新年である。 年の始まりは、どの家にも様々な決まりみたいなものが存在するだろう。 ある家では、家族全員でいつもの神社に初詣に行くだとか、必ず朝はお雑煮にお餅を2つ入れて食べるだとか、必ず新しいパンツを出して出かけるとか、実に様々だ。 私の正月のルールとしては、「大みそかから三が日まではスロットを打ちに行かない」という決めごとをしている。 何で?と問われると特に理由はないのだが、あえて言うなら、常にスロットのことばかり考えていると頭がおかしくなるので、この神聖な正月期間だけは、家でのんびり家族と過ごす!と決めている。 そうでもしなければ、人間らしい部分を全て失ってしまいそうで怖い… というわけで、恒例の駅伝を見ながら、ごろ寝を決め込んでいた。 ただ、このルールの恐ろしい点は、わずか4日打たなかっただけなのに、ものすごい反動が来てしまうというところだ。 みなさん、あけましておめでとうございます。 4〜8日までの時点ですでに収支表をつける気が失せたことで有名な設定六郎です。 なんなの!? 並んでいる時は「特に打ちたいものないなぁ〜」とか言っていたのに、なんで生き急ぐように打ち続けているの?バカなの? まぁ、私は早くも収支的に死んでしまったわけだが、今年の正月はそこまでひどい状況ではなかったような気がする。(おまえが言うな) というのも、今後も昔のような店側発信の大々的なイベントができないし、旧基準機は入れ替えられないし、おまけに新台も5.9号機しか出ないので大きく導入できない。 となれば、こういったお客さんの集まる時期にブッコ抜くこともできないわけで… となると、多少還元して、良い印象をつけるという感覚で動いたホールも多かったのでは? いやー、私が打っていたコードギアスR2も偶数確定とか出てたもんな〜。 4ぽかったしなぁ〜… 皆さんの打ち初めはどうだっただろうか? 私のように爆散していないことを切に願う。 さて、さっそく質問に答えていこう。 >1億とか払って、家スロ用にパチスロ機を作ってもらえる?AT機のポセイドン等 1億もらえるなら私が作ってしまいたいところではあるが… 基本この手の依頼を受けることはないだろうから、難しいとは思う。 しかし、正直1億もらえるなら私が作ってしまいたいところではある(キリッ) 冗談はさておき、真面目に考えると、依頼内容次第で1億でいけるかは変わってくる。 まず。 イチから作り上げるとすると、これは1億では全然足りないのだ。 というのも、まず筐体やらなんやらのハード面での金型を作ったりなどの時点で億クラスの金がかかる。 じゃあ、ハードは今あるものを流用するとしても、液晶をイチから作るとなれば、これまた1億くらいはあっさりとかかってしまう。 さらに開発期間は1年近くかかりつつ、その間に数十人の人件費と…まぁ、頭が痛くなるほど金がかかっている。 大量生産ありきの代物というわけだ。 なので、イチから作る場合は現実的に考えて、既存の筐体を使っての液晶なしのAタイプとかであれば、メーカー相談の土俵に乗れるかもしれない。 一方、質問にあるような、ポセイドンをAT機にするというような、既存のものを改良するやり方。 これは、液晶製作費をかけなくていいので、余裕でいける。 AT機のゲーム性に変更するのに、いくつかの検討やリールの変更などは必要だろうが、3か月くらいでいけるだろう。 さらに、規則を気にしないでいいならあっという間に出来るだろう。 あとは、メーカーの重役あたりにコネがあればイケル! うん、でもメーカーに1億払って作ってもらうより、裏基板を作っているお注射屋さんに頼んだ方が安く済みそうだ… さて、それでは今週のコラムだが、新年早々6号機に動きがあった。 内容としては、メーカーが警察に対して自主規制撤廃のお願いをしていたのだが、それが全面的に受け入れられることになりそうだというものだ。 そもそも自主規制は何のために行われていたか? これは、AT機を作れなくするためであった。 AT機はシミュレーション試験の裏をかくために、増えないボーナスが高確率で成立している。 