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ゆるい専業生活者の日常



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ゆるい専業「ガリバー」が出来上がるまで [2017/3/30(木)]

パチスロ立ち回り講座をご覧の皆さん、こんにちは!
『バーサス』中押し赤7狙いはもう試して頂けたでしょうか?
ガリバーです。

実は、前回の記事を提出したまさにその日の「読者さんによるパチスロ日記」にて、現場監督さんが触れられていたので感無量でした。
現場監督さん、もしも次回の日記で説明されるつもりだったのであれば先に言ってすみません!
いつか是非並びで中押ししましょう!

さて、最近稼働記事よりもウンチクの方がやっぱり好評という現実を突きつけられ、今回もウンチクを一つと考えております。
3月稼働は、次回まとめてちゃちゃっとくらいでいいですよね?

そして今回は、ウンチクというよりも昔話でもしようかなと。
初回に生い立ちを軽く書いた程度で、私とパチスロの歴史は全然書いていなかったなと思いましてね。

途中定職に就いていた時期もあったものの、専業として長くパチスロ界に身を置いていると、歴史と共に学んだことも多々ありました。
もちろん、今でもそれを活かしてやっているのですが。

そして、これから変わっていくであろう業界にどう対応していくか。
そんな話を、懐かしい話を交えながら書いていきたいと思います!

ではよろしくお願いします!

 


《2009年〜2010年 ガリバーVS軍団》
記憶が曖昧で時期は大体になってしまうのですが、初めて専業というものをやったのはこの時です。
もちろんこれ以前にも打ってはいましたが、本気で設定を狙うということはしたことがなく、半ばオカルトで立ち回っていたような。

この頃は「専業」という言葉もなく、「スロプロ」と言うのが一般的でしたね。
いつから「専業」なんて専業農家さんみたいな言葉が出てきたのやら。

前置きはこの辺で、この頃のメイン機種は、

●エヴァンゲリオン 約束の時
●カイジ2
●桃太郎電鉄

などの、ガンガン設定判別出来る系Aタイプ。
もちろんジャグラーもありました。

ART機だと、

●南国育ち
●鬼浜爆走愚連隊 爆音烈士編
●初代エウレカセブン

そうです。
エウレカがホールに登場して、一気にARTブームとなった頃です。
まあ私は見向きもせずに、『エアマスター』ばかりアホみたいに打ってましたが。

この時代もイベントは大々的には出来ませんでしたが、「朝確札」や「アンコウ札」などの際どいことをやっているホールはまだまだありました。

私はこの頃からジグマスタイルで立ち回っており、自宅から徒歩3分という好立地のそこそこ大きめホールで立ち回っていました。
上記の機種が示すように完全設定狙い一本、且つきちんとホール選びさえすれば高設定がかなり投入されていた時代。
そこまで不自由なく勝つことが可能。

ただ一つ、当時の自分の敵は「軍団」。

正直、今でも軍団は好きではありません。
別に友達と楽しんで打つ連れ打ちレベルならいいのですが、朝イチに台を占拠して、6をツモった人は残り、あとは休憩もしくは張り付きみたいなのは無理です。

当時のマイホにも5〜6人のグループがおり、今述べたような朝一エヴァ占拠→高設定以外は休憩所で漫画みたいな流れの方々。
台数の多いエヴァならまだいいのですが、少台数の機種でそれをやられるとお手上げ。

しかし、ある時転機が…。

毎日のように彼らを観察していると、ふと気づく。

「こいつら、ツモれてなくね?」

前述したような休憩所漫画グループがいつも多いんですよ。
特定日なんて、5〜6人ならあぶれないほど高設定があるはずなのに、なぜか台に座っているのはいつも2人ほど。

これを機に、店員さんを中心にリサーチを開始。

すると…

1.店側はマナーの悪さを理由に邪魔がっている
2.なるべく高設定は掴ませたくない
3.彼らの打たない台には設定を入れる

ふむふむ…、なるほど。。。

ということで、次の日から立ち回り方をガッツリCHANGE!

設定狙いはズブの素人だったこの頃の私の狙い台は2択。
「上げ狙い」か「据え置き狙い」だけ。

そして、このグループも同じ考えだったようで、基本は上げ狙いや据え置き狙い。
そしてツモれていないことを加味すると、「中途半端狙い」が有効であると判断。
また、彼らが手を出さないジャグラーや鬼浜などの荒い機種も候補入り。

結果を先に言ってしまうと、翌日からバンバン高設定ツモ。
最終的には、軍団のボスから「うち入れてあげようか?」なんて言われる始末。
え…?なんでそんな上からなの?


