「新台は出る!」なんて言われていたのはひと昔前の話。 というのも、新台はみんな打ちたがるので、別に設定を入れる必要なんてなく、「しっかり動くうちに回収しておこう」、これが市場における暗黙のルールみたいなものであった。 ところが… 最近はどうも状況が変わった。 以前のコラムで、開発で参考にしているSISデータというものがあるという話をしたと思う。 これは簡単に言うと、全国のホルコンデータから稼働や粗利の状況を集計したデータだ。 その中で、粗利に関してはマイナスになることは基本なく、あったとしたら何かしら設計ミスをしているかもしれない…というような話をしたが、今まさにそのような状況が新台に起きている。 SISデータにおいて、ここ最近の新台の粗利は、軒並み初日に店側のマイナススタートとなっている。 Aタイプが多いこともあり、多少甘めに動いていることもあるのかもしれない。 しかし、それだけでこんなに複数の機械で同じことが起こるはずがない。 この事象の表わす答え… それは、ホールが新台に設定を入れているということに他ならない! そーなのよ! 今、新装初日にめっちゃ設定入ってるのよ! え? なんで急に設定が入り始めたかだって? そりゃ決まっているだろう。 新台は極端に少なく、5.9号機ART機は集客できないから少台数で十分。 他の店舗もあまり買わない。 一方、イベントもできないし、旧台はみんな飽きてしまっている。 今のホールは、入れ替え費用は少なくなっているが、同時に集客する手段も完全に失っている。 そうなると、もう半ばヤケクソ気味に新台のAタイプに設定を入れる。 その結果安定して出て、それが粗利マイナススタートという結果につながっているというわけだ。 というわけで、今打つなら間違いなく新台のAタイプがおすすめである。 みなさんこんにちは。 こういう、スロットを打ちたい時ほど仕事を抜けられない男、設定六郎です。 生き地獄かな? さて、ではさっそく質問に答えていきたい。 >スロットの役物も要らないです、名機で役物付いてる台はない 全く質問ではないけれども、この意見にはおおむね賛成である。 そもそもパチンコとスロットの大きな違いは、パチンコは「待ち」主体なのに対し、スロットは「攻め」主体という遊び方の相違にある。 パチンコの当たりまでのプロセスは、液晶を見ることを主体とした「待ち」だが、スロットは「攻め」というだけあって、当たってないと思ったらガンガン演出を飛ばす。 そのため、演出のための結果として出てくる役物という存在とは、非常にかみ合わせが悪い。 ただし、パチンコ的使い方(いわゆるジャッジでの使用)をしなければ、役物も非常に魅力的かと。 代表的なのは、4号機時代の吉宗のシャッターなどは非常に魅力的な使い方だった。 シャッター揺れが続いて、閉じる。 そして、高確率へ… 当時は、液晶が閉まって始まるあの高確率演出に魅了されたものである。 こういった、サブ的な切り替え要素として使われている分には問題ないと思う。 他にも、操作が効かない間をうまく利用して、その間に役物を動かしている台なんかも邪魔にならず、期待感を上げているだろう。 例えば、大都技研のクレアの秘宝伝(初代)なんかがそうだ。 あの筐体のサイドにある役物が、リール回転までのウェイト時間に動き始めるので、何段階まで上がるかを見ながらワクワクできる。 もちろん、操作できない時間なのでストレスなくボタン停止に移ることができる。 こう考えると、大都は役物の使い方がなかなかに上手である。 >いまホールにあるみなし機はいつまである?もう一度整理して教えてください。 では、まず“みなし機”とは何かについて簡単におさらいしていこう。 まず遊技機は、検定を通過してから3年間が設置期限となる。 簡単に言えば消費期限だ。 そして3年が経過したときに、再認定をした場合、もう3年設置することが可能となる。 以降は認定を取れないのだが、これ以降も設置をする場合は“みなし機”という扱いになる。 ほんとはダメなんだけど、暗黙の了解でつけっぱなしにしてもいいよーというのが今までの状況なわけだ。 