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パチスロライターとしての意気込みを語る [2016/1/8(金)]

パチスロ立ち回り講座をご覧の皆様、新年明けましておめでとうございます。
伊野谷誠です!

さて、昨年末に予告させて頂きました通りですが、本年最初の更新となる今回は、少しだけ私自身の話をさせて頂ければと思います。

私は攻略ライターですので、パチスロ攻略の話を期待されている方もいらっしゃるかとは思いますが、今回だけは私のパチスロに対する想いやライターとしての心意気の話にお付き合い頂けれればと思います。

 


<30才という節目の年にライターという活動を始めて>
私、伊野谷誠は今年で31才。
正月が(というか実家に帰省するのが)非常にめんどくさくて憂鬱になるお年頃でございます。

伊野谷家では、正月は一族が祖母の家に集まる訳ですが、昨年2つ上の従姉が結婚した事もあって、あの口撃を受ける訳です。

「誠はまだ結婚しないのか?」

そんな折に「パチスロライターになったから実戦と執筆に忙しい」なんて事を言おうものなら、もう大変な事になるのは目に見えてます。
ですので、そんな時はひたすら苦笑いを浮かべて話題が変わるのを待つしかありません。

本当の私は、文章を書くのが好きで、こうして書く場を頂けた事にもその為に時間を使う事ができる事にもとても満足しているのですが、この時ばかりはただじっと堪えるしかないのです。

そして、ふとこう思います。

「私のやっている事って、人に言えないような事なの?」

振り返ってみれば、確かに過去の合コンだったり、会社の飲み会でも、「パチスロやります」とか「趣味はパチスロです」とかわざわざ言う事はないですし、ましてや「パチスロ立ち回り講座の攻略ライターをやっています」なんて事は、今でも隠しておいた方が良いのではないかくらいに思っています。

「しかし、パチンコ・パチスロ業界、本当にそれで良いの?」

というのが今回の記事のテーマになります。

 


<適度に楽しむ遊びです?>
「パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです。 のめり込みには注意しましょう。」

今では、どこの店舗に行ってもあちらこちらにこのフレーズがあり、このフレーズを目にしない日はないと言っても過言ではないのではないでしょうか。

私は、このフレーズを見る度にこう思います。

「どんな趣味でも、それに熱中できて、のめり込んで真剣にやって、それで初めて本当の楽しさを味わえるんじゃないの?」

私も文章を通じて、皆様にエンターテイメントを提供する立場の人間の一人としてここにいるつもりでおりますが、私は皆様に、できる事なら私の文章にのめり込んで頂いて楽しんで頂きたいと思っております。
それは、どんな形であれエンターテイメントを提供する者として、誰であろうと皆同じ気持ちなのではないかと思います。

なのに、パチンコ・パチスロ界だけが「適度に楽しむ」エンターテイメントと言い切って、ユーザーとそのような関係を目指していくという方向性は、果たして本当に正しいのでしょうか?
少なくとも、私がそんな気構えでこの文章を書いていたとしたら、それは全く魅力がなく、誰からも相手にされないであろうと私は思います。

「そこそこにやって、うわべだけ体験して楽しいって感じても、それはただの時間潰しにしかならないんじゃないの?」

そんなところをあるべき姿として目指していくパチンコ・パチスロ界に、誰が魅力を感じるのでしょうか。

同じエンターテイメントという括りで見た時に、例えば、とある遊園地のマネージャーさんがメチャメチャ面白くてお客さんが毎日来たくなるようなテーマパークを作ろうとしている時に、パチンコ・パチスロ店だけがのめり込み過ぎないような適度に楽しい空間作りをしていて、どうして他の物にその魅力で勝てるのでしょうか。

「のめり込みには注意しましょう」という台詞を目にする度に、私は少し興ざめもしますし、冒頭に書いたような後ろめたさも感じてしまいます。
それは、私だけではないでしょう。

