ジリジリジリジー。 どうもー、ヒグラシです！ 最近は、クーラーを付けなくても過ごせそうかと思いきや、やっぱり付けなきゃ無理ーって日々が続いてますね。 そして、少し涼しい秋の風が吹き始めると、ホールの外や店内、お客さんの姿やらに、やたらと情緒を感じてしまうという方は私を含め、意外と多いのではないでしょうか。 そんな私も、13年前に週5で通い詰めたマイホへと久々に行ってまいりましたので、さっそくその日の稼働報告へと参りますね。 それではっ(^^) 【2017年9月某日】 スロットの世界に再臨してから、約3ヶ月。 3という数字には、色々な考えられ方があるのは今更ここにスペースをとって書くまでもないだろう。 しばらく過去の記事で、仕事と恋愛とスロットの3本柱のストーリーを綴って来た訳だが、あの頃の私は22歳。 そして2017年9月現在、もうすぐ33歳になる私にとって、あの頃の生活を“若気の至り”で収めるにはあまりにも格好つけすぎた言い方になるのではないかと思う。 人生は躓いたり、スベったりしながら人間味を増していくのであって、何事にもきっちりとビタ押しを続けて生きて行くのは、さぞかし退屈な人生ではなかろうか。 ただ、私の場合はそもそも狙いが明確でない為に、スベったかどうかの判断が出来ない“だけ”だ。 出来る事ならば、この“だけ”を引っ張り出して、朝まで飲み明かしたいものだ。 悲しいかな…歳を重ねるという事がどんどん生き辛くなる事のように思えてならない。 将来とか、未来とか… ふと考えてしまう事で、自分を含め、たくさんの人を傷付けてしまう事が目に見えているから。 結局、あの頃と何一つ変わらない自分がここにいる。 もちろんスロットへの情熱も。 来年の2月からは、スロット業界も大きな規制と共に、打ち手の数も間違いなく減少するだろう。 しかしながら、スロットを打つ事が純粋に大好きなユーザーにとっては、辞めるという程の理由には全くならないのが現実だ。 私にとってスロットは、収支を上げることが目的ではなくて、打つ事で満たされる何かを得る事が目的だ。 要するに、朝から好きな台を確保出来た時点で、勝ちみたいなものなのだ。 そんな台が万が一爆発でも起こしたらどうだろうか。 “人生最高！” “生きててよかった！” “世界で一番幸せ！” そんな事を恥ずかしげもなく心から思えてしまうのだから、なんとも容易い人間だ。 更にそんな幸せな瞬間がノリ打ちだったらどうだろうか。 そのノリ打ち相手がその日から大親友に昇格してしまうのだから、なんとも調子の良い人間だ。 とにかくスロットが大好きなのだ。 女性の次に好きなのだ…。 ＊＊＊＊＊＊＊＊＊ 給料日まであと3日。 食費を含め、あと5K。 1日を300円で過ごすとして、合計900円。 4100円は遣えるという事か。 この4100円を何倍にも膨らませたい。 期待だけを膨らますなんていう冗談は今宵は枠上へ。 待てよ…明後日は飲み会の約束が入っていたような。 それならば、みんなの飲み代を払える位に膨らますまでだ… そして、すでに打つと決めてホールへ向かっている私を止められるのは、もはやドストライクの女性以外に思いつかない。 決して寂しい訳ではなかったのだが、寂しくなりかけたあたりでようやくホールへと到着。 時刻は21:00。 2時間近くは回せるだろうか。 1時間で850G回せるとして、2時間で1700Gだから…純増3.0枚の機種なら… なるほど…5000枚は目指せるってわけか。 ホールに入ってしまうと高揚感のあまり、理性を保つのは困難だ。 しかしながら、冷静にならなくてはならない。 全財産5ｋの、軍資金は4ｋ。 だめだ…やはり4ｋで20スロに挑むのは、恐ろしいにも程がある。 勢いでやってしまおうかと思ったが、もはや高揚感を通り越して震えてしまう。 決して、出したくて出したくて震えるー、の方ではない。 “私にだって生活がありますから” そんな言葉を呪文のように唱えながら、5スロコーナーへ到着。 時間がない…とにかく時間がない…。 そうなると目押し不要かつ、爆裂要素も含みながら、更に神々しい機種に限定される。 