ところが、今年の2月に法改正があって、みなし機は撤去が確定となった。(Aタイプは暫定的に残しても問題ないらしいが) つまり逆算すると、2018年2月から6年以上前の機械は完全にみなし機確定となり、消えているのが現在の状況である。 主な機械としては、鉄拳2nd・北斗救世主・番長2など、一時代を築いた名機たちである。 また、近い将来消えるのが、初代ブラクラ、RODEOモンハン、初代マクロスF、初代ギアス、バイオ5などである。 これらも2018年度内に消えるので注意! また、再認定が認められない機械もある。 高射幸性リストに入った北斗強敵などが対象だ。 2018年9月には消えてしまう。 ちなみに高射幸性リストとは、「2万枚出る可能性がある台」として撤去対象になっているわけだが… 転生の方がよっぽど出るんじゃ… と、撤去されるのは主にこんな感じである。 基本的には、古いものではAT機が残りART機が撤去される、と考えていれば大体あっているだろう。 それでは、今週のお話に移ろう。 6号機の型式検査が4月から開始されるので、各メーカーそれぞれ必死の準備を進めているところだろう。 そして、それは例外なく私のところにも訪れている。 というわけで、粛々と進めていたこともあり、これといったネタもない。 なので、簡単ではあるが、私の6号機に対する個人的な感想をつらつらと書いていこうと思う。 今回は、適合に向けてパイロット版(試作機)を作って打ってみたわけだが、現状では、信じられないくらいつまらなかった! あっはっはっはっ! …笑い事ではない。 しかし、準備期間が短いこともあるが、なかなかの酷さであった。 何が原因なのかというと、やはり6号機と高純増のかみ合わせの悪さだろう。 6号機に関しては、このコラムでもちょくちょく触れている通り、とにかく一撃性が低い。 特に「1600Gで150%」という縛りが厄介である。 具体的に話をすると、1600Gでメダルを投入する枚数が1600G×3枚=4800枚になる。 一方、払い出していい枚数は4800枚×150%=7200枚となる。 つまり1600Gでは、どんなに頑張っても7200−4800=2400枚が獲得できる差玉のMAX値になる。 これは、5.9号機の1500G規制が約3000枚を一撃で出せることを考えると、さらに厳しい数値となる。 にもかかわらず、6号機はAT機をはるかに超える純増でこれを消化することができるわけである。 例えば、純増を8枚に設定したとしよう。 その場合、この2400枚の差玉をわずか300Gで獲得してしまう。(ちなみにこのぐらい純増があるとほんとに爽快) となると、1600G−300G=1300Gはまったく増やすことができない状態になる。 そして、こんな状態は現実的にはありえない。 なぜなら、払い出しの枚数には通常時のベル揃いなどによる払い出しも当然含まれているため、これらを全てカットすることなどできない。 つまり、どうしなければならないかというと… @連チャン性能を落とす。 A一回の当たりの合間に長めの潜伏を挟む。 …といったことがどうしても必要になってしまう。 このバランスがなかなか難しい… 十分なゲーム性の調整も必要だし、演出などの見せ方がかなり重要になってくるだろう。 ちなみに一番簡単に調整する方法としては、おとなしく純増を3枚にしてしまい、普通のAT機を作ることである。 これで、何ら今までと変わりないものが作れる。 しかしそれは、せっかく規則が変わって可能性を追求できる今の状況で取るべき選択肢ではないだろう。 そもそも旧基準機の方が出るのに、3枚のATを作っても稼働するとは考えにくい。 しっかりと6号機としてのウリや新しいゲーム性を作り出すことが、ユーザーの期待に応えていくことにつながるはずなので、最高のバランスを探っていきたい。 というわけで、現状は全然ダメ!頑張るぞ!という報告であった。 今週はここまで。 それではみなさん、また次回。 【 メーカー開発者の独り言〜今宵もオフレコで〜 】 メニューへ
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