先日、久しぶりに同期の人間と集まって飲む機会があった。 開発の同期はもちろん、営業など別部署の人間も一緒であった。 なかなか顔を合わせる機会もないので、非常に楽しい時間を過ごすことができた。 こうした集まりは楽しいのだが、寂しい一面もある。 その理由は、年々同期の数が減っているということである。 そう、どの部署も、入社から半分以上辞めてしまっているのだ。 転職の理由は人によって様々だが、業界の冷え込みがこういった面にも影響しているのであろうと感じてしまう。 皆さんこんにちは。 6号機に本格的に移行したら、また転職RUSHに突入するんだろうなぁ、と思ってしまう設定六郎です。 転職といっても、その方向性は様々である。 例えば、開発の人間は他メーカーへの転職がかなり多い。 まぁ、今までの経験値が一番活かしやすいのでわからんでもない。 しかし、この転職活動はリスクも結構ある。 というのも、この業界は結構狭く、「どこそこのメーカーの人間が面接に来たらしい」なんて情報があっさり出回ったりする。 そのため、転職が決まる前にばれてしまうなんてことも考えられる。 ゆえに、この場合はスピード命ということになるだろう。 他にありがちな転職先としては、ゲーム会社や映像制作会社なんかもある。 こちらもある程度、今までの経験値が役に立つ可能性が高いからといえるだろう。 一方、営業では全くの別業界に行く人間が圧倒的に多いらしい。 まぁ、何かとダーティな売り方も多いこの業界なので、クリーンな世界を求めて羽ばたいていくのかもしれないなぁ… 意外と遊技機業界の営業は、他業界から見ると過酷なイメージが強いらしく、結構受け入れられやすいらしい。 ホールに行かない人からすれば、イメージは昔のパチンコ屋なのだろう。 と、こんな感じですっかり転職事情に詳しくなってしまったわけだが、湿っぽい話はこの辺にして質問に答えていこう。 >5.9号機のART突入率統一は高設定ほど小役が引ける=突入の好機が生まれやすいという認識でいいの? これは、前回説明が足りなかったかもしれない。 5.9号機はART抽選に設定差がつけられない。 これは、突入率の抽選だけではなく、突入抽選を行う役の出現率にも設定差をつけられないということになる。 そのため、ARTによく突入していたとしても本当にただのヒキ強だったというのが、5.9号機なのだ。 したがって、設定差がつくのはART抽選に一切関わらない役のみ。 それは、ARTの抽選をしていない小役とボーナスになる。 具体的には、ノーマルタイプのエヴァのようにベルを数えボーナスの合成をチェックするという部分がメインになるということだ。 私は、めんどくさいのと、一日単位ではベルを数えても意味がないというポリシーなので、もはや設定推測の楽しみは消滅したに等しい…無念である。 >6号機は、5.9号機のメーカー側の自主規制がなくなるという噂があるが現実的にありえるんですか? これは、現在自主規制を無くしていくような話し合いをしていく流れとなっているので、結構現実的な噂である。 とはいえ、あくまで話し合いを行なっていくという段階なので、まだどうなるかわからないというのが正直なところだ。 しかし、6号機の目的がそもそも射幸性をより抑え、ダラダラとした出玉で勝ちも負けも抑えるところにある。 なので、そう簡単に全部が全部撤廃してやりたい放題かと言えば難しい。 自主規制というと、自らに敷いたルールのような感じで自分で決めたもののように聞こえるが、実際は「そうせざるを得ない」ような立場に追い込まれているから自主規制しているだけの話。 本質の部分は、「6号機の規制に変わるから関係ない」ということになるのかは、まだまだわからないというわけだ。 しかし、実際に自主規制が解除されればかなりやりやすくなるので、何とかうまく進んでほしいものである。 >遊技機メーカーへの就職を勧めますか? うーん。 今現在の市場を見渡すと、簡単に人に勧めるのは難しいのが現実かなぁ。 ただ、これはあくまで業界の景気の話であって、必ずしも景気のいい業界に就職して安定した収入を得ることだけがゴールではないはずだ。 スロットが本当に好きなら、この業界はやはりやりがいがあるのではなかろうか。 