恐ろしい・・・ 最近のSISデータ(パチンコ・スロットのホールコンデータ)で稼働を見ていると、非常に恐ろしい。 一体何が恐ろしいというのか・・・? 新台の稼働が低いとか、そんなことはもはや当たり前になってきており、今さら動じることはない。 しかし、こと最近に至っては、土日になっても稼働が上がってこないのだ。 これが実に恐ろしい。 土日になれば当然、会社勤めのスロッターが大挙するのが当たり前の事象であったが、もはや土日ですら稼働が上がらない・・・ うーん、いよいよやばいな。 そんな中、6号機が何機種か適合したとのこと。 特に某メーカーからはティザーPVが出ている。 こいつらが救世主になってくれるかどうかが、市場の盛り返しのすべてと言っても過言ではない。 とはいえ、初期段階からいきなり成功するというのもなかなか難しい。 ある程度、ゲーム性やバランスが整ってくるのは何機種か出てからだろう。 5号機初期もそうであった。 ポイントは、ユーザーに希望をしっかり見せることができるかどうかである。 高純増がどれだけインパクトがあるか? そして、エンジンが変わったことにより、今までにない新しい遊び方を提供できているか? などである。 もちろん、純増3枚でも作れるので今までのAT機と同じような代物が出てくる可能性もあるわけだが・・・ それらはすでに遊び尽くされたものであるため、長続きはしにくいだろう。 純増と新奇性のコラボレーションに酔いしれたいものである。 みなさんこんにちは。 今では稼働が上がらない土日に、しっかり爆死してきた設定六郎です。 くっ・・・オレ一人の犠牲では、稼働に影響などないというのかっ・・・ それではさっそく質問に答えていこう。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 今更聞きづらいですが、5号機初期から5.5→5.9→6号機に移行が余儀なくされたのは何が原因なんでしたっけ? あと6号機は仕様上どのくらいが機械割の上限になるのかノーマル、RT、ART機それぞれ知りたいです。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 私もPC関連に非常に弱く、今更聞けない・・・という気持ちはよくわかる。 では、さらっとおさらいしていこう。 といっても、直接的な原因というものは中々難しいが、理由は一貫している。 「射幸心の抑制」である。 まぁ一言で言ってしまうと、AT機だと2万枚とか普通に出るんでお上が怒った、という感じだな。 実際カジノ問題などもあり、「ぱちんこが管理できていないのにカジノなんか作れるか!」みたいな話のとばっちりなんて意見もあるだろうが、その辺は謎。 まず5.5号機への移行目的は、AT機を殺すことである。 様々な規制によって純増2枚以下しか作れないよう完全に封じ込められたのだ。 まぁ、とはいえ純増2枚でも爆発力のある機械が作れないわけではない。 現に星矢とかとんでもない出方をしているわけだし。 ということで、5.9号機への移行は、この出玉の総量を削りにいったことになる。 これによって忌まわしき1500枚規制が完成するというわけだ。 で、最後に6号機。 これは5.9移行直後あっさり移行したわけだが、実際警察としては、この一連の規制は6号機への移行を最初から視野にいれていたのだろう。 メーカーが嘆願などを出し、ゲーム性や純増などは多少ゆるくなった代わりに、出玉量に関してはさらに規制されたのが現状だ。 「なんでこんなにぱちんこ・スロットばっかり締め付けるの!?」と思われるだろうが、いくつか理由は考えられる。 1つは、やはり公営ギャンブルでないものの運命・・・ 締め付けの対象として、何かとターゲットになりやすいという特徴がある。 そしてもう1つは、警察の都合ということもある。 遊技機関連を担当するのは生活安全課という部署だが、どうもエリートコースの通るポジションらしい。 そして、そこできちんと実績を出すというのが結構重要なポイントらしい。 そのため、「自分が6号機に移行させて業界をクリーンにした」などの看板があれば、今後の出世に影響しやす・・・おっと、誰か来たようだ。 あ、機械割は115%がMAXになるけど、おそらくそこまで行く機械を通すのは難しいので、もう少し下が主流になるだろう。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 宝くじのキャリーオーバーって、射幸心の煽りにならないんですか? 貰える金額が違うのはわかりますが、当選率が低く、当たってないからキャリーオーバーが発生してるのは、パチスロの比じゃないと思います 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ふむ、間違いなく射幸心を煽っている!許せねぇ! ・・・となりがちだが、少し待っていただきたい。 そもそもスロやパチがなぜ射幸心を煽ってはならないかというと、これらは遊技であり、ギャンブルではないからに他ならない。 一方、宝くじは公営ギャンブルのような存在であり、そもそもフィールドが違う。 そのため、問題となる部分も大きく違うというわけだ。 よって、宝くじではキャリーオーバーのような煽りがオーケーでも、遊技機の場合は営業資料に「限界突破」なんて文字を入れるだけでも目くじらを立てられるかビクビクすることになる。 実に残念なパワーバランスである。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「パチンコにも設定が」なんて話がありましたが、話は進んでいるのですか? また、スロットに関して、今では4段階設定など増えてきていますが、今後は4段階設定がメインになっていくのでしょうか? 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ぱちんこの設定に関しては、着々と進んではいるらしい。 聞いた話だと、年内にもデビューするのでは?という感じである。 この辺は続報を待っていただきたい。 しかし、ホール主体で堂々とイベントもできないこんな世の中では、パチンコで設定なんてアピールしなければ誰もわからないと思うけど・・・ スロットの4段階設定についてだが、これは別に流行とかメインにしていくとかそういう意味合いではなく、単純に機種の適合率を高めるためという理由が大きい。 本来であれば、6段階設定の方が使い勝手もよく設定示唆なんかもやりやすいわけだが、デメリットとしては、シミュレートで6段階分の試験にパスしなくてはならないため、単純に適合しにくいのだ。 特にAタイプなどは、短時間でBIG連打などされた日には即不適合になるため、適合させるのがより難しくなってくる。 逆にART機などは、シミュレートでは何かしらの出玉の封じ込めを行なっているので、そこでは引っかからない。 例えば、パンクする1枚役をシミュレートだと必ず獲得するので、絶対にARTに入らない、など。 そのため適合率を重視して、Aタイプは4段階にするなんてことが多い。 また最近のご時世的に、5.9号機から6号機への切り替えがあった。 ゆえに5.9号機の申請できる期間が残りわずかということがあったため、せっかく作った機械が適合せずお蔵入りではたまらんということもあり、泣く泣く4段階に変更したというメーカーも少なくない。 開発的にはかなり嫌なことであるが、スペックも下げさせられたりもする。 とはいえ、あの頃は適合試験も抽選で受かったところしか受けられないし、試験を受けるフィールドになんとか立ったところで全く受からないってわけには会社的にもいかず・・・ 開発もお蔵入りだけは嫌なので、渋々従わざるをえないというわけだ・・・ なお、今ではすっかり適合試験の予約件数はスカスカ状態なので、いくらでも持ち込み放題である。 そのため、また6段階設定に戻るであろう。 本日の回答はここまで。 それではみなさん、また次回。 ■ ライターへのコメント/ご意見/ご指摘などはこちらから ■ 【 メーカー開発者の独り言〜今宵もオフレコで〜 】 メニューへ
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