新年1発目。 あけましておめでとうございます。 春川亭三七でございます。 暖冬の続く今年の冬ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? わたくしは、風邪ひきましてね…。 忘年会はキャンセルしたり、会社の納会でも飲めなかったりと辛い年末年始でございました。 読者諸兄に置かれましては、「三重のオールナイトで勝ったぜ?」や、「初打ちからフリーズ引いたぜ?」など是非景気のいいお話を聞かせていただければと思います。 その折には、当サイトの「画像集」や「読者日記」へ投稿いただき、今年も「立ち回り講座」を是非にご贔屓いただければと思います。 わたくしも微力ながら当サイト「業界コラム」コンテンツとして業界に対する興味・知識欲を満たせるよう努力していく所存でございます。 今後ともよろしくお願いいたします。 さて、新年一発目の所信表明もそこそこに。 昨年末の記事にてメーカーの展望を書かせていただきましたので、今回のコラムでは昨年末の警察庁のご指導に揺れる「業界全体」の展望をお届けしようと思います。 【釘問題の今後】 やはり、ここに触れないわけにはいかないでしょう。 当サイトはパチスロが主ですが、ここを通らないことには業界展望は見えてきませんのでね。 「やれメーカーのせいだ」 「やれホールのせいだ」 「いや、まずは今後の問題から解決せい!」 …と、ご指導がブレブレになった釘問題ですが、少なくとも現状市場にある台をなんとかしないといけないのは変わりません。 このまま放っておいたら、メーカーもホールも大手・中小かかわらず必ず淘汰されますのでね。 今後、「日工組」主導の下、違法機のリスト化はされていきます。 どういう段階でどういう風にリスト化していくかはまだ未確定。 なぜなら、警察庁はこのリスト化を日工組に丸投げしてしまっているから。 「可及的速やかになんとかしろ」と言われているので、のんびりしていいわけではありませんが、焦ってやる必要もありません。 おそらく「高射幸性機」の「シェアコントロール案」に枝葉のついたレベルで進んでいくのではないかと個人的には思っています。 年末の12月26日に「違法な遊技機が跋扈していることを業界的に危惧している。それを撤廃していくよう努力していく」といった内容で、6団体合意(全日遊連以外)記者会見が開かれました。 警察庁の指導でいうところの「リスト化の前に『健全化宣言』からスタートしろ」を守り、年末の忙しい中、組合の役員レベルまで顔を突き合わせて、健全化声明を用意したわけです。 その内容は「Yahoo」のトップニュースにも載りましたから、ぱちんこ・パチスロの好き嫌いは置いといて目にした方は多いことでしょう。 これらの声明を受けて、業界では「4月を目途に違法機は撤廃されるのでは?」と噂になりましたが、実はどの組合からもメーカーからも、具体的に4月にどうにかするなんて声は上がってきていません。 おそらく、以下の事実に尾びれ背びれがついて噂として広まったのではないかと思われます。 その事実とは・・・ 「海物語3IN沖縄(沖海3)」の検定有効期限が「4月」に切れる。 ということ。 なんだかんだ、やはりぱちんこでは三洋物産が強いもので、現在ぱちんこにおいて一番長期稼働されていて、市場占有率が高いのは「沖海3」です。 その数およそ8万台。 なので、もし沖海3が「違法機リスト」に掲載されたとしたら、市場から一気に8万台のぱちんこ台が姿を消すことになります。 そうなっては言わずもがなの「ベニヤ」です。 大中小問わず、一気の入れ替えなんてほぼほぼ無理ですから。 違法機認定がされないのであれば、「検定」が切れた後に「継続設置認定」は認められています(部品変更の承認は不可)ので、機械の劣化や客滞率を見ながら入れ替えをすればいいということになります。 ということはつまり・・・ 今後出てくるであろう違法機リストにおいては「沖海3」が入っているか否かに依存してくるわけです。 そして、「沖海3」の撤去されていくスピード感でパチスロの市場レベルも変わってくる可能性があるわけです。 