そもそもスロットをどういう風に打たせて、どうユーザーを興奮させたいか等を真剣に考えていくことができるのは、結局スロットが好きな人間だけだろう。 そして、そういった自分の想いが詰まった機械を無事市場に送り届け、ホールで遊技されているのを見るときは、やはり格別な充実感がある。 さらに、同じ職場の人間とは、基本スロトークをしていればすぐに仲良くなれるというのも話が早い。 何しろ趣味が同じ人間がかなり多いわけだから… こんなにも、よく連れ打ちに行く人間がいる会社もなかなかないだろう。 業界は確かに厳しいが、どこの業界も決して5年後10年後はどうなっているかなどわからない。 本当に好きな人間なら「自分が業界を変える!」くらいの気持ちで来てほしいものである。 では今週のコラムだが、先日よりサミーから「GRT」なる新システムのPVが発表されていた。 これに対し、業界はかなりざわついていた。 私も、5.9号機の新システムという煽りなので、他社の考えつかないとんでもない仕様なのではとワクワクしていた。 「G」とはいったい何の略なのだろうか? あれかな?これかな?と、社内でも予想が広がっていた。 そして先日、ついにその詳細が発表された。 システムを搭載した版権はコードギアス。 そして詳細は… こ、これは… ただのリプパンはずしではないか…orz リプパンはずしとは、皆さんご存知の5号機初期の名機「リングにかけろ」に搭載されていた機能である。 これによって、ボーナス後のRTが同色BBなら200GのRT、異色BBにRBでも100GのRTが必ずついてくるという激アマ仕様を実現することができていた。 カラクリとしては、当時の型式試験は小役完全奪取のシミュレート試験しか行なっていなかったことを逆手に取っている。 RT中は、高確率でパンクチェリーが成立するが、ユーザーはそれをはずすのでRTを完走することができる。 しかし、シミュレートでは小役を必ず取るため、数G消化したらパンクしてしまうことになる。 これによって「リングにかけろ」は、本来適合できない設定6の機械割119%を実現していた。 ちなみに私はこの機種が大好きで、毎日打ちまくっていた。 おかげで4号機を卒業できたといっても過言ではない。 ちなみにこのリプパン仕様だが、すでに規制されている。 現在と当時で最も違うのは、リプパンでRTを延命するという仕様を提出しなければならず、その打ち方でも試験をされることになる。 これによって、機械割は当時のリプパン機と比較すると全然上げられないということになるだろう。 うーん、非常に思い入れのある仕様なのだが… あれだけPVを出したりして「GRT」を煽っていたのに、まさかリプパン機だとは思わなかったので、正直拍子抜けしてしまった。 (ていうか、GRTのGってギアスのGなんじゃ…?) こういった煽りは、開発の人間はあまりやりたがらない。 というのも、「新システムと言って煽った割に…」という感想が容易に予想できてしまうため、変に無理やり上げるような表現はしてほしくないという気持ちがある。 本当に新システムならもちろん何の問題もないのだが、今回のケースだと「アピールポイント、そこじゃなくない!?」という気持ちになってしまう。 となると、営業側で売っていくための戦略ということになるのだろうか。 事実、注目は結構されている印象だし、ホールさんに展開していく材料としてはいいのかもしれない。 ただ、営業と開発の間では、意見がかみ合わなくて喧嘩になっている可能性も… 今回の「GRT」は、新システムではなくRTの仕様であったが、ARTで下手に出玉が出せないのならRTで無理なく遊ばせようというのは悪くない選択肢である。 特に6号機は、ノーマル機の規制がかなり厳しくなるので、影響を受けない5.9号機のうちにこうしたノーマル+αで遊ばせる機械を適合させていくのは良い戦略だろうと思う。 これで、ついに大手メーカーも5.9号機に動き出したわけで、今後各メーカーがいつどんな機械を出してくるのか、その動きに注目していきたい。 今週のコラムは以上。 それではみなさん、また次回。 【 メーカー開発者の独り言〜今宵もオフレコで〜 】 メニューへ
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