全国のパチスロファンの皆様、こんにちは。 伊野谷誠です。 先日、とある方とパチスロの話をしていた時にこんな言葉を聞きました。 「今でもそんなに頑張ってるお店ってあるの?」 確かにイベントが禁止されてからというもの、昔のような、やれ全6だのなんだのという威勢のいい話を耳にする事はなくなったような気がします。 とはいっても、パチスロはやっぱり出なければ楽しくありません。 仮に1ヶ月に1度の特定日だけであったとしても、お店が頑張って設定を入れてくれて、高設定台を打ち手が楽しめる、そんな日がたまにはないと…… 「パチスロツマラナイ」 ってなってしまいますよね。 でも、今のパチスロ界はそういう風に思われているという事なんだと思います。 それが、ただそう思われているだけで、本当に頑張るお店がないのかどうか私は答えを持ってはいません。 ただ敢えて言うなら、私の自宅の近辺には物凄い頑張っているお店というのはやはりありませんでした。 「やっぱりそうなんだ……」 そう思った途端。 朝から「今日はあの機種が熱い!」だなんだと騒ぎながら仲間と長時間並んで開店を待つ時のあのワクワク感。 開店と同時に見ず知らずの他人と台確保の為のせめぎ合いをして、狙い台がちゃんとキープできた時のあの安堵感。 島内全台が設定6である事が分かり、自分も隣りも別積みの樽にメダルをカチ盛りはじめ、皆が皆、時間との勝負を始めてブン回す時の連帯感。 そして、その中でも一番出ている設定6は自分だぜというドヤ感。 そんな、あの頃味わった諸々の瞬間をもう一度体験したくなってきたんです。 そんな訳で、私、西東京でトップクラスに頑張っているという評判のG店で、700人が並ぶという噂の特定日に実戦して参りました。 今回は、この日の実戦内容をお送りしたいと思います。 < 2月某日 AM8:40 > 都内某駅の改札へと舞い降りた私は、9:00からの抽選に参加する為の整理券を貰うべくホールへと急ぎます。 整理券の配布開始が8:30。 まだ10分少々だというのに、貰った整理券の番号は150番台。 整列して下さいと通されたホールの小さな駐輪場は瞬く間に人で埋め尽くされ、最終的には駐輪場の外まで長蛇の列に。 否が応にも高まる期待の中で迎えた運命のAM9:00。 入場順を決める黄色のボタンを祈るような気持ちでプッシュすると…… 最高とまでは言えないものの、悪くはない、むしろ良い方と言える番号。 となると、この原稿のネタ的な意味でも… 『設定6をツモりたい!』 脳内に、店内のマップとメールの示唆、各機種の機械割が展開されます。 カチカチカチ……チーン♪ 誠コンピューターがはじき出した結論は…… 番号的に厳しそうな大本命の絆(20台)と、対抗のまどマギ(20台)、両者とその先にあるガルパン(10台)、メールの示唆から本命と思われたコードギアス(3台)を諦めて、確実に座れそうなメールの示唆有り、景品カウンター前の目立つ位置にある攻殻機動隊(5台)を見てから、台数の多い北斗強敵(30台)、モンハン(10台)と進む ……というルートを導きだしました。 こういった駆け引きというか読み合い、ホント懐かしかったですね〜。 < そして、AM10:00開店 > 狙い通り、絆、まどマギのゾーンに先客は流れ、攻殻機動隊の島は先客1人。 最も目立つカウンター側の角台をキープして実戦を開始します。 出だしは244G。 …から当たって、50G駆け抜け。 そして、その後の履歴がこんな感じに。 244G 124枚 63G 630枚 250G 391枚 98G 194枚 74G 288枚 44G 120枚 80G 782枚 157G 225枚 この時点で持ちコインが1300枚程度。 順調に天国とチャンスゾーンからの当たりが噛み合い、初当たりを積み重ねる展開に……チャンスなのか? …… 否! 熱すぎなのか? 否! …… …… …… < PM2:00 > 自分の台が落ち着いてきた事もあり、この時間帯で一度、店内をじっくり観察する事に。 出ている台も複数ある一方で、北斗強敵と凱旋とハーデスの島はかなり1000回転Overの嵌まりが目立つ状況。 メイン機種の絆・まどマギは、共に全台高設定とまでは言えない状況で、あくまでメリハリ設定の様相。 となると、自分の台も大まかに設定の高低の見極めができた時点で押し引きの決断ができそうだなと思った途端…… 643G 141枚 嵌まってからの50G駆け抜け…… そこから、さらに2連続で初当たりから50Gを駆け抜けて…… 174G 154枚 22G 143枚 250G 止め 店内の雰囲気から、設定6じゃなければ設定1だと思った方が良さそうな状況下で、設定6なら7%の直撃スイカが0/26。 さすがにこれはチャンスでも熱すぎでもないと感じたところで、離席を決断しました。 最終的なこの台のスランプがこちら。 ※左から4目盛り目のちょうど差枚数がプラスからマイナスに転落した辺りで止め。 そして、5台あった攻殻機動隊に当たりは1台で、その台はこんな感じに突き抜けていました。 うーむ、こっちに座っていれば…… < まとめ > 結果を振り返ってみると、600台規模のお店が終日フル稼働して出玉(差枚数ではない)のランキングがこんな感じ。 700人が並ぶという期待が大きすぎた為か、やや物足りなくも感じるし、低設定もかなりの台数使われていたように見えました。 一方で、全ての機種に見せ台はありましたし、間違いなく設定6を掴むチャンスはあった一日でもありました。 本当は全台高設定の凱旋の見た目感とかをお届けした上で、自分も設定6をツモって、『まだまだパチスロ界も捨てたもんじゃないですよ!頑張っているお店もまだまだ残ってますよ!』っていうのをお伝えしたかったのですが、まぁそんなに上手くはいきませんでした。 結果論にはなりますが、 ●日付系の特定日が休日に重なった日の実戦だった事 ●メールの示唆が今までと比べて明らかに抽象的になっていた事 ●翌日がリニューアルオープンだった事 など、今回の実戦では一般的に設定が入りにくいと言われているマイナス要素が揃ってしまいましたので、そういった状況下での実戦になってしまったところが敗因だったのだと思います。 <最終結果> ●投資 : 9,000円 ●交通費往復 : 1000円 ●「あるんじゃないの!?」と思えた14時までのワクワク感 : プライスレス という訳で、残念ながら今回のところは2週連続で設定6の実戦報告とはいきませんでしたが、やっぱりパチスロ攻略の華は設定6だと思います。 ですので、今後もこの連載の中では、熱いと言われているホールがあれば積極的に参戦して、このご時世だって設定6は掴めるぞ!っていうところを証明していきたいと思います。 < おまけ > 私の近所に沖ドキを100台設置しているホールがあるのですが、今週そのホールにトロピカルが40台導入されました。 その結果…… トロピカルよりも、今までの沖ドキの出玉状況がかなり良い感じになってます。 沖ドキなので設定なんて見た目だけでは分かりませんが、新台が出たタイミングでついでに旧台をアピールしよう、的な現象が起きているものと思われます。 沖ドキファンの皆様にとっては平打ちできる最後のチャンスかもしれませんので、ホールを選んだ上でなら積極的に狙ってみるのも良いのではないでしょうか。 以上、カナちゃん大好き、沖ドキだったら養分稼働上等の伊野谷誠でした。 【 6の付く日はお先に失礼します 】 メニューへ
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