シミュレーション試験は、小役を完全に取ることを前提とした打ち方になるため、必ず入賞させてしまう。 そのため、シミュレーション試験上では、「5Gくらいでボーナス当選⇒増えないボーナスを消化⇒また5Gくらいでボーナス当選」というのを永久に繰り返す。 よって、シミュレーション試験で落ちることはない。 そして実際にユーザーが打つ部分は、ボーナスが当選した後になる。 ボーナス当選中はリプレイ確率が上がり、高確率でベルが成立している状況であり、成立時に揃えられなければ以降は全然揃えられなくなる。 よくボーナス確定画面でリプレイとベルが成立しまくって鬱陶しいという現象が起こるが、AT機は常にあの状態にあるというわけだ。 そして、ベルナビが出ない間は通常時、ベルナビ中はAT中、といった形で管理している。 これがAT機の肝となるボーナスの封じ込め状態である。 これが自主規制で禁止されていたが、解除された場合はAT機の設計が可能になる。 また、純増についても2枚以下にしなければならないという規制があったわけだが、こちらも解除されることとなりそうだ。 この場合は純増に関する規制がなくなるため、純増5枚、6枚といったAT機の設計も可能になってくる。 さらに、5.9号機で問題の一つであった「ART抽選に関する設定差をつけられない」という部分も撤廃されることになりそうであり、自由な設定差を楽しむことができる。 これだけ聞くと、ちょっと前まで絶望的に思われていた6号機規制だったのに、蓋を開けてみれば今までのAT機の仕様で作れるだけでなく、超高純増スペックが作れて6号機最高!ということになりそうだ。 しかし、ことはそこまで単純ではない。 というのも、6号機がきつい理由として、試験の出玉率の上限を下げられたことや、新たに設けられた1600ゲームでの試験など出玉のチェック項目が増えており、とにかく出玉を出しにくい仕様にされているのも苦しい要因である。 AT機を作る場合も、シミュレーション試験は裏をかいているので問題ないが、実射試験では、ユーザーと同じ打ち方で出玉率をみられることになる。 となると、AT機が作れて純増も上げられるといっても、実際は400ゲームで220%以下、1600ゲームで150%以下という出玉のチェックポイントが設けられているため、ATを以前のようにロング継続させることは難しい。(旧規則では400ゲームで300%以下、1600ゲームは規定なし) つまり、ATに入ればガツンと今までにない高純増で増えるのだが、ロング継続はできないという機械になる。 というわけで、出玉の総量はやはり5号機の方が多くなるため、一長一短な部分が存在することになりそうだ。 とはいえ、新しいゲーム性などを生み出せる可能性はかなり広がりそうな状況であり、希望が差し込んできたと言える。 今後は各メーカーがどれくらいの速さで、どのくらいの完成度で6号機を仕上げてくるかの競争になるだろう。 一方、こうなってしまうと俄然厳しくなりそうなのが、5.9号機である。 現状成功のビジョンが5.9号ART機には見えていない中で、6号機ATが商品になりそうだということであれば、ホールは導入したくないし、ユーザーも打つ理由がないということになってしまう。 短い命になりそうだ… そうなると、今後5.9号機として売れていく機械は、6号機のそれより確実にスペックが高いAタイプを中心としたものになっていくだろう。 しかし結果だけ見てみると、最も規制する必要のなかったAタイプが、一番6号機規制の影響を受けるという、何とも微妙な感じになりそうなのがイマイチ納得はいかないのだが… とりあえず、現状見えてきた動きとしては以上である。 引き続き進展があったらお伝えしていきたい。 今週のコラムはここまで。 それではみなさん、また次回。 【 メーカー開発者の独り言〜今宵もオフレコで〜 】 メニューへ
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