 北海道でライター来店イベントが復活するとかしないとかそんな話をありますし。 そこは地域での温度差があるのかなと思っております。 ●ホールにだけ有利な台を作る限りこの業界は先細りだね。 もちっと遊ぶ人に恩恵与えなきゃ。 いや、ほんと。ごもっとも。 ホールが抜きやすいとかいうよりは、ユーザーが遊びやすいものを作るべきだと思います。 稼働が良い台悪い台は、メーカーよりもホールの方が調整しやすいはずですから。 ユーザーの声が届く環境づくり。 今後はメーカーもそういうところにまで目を向ける必要が出てくると思います。 ●今後はART1500Gに到達したらぷっつり終わる仕様になるの? どういう仕様、見せ方になってくるかはまだ判明していませんが、「有利区間が最大1,500ゲームで強制終了」となりますから、1500に達した時点で終わりになるでしょう。 なので、ストック機が廃止されてATが帰ってきたように、なにがしか新しいゲーム性が生まれるのではないかと思っております。 ●AT後引き戻し等を経由しての万枚カウントとかあればまだいいな これはむずかしそうですね〜・・・。 累計ゲーム数での役物比率表示が6,000ゲームを一つの区切りとしていますし、有利区間割合は全体の7割と決められてしまいましたから。 万枚というものの在り方が形骸化してくるかもしれません。 ●バジリスク絆は実質いつ頃まで設置できますか? 来年の10月までが期限です。 ただし、10月以降も設置していたとなると遊技機規制違反になるかどうかは、まだ警察はなんも言ってきてません。 意地悪です。 業界側から周知徹底させる努力は必要になってくるかと思います。 ●時間制御を最近よく見かけますが、合法ですか? えーと。 ぱちんこの確変の仕様のことでいいんですよね? 昔の「CR忍魂」とか牙狼のシリーズでも出ていましたよね? アレの事でいいなら、合法です。 たしか「小当たりRUSH」とかそんな名前で実装可能だったはずです。 ●羽根物の釘は規制対象でしょうか。 規制対象です。 メーカーの算定書がベースになってきます。 まぁ、なので、どうしたってホールはくぎをいじる必要があるわけですよ。 あとは、センスと程度の問題。 そこのベースは算定書でってことになってきます。 【 回胴小噺 】 メニューへ
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