【パチスロ市場の今後と3000枚規制】 パチスロ市場はぱちんこ市場と違い、「出玉管理メイン基板移行」に移りながらもうまく規制と付き合っている印象があります。 何だかんだで新台は出ていますし、その評価も、良いとは言えなくとも可能性は感じさせる内容になっているように思います。 少なくともぱちんこの釘問題ほどの閉塞感は今のところ感じられません。 コストを抑え、より面白い台を作ろうとしているメーカーはあります。 市場でどういう評価をされるかはともかくとして。 そして、今後はどうしたって「ノーマルタイプ」の需要が上がってくるはずです。 AT機が悪いとかそういうことではなく、おそらくメイン管理でもAT機は作れるけれども、絶対的に需要も低くなることでしょう。 新基準AT機の全体的に低い客滞率が物語っています。 保通協試験の適合率も右肩下がりに落ちてきていることからも、仕様に合わせた適合をAT機で取るのが難しくなってきていることの証左になるでしょう。 そうなれば、メイン基板管理でも比較的適合しやすいノーマルタイプに試験申請が集中するのは必然かと思われます。 ノーマルタイプに依存するメリットは3つ。 まず、エンドユーザーに直結する2つから。 1つ目は、ホール側の出玉管理が比較的容易になること。 2つ目は、出玉の魅せ方=設定を入れていることに直結すること。 この2つに集約されるかと思います。 こういう動きが活発になっていけば、ホールにもお客さんはついてくるでしょうし、メーカーとしても「クソ台がぁ!」と言われることも少なくなるでしょう。 もちろんゲーム性ありきですが。 前述の沖海3の動向如何によっては、シマバランスが「ぱちんこ>パチスロ」から「ぱちんこ<パチスロ」になる可能性も秘めているといっても過言ではありません。 そして、もう一つのメリットが「3000枚規制」の問題がはっきりすること。 AT機全盛になる前から「3000枚自主規制しまーす(鼻をほじりながら)」なんて、適当なこと言っちゃったものの、全く具体化してこなかった「3000枚規制」。 メイン基板管理に際して、ようやく「日電協」も重い腰を上げたようです。 おそらく2016年には、ある程度具体的になってくるはずです。 日電協の技術委員がその動きを活発にしているからです。 ノーマル依存がなぜ「3000枚規制」に影響するのかというと、そもそも何をもって「一撃3000枚」とするかということがはっきりしないからです。 保通協試験においては、「短時間出玉率」・「中時間出玉率」・「長時間出玉率」と具体的に明記されているわけですが、ではどの部分での3000枚を規制するのかは現時点では煮詰まっていない。 AT機で3000枚を規制しようと思うと、これは市場でクレーム上がること必至。 例えば、AT機で「2990枚獲得時点で残りATゲーム数300ゲーム」とかになったらどうするのか? その後「ボーナス」や「ベル」の抽選を無抽選状態にするのか? それでは、あまりに遊技としてお金を使う遊技者に失礼になりますし、扱うホール側も腫れ物に触れるように機械を扱わなければなりません。 しかしノーマルタイプであれば、ある程度線引きはしやすくなるのではないでしょうか? 純粋にボーナスだけで出玉を増やしていくわけですから。 もちろん、ノーマルであっても課題がないわけではありませんが。 「何ゲーム以内の連荘ならいいのか?」や、「ボーナス中に3000枚超えたらプツッとボーナスが終わるのか?」など。 しかし、とにかくメーカーサイドから鼻をほじっていた指を引っ込めて、襟を正したわけですから、大きな一歩と評価したいと思っています。 パチスロにおいては、これらの要因がユーザーの獲得の一因になるかとも思っています。 なぜならば、現状のAT機のあり方はどう贔屓目に見ても「長時間ユーザー依存」であり、短時間でも遊べるユーザーに向けた仕様にはなっていません。 天井や超ロングATを望む、20時や21時から打てるサラリーマンはいないと思います。 なので、ノーマルタイプへの傾向依存はパチスロ業界にとってはいいことだと思っています。 