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メーカー開発者の独り言〜今宵もオフレコで〜



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なぜパチンコ・パチスロは敵視されやすい?/台の価格高騰について [2018/5/24(木)]

最近、博打の調子が極めて悪い。
スロットだけでなく、麻雀なんかもよろしくない。

こういう時にツイてなかったと割り切ってしまうのは簡単だが、こういう時は一歩踏み込んで原因の本質を見抜こうとすることが重要だ。

こういった反省は何事にも通じる部分があり、開発の場でも同様のことが言える。

前作がコケたのは「同時期にヒット機が出てしまったからだー」とか「出玉性能がきつくてユーザーがついていけなかったー」とか、安易な掘り下げからは何も生み出せない。
「じゃあ、それはなぜ?」という繰り返しを進めていき、最後に辿りついたものが結論となる。

で、話を戻すと。

「なんでギャンブルの調子が悪いのか?」というのを掘り下げていくと、どーも私の場合は、朝から狙いもなく粘って大きな負債を抱えた後、閉店まで乱れ打ちを続けていることにある。
麻雀なんかも攻めすぎており、我慢が効いていない。

原因としては、仕事が忙しくなって平日全く遊べない反動から、土日に不必要に価値を感じてしまい、我慢が効かなくなっていることにありそうだなぁ…

よし、仕事辞めよう(圧倒的結論の飛躍)


みなさん、こんにちは。
最近は土曜日は寝て終わり、もはや日曜しかない設定六郎です。

では、さっそく質問に答えていこう。

 



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畑違いと思いつつも、返答してくれそうな気がしたので投稿します。
ギャンブル中毒、依存症の話が挙がると決まって標的になるけど、一日でどんなに負けようとしても限界があるパチ業界に対して、競馬、競艇など、一日で簡単に人生破綻しそうなほど負けられる側がまるで標的にならない理由は、やっぱり農水省、自治省、文部省の財源になっている側だからですかね?
そんなとこ自粛されたら国にお金が入らないから。
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まぁ、これは大きく二つ理由が考えられる。

まず一つ目は、公営ギャンブルかどうかの差である。

競馬なんかは、国が換金オーケーと認めている公営ギャンブルであり、法的に認められているという安心感がある。
一方、パチンコは本来換金してはいけないものを「カウンターで景品に変える⇒たまたまあった景品買取所で換金できた」というやり方で換金しているというグレーなものである。

この差は大きく、結果として非常に叩きやすい存在になっていると言えるだろう。

二つ目に、イメージの差である。

パチンコには元々悪いイメージがべったり擦り付けられている。
大きいもので「ヤクザ・借金・車内放置」など、小さいものでは「うるさい、たばこ臭い」などの印象があるだろう。
どれも、少なくともいいイメージではない。

なぜパチンコにばかりこんなイメージが広がっているかと言えば、やはり目に触れる瞬間が圧倒的に多いからだろう。

競馬場なんてそんなに多く数があるわけでもないし、特定の大きな施設内に空間が切り取られているから、ギャンブルとしての側面があまり一般の人に触れることはない。

対して、パチンコ店は町の至る所にあるし、毎朝通勤時に店に並んでる人間を見てはウンザリするなど、やらない人間の目につくような場面が多すぎるのだ・・・

そりゃー、表舞台には爽やかなお馬さんが出て、一部のジャンキーは見えないようにされている競馬と、イメージで張り合っても勝てない。

というわけで、パチンコは残念ながらわかりやすく社会の敵なのである!
だから攻撃されても仕方ないかも・・・


ちなみに、よくパチンコ店のトイレに依存症チェックのポスターが貼ってあるが、見たことがあるだろうか?
7つくらい質問があって、「1つでも○がついたら、あなたも依存症!」みたいなやつだ。

私もやってみたところ、全部チェックがついた・・・
いや、あんなの○つくだろ・・・

そのくらい依存症の判断など適当なものである。(依存症並みの発言)


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台の金額が高いのはどうにかならないの?
液晶を必要分の大きさに、とか無意味な予告を整理したら容量節約出来るし、安くつくれそうだけど。
ギミックで〜とか開発費が〜など、かかる所があるのはわかるけど、高く売るために色々つけてるように思える。
悪循環の始まりは台の高騰では?
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機械代の高さについてはよく問題にあがるが、これがずーっとそのままどころか、年々機械代が上がっているのはなぜか?

それは、結局ホールが買うからにほかならない。

そもそも価格競争が起きる商品というのは、基本どれを買っても同じという商品になる。
その場合は、安いということに価値がある。

しかしパチンコ業界において、たとえ安かろうとも結局市場で稼働しなければ安い意味がない。
逆にいえば、どんなに高かろうと稼働しそうだと感じたら元が取れてしまうので、結局買わざるを得ないということになってしまう。
安さにあまり価値がないのだ。

そうなると、メーカーとしては値段をわざわざ下げる必要も特にないため、ずるずると今の状態になっている。

そして、よく言われている「業界をよくするためにメーカーは機械代を安くしろ!結果、ホールの負担が減り、ユーザーに還元される、業界が潤う!」という図式だが・・・
別にメーカーが値下げしてもホールは多分設定入れないしなぁ・・・

これら利益の循環は、あくまでオマケである。
結局、業界を回復させる力があるのは、やはり高かろうがしっかりと稼働する面白い機械に他ならない。

だから、無駄に高くする必要はないが、安さを目指して機械を作ってもプラスには働かないだろう。


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いつも楽しく拝見させて頂いております。
さて質問ですが、初代番長導入初日2日目と全くビッグが出ずにレギュラーオンリーの台がありました。
3日目には調整中の札が。
初日に打ってた人が店員にクレームを言ってたようですが無駄だったようで。
この事案、不適合の機械を打たされたと警察に言えばどうなったでしょうか?
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あぁ、初代番長を(金を賭けて)打ちたい・・・

私は吉宗よりも俄然番長派であった。
当時のゲーム性としては、完全に完成されていたよなぁ・・・

まぁ私の思い出はどうでもいい。

このケースに関しては、うーん、私もまだユーザーだったんで詳しくはわからないが、番長で初日からバグっていたという話はあまり聞いたことがないなぁ。

で、これが不正基板なのかというと、恐らく違うだろう。
なぜなら不正基板というのは、作るのに時間も金もかかるので、初日から裏返っているとは考えにくい。(まぁ増台初日とかなら別だが)

あとは、データランプの配線間違えて全部RBにされてしまっていたとか?
まー、それもホールコンで異常なRBの上がり方するんで、翌日には直るだろうし・・・

はたまた、4号機のストック機ということで、初日ストックゼロなわけだが、その後たまったストックが全てRBにのみ偏っていたとか・・・
だが、それも確率的に考えにくいだろう。

となると、出荷時からROMが故障していたとか、そんなところなんじゃないかなーと。

で、このことを警察に言っても勿論ホールの責任ではないし、メーカーも故障品がでてしまうのはある程度仕方ないことなので、罰されるということにもならないだろう。
つまり警察に言っても無効、ノーカンである。

しかし、機械である以上、我々もそうしたいわけではないのだが、少なからず不良品は出てきてしまう。

私などはそこを理解してしまっている分、バグに遭遇してARTが消えても、文句ひとつ言わずに涙目で退店したことが何度かある。

もちろん「皆さんもそうしていこう!」という気はサラサラないが、そういったバグとはいつどこで巡り合うかはわからない、と心の片隅に置いておいてほしい。


以上、今週のコラムはここまで。
それではみなさん、また次回。



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