年を取ればとるほど、新しいことを憶えるのは難しくなる。 よく耳にするありふれた言葉だが、実際に自分の身に起きてみると… なるほど、有名な言葉にはそれ相応の実感があるものだ。 新天地に赴いてからある程度の日数を過ごしたわけなのだが、やはり新しいことが多く、新鮮な反面、自分の吸収力が低くなっていることも感じている。 歳は取りたくないものである… 皆さんこんにちは。 さすらいの転職者こと設定六郎です。 多少慣れたところでゴールデンウィークを迎え、ただいま五月病の真っ只中である… 人はなぜ仕事をしなければならないのだろうか… さて、今年のゴールデンウィークは皆さんにとってどうだったであろうか? まぁ、大体の人が爆散したのではなかろうか? 安心したまえ、君は一人じゃない、私もだ。 しかし実際のところ、今年のゴールデンウィークは例年に比べても全く出す理由がなかったように思う。 というのも、まず新台など目玉となる機械もない。 ラインナップも飽和。 6号機含め、業界の先行きも不明。 旧基準機の入れ替えも早まりそう。 いいニュースが全くねぇよ… 現に、GW期間中にホールに行っても、例年より人が少なかったように感じた。 そこに加えて、新基準機が増える=天井がない機械が多い。 また、ゾーンなどを拾えるタイプの機械が徐々に減っていることもあり、“連休あるある”の普段出会えないようなお宝台に遭遇なんてこともなかった。 つまり、何のいいところもなく負けたというわけだ… まぁ私クラスの年季の入った打ち手であれば、ゴールデンウィーク中に負けることなど想定内であり、痛くもかゆくもないわけだが(震え声) やはり問題なのは、職業病的に空いている時間にホールへ行ったものの、特に打ちたいものがなく全く高揚感がなかったことである… 業界に関わっている私でこの感覚では、一般ユーザーのみなさんはもっとそう感じていることだろう。 早くこの閉塞的な状況を打破しなければ、と強く危機感を覚えるゴールデンウィークであった。 さて、前回軽く告知していたように、今回からは皆さんから頂いた質問についていくつか取り上げさせていただき、じっくりお答えしていこうと思う。 では、まず一つ目の質問について。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 タイアップ物を開発するにあたり、原作は必ず見ますか? 中には主人公が負けまくる機種もありますもんね。 個人的には世界観が崩壊しているのでは?と思うコトもありますので。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 うーん、これは必ず見る。 やっぱり見ないとさすがに作れないので… 特に演出を作る人間なんかは、とにかく何回も繰り返し見て、コンテンツのいい部分をしっかり捉えなくてはならない。 一方ゲーム性を作る人間も、もちろん一通りは見る必要がある。 タイアップ機で一番理想的なのは、コンテンツの肝となる部分がしっかりとゲーム性の根幹に生きていることである。 それができないと、「別にこのコンテンツじゃなくても…」となってしまうからだ。 例えば、うまいことコンテンツをゲーム性に生かした機種として、初代まどマギなんかが挙げられるだろう。 「穢れ」という打ち手に不利な部分をソウルジェムに貯めていき、MAXになると発動してエピソードボーナスへ…というおなじみの流れは、「ゲーム性の目新しさ」×「コンテンツらしさ」で、多くのユーザーの支持を得ている。 他には、古いところだと4号機北斗のバトルボーナスや、パチンコの初代エヴァの暴走モードなんかもこれにあたる。 ばっちりハマった時のコンテンツものはやはり強い! そんなコンテンツものであるが、失敗する中には、大人の事情的に作ることになったコンテンツもある。 実際その手のコンテンツは、見てみると「全然面白くねぇ…」とか「さすがに今の時代にこの古臭さは…」とか思ったりもするわけだが… こんな時に、既存のシステムに何となくで当て込むと、必ずと言っていいほどこける。 こういう時は、思い切って出玉面をピーキーにして個性を出すとか、超変態スペックにするなどの抜本的なテコ入れが必要になる。 たまにコンテンツに合わない超ハイスペックが積んであったりする時は、そんな時である。 一方、質問にあるような「主人公が負けまくって世界観を壊している」などは、完全に設計者側の問題である。 こういったことが起こるのは、スロットは失敗演出が多いし、しょうがないと決めつけてしまう開発者の先入観や慣れにある。 こういうものだと決めつけてしまえば、テンプレに乗っけていくだけなので楽だが、どれも変わらない脳死レベルの演出構成になる。 コンテンツをしっかり生かすことを考えたら、失敗演出一つとっても見せ方や工夫が必要である。 まぁ、長くやっているほどこういった感覚が薄れていきやすいので、開発者も気をつけなければいけないところだ。 つづいて二つ目の質問。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 可能かどうか。 またアイデアとしてどうかという点で投稿する。 6号機は規定G数による最高出玉はあるが、純増は規制が緩和された。 そして検定では規定G数をしっかり回して審査しなくてはならない。 これを逆手に取り、一定の一撃枚数を排出した台は台枠を赤く発光させるなどして打ち手に状態を伝え、一定期間を完全無抽選状態にしてしまえばいいのではないだろうか? 一撃最高枚数の到達比率を上げ、一撃性をアピール。 また、台枠発光で設定もアピール出来る。 発光台は放置されてしまうが、そこはホールなので台数の量でカバーする。 要は、パチで言うところの打ち止め台を作ってしまうということだ。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 まとめると、リミッターに到達しやすい代わりに到達後は無抽選になる、ということだろうか? 規則上可能か不可能かで言えば、可能である。 AT機であれば、役物としてのボーナスを抽選する必要はなく、抽選するのはナビの発生有無のみなので、当たらない区間があっても特に問題ない。 無抽選区間を持って出ている時間を固めるので、リミッター到達率もあげられるだろう。 しかし、やはり問題は「無抽選状態」である。 イメージしやすくなるように、すごくザックリ例を挙げていこう。 規則上、中時間試験は1600Gで150%以下なので、2400枚の差玉が限界となる。 その際に純増8枚の機械があったとして、朝一即当たったなら、わずか300GのATを消化しただけで到達してしまう。 そうなると、残り1300Gは無抽選ということになる。 仮に純増3枚だとしても、800Gは無抽選になる。 これだけの区間を無抽選にして、誰が打つのかといえば、やはり誰も打ってくれないだろう。 ホールとしても、この程度のゲーム数で放置されては非常に扱いにくいと思われる。 ましてや、その区間をアピールされてしまっては、ホールは怒るだろうな… システム的には実現は可能なので、ポイントは「いかに無抽選状態であることをバレないようにするか」を考えるか、「無抽選だとしても回したくなる何らかの理由を作る」といったことができればアリなんじゃないだろうか? しかし、イチユーザーで常にこんな風に規則の裏をかこうとするこの質問者さんは、間違いなく開発者気質だ! 最後の質問。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 カジノに旧5号機置いたらダメなん? 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 カジノの規則がサッパリ決まってないからなんとも… 規則上問題なければ、置いてもいいんじゃなかろうか! いいねー、高レート4号機! 裏スロも逃げ出すレベル! しかし、カジノってのは基本観光客向けだからなー。 外国人は、細かいゲーム性やチマチマ長時間出すのは性に合わないから、カジノには向かないかも。 それに、基本カジノは後発で、とりあえずラスベガスとかに倣うだろうことが想像つくので、あちらさんのスロットが軸になりそうな気はするな。 それでは、今週はここまで。 今後も質問があれば是非質問フォームから送ってほしい。 それではみなさん、また次回。 【 メーカー開発者の独り言〜今宵もオフレコで〜 】 メニューへ
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