しかし、パチンコ・パチスロの持つ魅力が他のエンターテイメントに勝てなければ、それは遊技人口の減少を引き起こし、業界の衰退へと繋がっていきます。

もしも私の大好きなパチスロ界がそのような方向へと向かっていくのであれば、一パチスロファンとしてとても悲しい事だと私は思います。

 


<パチンコ・パチスロ依存症と戦う>
ただ、上記のような事はメーカーもホールも私に言われるまでもなく分かっているのだと思います。
にも関わらず、ああいった事を言わざるを得ない背景に、パチンコ・パチスロ依存症の問題がある事は私も理解しております。

私自身もその昔、代打ちをお願いしていた友人に預けたお金を騙し取られ、友人がそのお金でパチンコを打っているのを目撃してしまった経験があります。
その友人に「私に嘘をついてまでお金が欲しい」と思わせたのは、間違いなくパチンコの魔力であり、そうした側面がパチンコ・パチスロに存在する事も十分に理解しているつもりでおります。

しかし、それがパチンコ・パチスロの面白さに起因する、面白いが故に熱中し過ぎる事が悪いとは私は思いません。

諸悪の根源は「射倖性」という言葉の意味する通り、「思いがけないほど大きな利益を努力もせずに手にする事ができる時がある」という事と、その裏返しとして「正常な思考・通常の生活を妨げるほどの大金を失う事がある」という事なのだと私は考えています。

そして、それが「パチンコ・パチスロはお金がかかる」、「ハマると生活が破綻する」、「パチンコ・パチスロが好きな人はどこかちゃんとしていないんじゃないか」という世間のイメージを産み出しているのだと思います。

私も、たまにパチスロ動画を視聴する事があるのですが、中には「10万負けた、ドッカーン」とか「この1万円を使ってしまうともう生活費がありません」みたいな事を言って笑いを取ろうとしているものがありますよね。

一ファンが個人としてそういった動画を配信するならまだしも、そんな動画を来店イベントをやるような有名人が配信していたら、やっぱりそういう世界なんだと思われてしまっても仕方ないですよね。

少なくとも、「ちょっとパチスロに興味が出てきたんで」というレベルの視聴者がそれを見たとして、じゃあパチスロやってみようとはならないでしょう。

確かに、大きく勝ったり負けたりした方が動画としては華がありますよ。
でも、そういった面白さとはパチンコ・パチスロ界は決別すべきなんですよ。
それが業界の目指している「低射倖性」という世界なんだと私は解釈しています。

とは言え、高射倖性が悪い=面白過ぎるのが罪だとは思いませんし、射倖性を下げる=面白くなくするという事だとも私は思いません。

ただ、これからのパチンコ・パチスロ業界は面白さのベクトルを勝った・負けたという世界から別の方向に向けていかないといけない転換期にいるという事だと私は考えています。

そして、私もライターという立場でこの業界と関わる機会を頂いた以上、新しい面白さのベクトルを提案し、実現していく、そんな存在になれたら良いなという気持ちでおります。

これが、ライターとしての私の目標です。

 


<新しいパチスロとの付き合い方・楽しみ方>
値上げ値上げの世の中、メーカーもホールもお金が必要なのは私にも理解できます。
しかし、その負担を今いるユーザーにのみ課していったのでは、前述の通り、「パチンコ・パチスロはお金がかかる」世界になってしまいます。
その結果、「これ以上付き合いきれない」というファンが一人二人と去っていくこととなるでしょう。

ですので、一人当たりの単価を増やすのではなく、裾野を拡げて多くのファンから少しずつお金を頂く体質に業界としてはシフトしていくべきだと思います。

その為には、「お金のやり取り」以外の部分の楽しみ方を追及していく事が必要だと思います。

例えば最近で言いますと、ガルパンの島なんかでは、明らかにパチスロ初心者な方を見かける事も多くありましたし、冬ソナからパチンコに入ったなんていう方ももしかしたらいらっしゃるのではないでしょうか。