結果として、中時間ユーザーや短時間ユーザーの再獲得になることでしょう。 っと、このように綴ってみると、うちの大旦那の管理人クランキー氏が大喜びしそうな感じですよね・・・。 ノーマル大好きだし、「パチスロ機アイディア」での一例でも「AT1000枚で強制終了かつ残りゲーム数でAT再突入抽選」みたいなこといっていましたし・・・。 はっ! まさか・・・。 うちの大旦那・・・クランキーという名の大門課長補佐なのか・・・。 そうだったのか・・・。(違います) とまぁ、冗談はさておき。 とにかくぱちんこの閉塞感に隠れて、パチスロの拡大の可能性はまだあると思っています。 【メーカーにおいては『行かないと打てない』魅力を! ホールにおいては『そこで打つ価値』を見出す努力を!】 ぱちんこ・パチスロが『遊技』であり続けるのであれば、ユーザーの獲得は必須なわけです。 しかし、遊技ではなく『遊戯』において現在一歩抜きんでているのは、やはり携帯ゲームアプリでしょう。 携帯さえあればどこでもできるし、容易に時間を潰せる。 コミュニティのようなものを作れば、友達ともつながれる。 携帯ゲームアプリは、手で持てる携帯で無限大に近い遊びの可能性を持っているわけです。 もちろん、未成年の課金問題などの社会問題性もありますが、それでも携帯ゲームの可能性はぱちんこ・パチスロという遊技から若者を遠ざけてしまいました。 どうしたって、ぱちんこ・パチスロは同じ土俵には上がれません。 「わざわざ」行かないと打てないわけですから。 しかし、それはどのアミューズメント施設でも一緒だと思います。 ミッキーに会いたければ「ディズニーランド」に行かないといけませんし、「エヴァの4D」を体感したければ「USJ」に行く必要があります。 ぱちんこやパチスロも「ホール」まで足を運ばなければなりません。 勝ち負けは置いておいて、そこまでして行く価値があると思われていないのが現在のぱちんこ・パチスロです。 ソフトの魅力もさることながら、ハード面やメカ面にも魅力があるような機械づくりをする必要が出てきていると思いたい。 ハードメーカーの人間として。 そして、ホールは「うちでしか打てない」という環境づくりが必要になってきています。 現時点では噂レベルですが、メーカーがホールと独占契約を結び、そのホール(or系列店)に優先的に販売するというような導入手法を考えているという声を聞きました。 それが事実だとすると、「そのホールでしか打てない」という機種が出てくるわけで、それがホールの色になるのならば、競争力も高まるのではないでしょうか? 『そこで打つ価値』というのが生まれるのではないでしょうか? Aというホールなら、ユニバ台打っておけば間違いない!とか、Bなら大都だとかね。 そういったメーカーと協力してとホールの色が出るのなら、それは業界的には今までになかった大きな変化であり、進化になると思っています。 【終わりに】 「はい!じゃあおしまい!」と簡単に言うには、ぱちんこ・パチスロ業界は大きくなりすぎました。 その結果として、雑誌のみならずTVやWEBでの露出も増えてまいりました。 しかし、その割に業界参加人口は減ってきているという矛盾も抱えています。 悲しい現実です。 それが今の7号業界の立ち位置です。 ですから、「ぱちんこ・パチスロ『は』面白いよ」ではなく、「ぱちんこ・パチスロ『だって』面白いよ」って思ってもらわないといけないと思っています。 ユーザーの方に時間を使って遊んでもらうために。 遊技ではなく、遊戯の選択肢の一つとして。 なので今年も、パチスロ自体の楽しみや勝ち方は当サイト、専属ライターのページや枠上で。 業界そのものの興味は花火あにさんやわたくしのコラムにて。 今後も情報発信していければと思います。 それが、ユーザーの皆様が業界を楽しむ一助になることを祈りつつ。 そして、業界の回復・発展につながることを望みつつ。 本日はここいらへんでお時間です。 お目通しありがとうございました。 【 回胴小噺 】 メニューへ
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