しかしながら、そんな台は1台も5スロコーナーにはなかった。 結局のところ、1度も打った事のない「バジリスクⅢ」が750Gで捨ててあったので、1200G天井という保険をかけた歴史的戦いを繰り広げる事に決める。 5千円札しかなかったが為に、5千円札をサンドに出陣させたのであって、全財産を軍資金にしようとしている訳ではない。 ここで再度、スクルトの如く唱える。 “私にだって生活がありますから” 時間がない故に、フルウエイトで回した結果、最速で1ｋが消えてしまったではないか。 こんなはずではなかったと感じるのはいつもの事だ。 2ｋ目…3ｋ目…… 「本当にこれは5スロなのか？？」 台に問いかけるのもいつもの事だ。 ある意味絶好調の際のルーティンだ。 しかしながら、その問いにもやっと引いた巻物にも全くこたえてくれないではないか。 “可愛いだけで選んでるからいつも失敗するんだ” 友人である中年Hのそんな言葉がなんとなく響き始める。 とは言え、どうしたものか…こんなんじゃ5スロでも全然生活壊せますわ。 ここで作戦を【ガンガンいこうぜ】から【いのちだいじに】へとシフトチェンジ。 しかしながら、桐生選手の如く最速で4ｋ目もゴールイン。 現在の回転数は… 記念すべき1111回転。 全くもってめでたくない。 神よ、俺を祝福…結構です。 というより…天井に全然届いてないやないかーい！ もし瞬時に5ｋ目を含めての天井狙いを、脳が勝手に算出していたのだとしたら… 闇の深さは天井の比ではない… このままこの台を捨ててしまおうかしら。 もしかしたら、最高に気持ち良い快感がそこには待っているかもしれないわ。 ムフフ。 しかしながら、そうなってくると、マジリスクという全く違った大人の遊びだ。 それには興味がない。 時刻は21:45。 最後の5ｋがほぼピッタリでなくなる位でようやく天井に到達。 すぐにARTに突入してくれないとメダルが持ちそうもない。 いつもギリギリばかりの自分が嫌になってしまう。 そして足元に自分のメダルが落ちていないかを無意識レベル4で確認してしまう。 はー…そんな自分もとてつもなく嫌になってしまう。 そして色々な葛藤と自己嫌悪の最中での念願のバジリスクチャンス。  目を疑い、台を疑い、人生を疑った。 自己嫌悪からのプレミアムボーナス。 もはや複雑過ぎる心境に、どのような顔で台と接すれば良いのか分からなくなる。 表情のグラデーション的なものが仮に存在するのであれば、限りなく喜び寄りの怒りだ。 もはや感情を察知することは不可能だろう。 そして初めて打つ機種の初めてのボーナスが、プレミアムボーナス。 これを恋愛に例えたら、初対面の女子といきなりアブノーマルなアレをするようなものだ。 あー…なんでこんな大人になってしまったのだろうか。 10年前の無垢なあの頃に戻りたい。 そして、なんとも最高なはずなのに、この時間に出るという事に対して若干の嫌がらせにすら感じてきてしまう。 時刻は22:00。 これは間違いなく取り切れないやつだ。 ここで作戦を【いのちだいじに】から【めいれいさせろ】へとシフトチェンジ。 全ての気を右手に集中させてブン回す。 リールが私のスピードに追い付けないのか、私自身がリールの性能を把握し切れていないのか、押し順ナビを1度ならず2度もミスしてしまったではないか。 お互いの言い分は酒でも飲みながら腹を割って今度話す事としよう。 時刻は22:40。 約900枚を流し4ｋゲット。 普通に取り切れてる事実と、1000円負けてる事実をどうにか美化させ書き換えてしまいたい。 しかしながら、そのままを綴っている意味は、それ自体が美化されて書き直されている稼働記事だから…だとでも言うのであろうか…。 だったらもっと美化しますわ！ という事で、今回も最後まで読んで頂きありがとうございました！ また会える日まで(^^)/ 【 メシウマだよ！全員集合！ 】 メニューへ
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