このように、題材とするもののストーリー性や魅力でユーザーを集めていく、というのも成功する一つの方法だと思います。

そして、そんなユーザーがより少ない投資で長時間楽しめる低貸の島が充実してきたのも、上述の流れの一環でしょう。


さて、そんなパチスロ界の流れの中で、ライターとして私がやっていきたい・皆様にお伝えしたいと考えているのが、「パチスロを打っているその瞬間以外の部分でパチスロを楽しむ」という事でございます。
その為、昨年までの記事では勝った・負けたの内容よりも、「パチスロはこういった見方もできますよ」という部分を大切にしてきたつもりでおります。

ホールからのメールチェック1つを取ってみても、そこから読み取れるものがあれば、それが当たっていたとか外れていたという部分で楽しむ事ができますし、そんな事を書いた私の文章をお楽しみ頂けるという方がいらっしゃれば、それもまた「パチスロを打っているその瞬間以外の部分でパチスロを楽しむ」という事になるかと思います。

なんだかわからないけど、パチスロ界は読み物が充実しているなとか、動画が面白いな、オフ会が楽しそうだなとか、そんなギャンブルとしてではない、お金のかからない部分の楽しさで業界の持つマイナスイメージの払しょくしたい、というのが、少し大きすぎるかもしれませんが、私のライターとしての目標であります。

そして、パチスロ立ち回り講座というサイトはそれが実現できる媒体であるとも私は思っております。

ギャンブルにのめり込み過ぎなくても、好きなアニメの映画を見るような気持ちでパチスロの演出にのめり込み、夜は同じ趣味を持った仲間同士で飲み屋で存分に語り合う、微力ながらも私もそんな楽しみ方を提供する媒体を作るお手伝いをしたいというのが、私がパチスロ立ち回り講座の専属ライターに立候補した動機の1つであります。

「適度に」とか言わずに、好きなものとはドップリ付き合った方が絶対に楽しいのは間違いありません。
但し、そんな付き合い方をしても、生活に支障が出ないようにする事、それは大前提です。

そう考えた時に、私が思い付いた1つの結論が、無料で楽しめるインターネット上のコンテンツの充実であったり、オフ会のような楽しさを仲間と共有する場の提供でした。

それを現実のものにして、皆様にお届けしたい。
そして、私自身も同志である多くの読者の皆様ともっともっとパチスロを楽しみたい、というのがライター伊野谷誠の主張であります。

 


<最後に>
本年も、一発目の記事から長文にお付き合い頂き誠にありがとうございました。

本文の長さが示す通り、私のパチスロへの想いはかなりのものだと自負しております。

しかしながら、私自身は未熟なただのサラリーマンでございます。
当然、ここで申し上げた事を実現しようと思えば、多くの皆様にご支援・ご協力頂く事も必要になってくるかと思います。
その時が来ましたら、是非同じ趣味を持つ仲間として私に力を貸して頂けますと幸いです。


という訳で、今回は私のパチスロ界に対する熱い想いを叫ばせて頂きました。

正直なところ、皆様の反応が読めないところもございますので、この内容を原稿にするかどうかは私の中でかなり悩みました。

しかし、最終的にはこういった内容を書かせて頂いた上で、皆様が私に求めるところをお伺いする事が今後の連載をより魅力的なものにする事にきっと繋がってくるだろうと思い、記事にする事を決意しました。

ですので、是非私の文章を最後までご覧頂いた皆様におかれましては、より楽しいパチスロ界の為に、ご意見であったり、ご要望がございましたら、評価コメントに記載していって頂けたらと思います。


最後になりますが、次回は昨年末の記事でご要望頂きました稼働についてという事で、2015年12月の稼働をまとめてご紹介したいと思います。

それでは皆様、本年もよろしくお願いします。
伊野谷誠でした。



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