今の設定狙いの基本は、これが始まりでした。

今まで1→6や高設定据え置きの先入観しかなかった自分に、「中間を上げる」「低設定に見えた高設定を据える」という概念を作ってくれた元マイホ1号店には感謝しかないですね。
ちなみにこの狙い方は、今でも有効活用しています。

今まで多くのホールで設定狙いをしてきましたが、個人的には一番の凹み台を上げてくる店と言うのはごく少数。
というよりも、そんなに簡単な癖の店ならば上級者が先に取って打てないはずですしね。

この辺は以前にも書いたので深く掘り下げませんが、ホール側の色々な事情を把握すると、自分だけに有利なように動く場合もあります。
台や店のことだけでなく、店内の人間関係を見ることも大事ですよ。


余談ですが、この頃から私の「甘い機種は設定2から打っちゃいますから!」癖もスタート。

しつこいくらい名前を出す『エアマスター』。
これ、完全技術介入すると設定1で99%以上、設定2なら余裕でプラス…とかだったはず。
かなり特異なゲーム性で、その技術介入をしっかりやる人が少なかったこともあり、ベースが高かったたのも要因です。
その特異さゆえに寿命も短かったですが…。


ともあれ、専業としての基礎を学んだのがこの時代。
パチスロ業界としても、台の出来の良さも、個人的にはこの時代が好きでしたね。

そんな生活を送っていたものの、たまたま見たゴルフ求人サイトに応募したら、「君が最初の応募者だよー」と即採用されたのでひとまず廃業。

 


《2013年〜2014年 世はハイエナバブル》
待遇の悪さから辞職し、次なる会社(ゴルフレッスン)への内定も決まっていたものの、「前の店から客奪ってこんかい!われー!」という理不尽極まりないお方だったので入社拒否。

あれ?もしかして完全無職になっちゃった?
どうしよう!
そうだ、パチスロだ!

どういう思考回路だとあっさりこんな考えにいきつくのやら…。

これまた残念なくらい、当時住んでいた所から徒歩12分に優良店があるという好条件。
またしばらくジグマでもするかな〜という安易な考えで専業カムバック。

この頃の台はと言うと、

●バイオハザード5
●バジリスクU
●押忍!番長2
●コードギアス 反逆のルルーシュ
●パイレーツワールド

などがホールに長期設置されていた頃。
名機ARTが多かった時代ですね。
いや、パイレーツワールドも名機に入れてあげようじゃないですか!

パイレーツワールドの話は需要がなさそうなので…。

ジグマとはいえ、軽く遠征などもしつつ色々なホールを回っていました。

記憶に最も残る遠征先のホールについて語ると、

●パチスロ36台
●稼働10%以下
●狭い
●店員さんとご飯行ったけど付き合えなかった
●特定日店内1/3〜1/5で設定5・6(推定)

あ、ちゃんと最後の一文読んで頂けましたか?

いや、すごい店でしたよ。
高設定確定演出なんて日常茶飯事。
特に特定日なんて行けば勝ったようなもの。
なのに並び6人とか。

前述の元マイホ1号店も、この時のジグマ店も客付きは良く、高稼働=優良店の図式があったのですが、この店のおかげで全て崩れました。
これが、自称過疎優良店ハンターの原点です。

ちなみにこの過疎優良店。
元々台数が少ないこともあり、今や台数overの並びもあるそうです。
やっぱり時間はかかっても、努力した経営をしていればお客さんは増えるんだな〜と。

私はもう通うこともしなくなりましたが、それで「ライバルが増えた」などと卑下することもなく、純粋に頑張ってきた結果は元常連として嬉しいです。
いつか今のマイホも、良い意味で通えなくなるといいんですが。


そんなこんなで、この時も店の好状況に助けられながら困ることなく生活。

だがしかし!
ついに訪れた暗黒時代。
AT機ブーム。

個人的に思っているだけで反論もあると思いますが、最もきつかった時代に突入。

低設定でも誤爆しちゃうから高設定が入らない。
逆に誤爆の出玉感から設定入れなくてもいいかーみたいなホールも多数。

それでも『北斗の拳 転生の章』導入当初は、この過疎優良店で設定6を数回打てたこともあり、今日までハマるきっかけとなることもありました。
しかし、高設定でも負けるし投資が嵩むのは精神的に無理でしたね…。


こうなると世間は期待値稼働、いわゆるハイエナブーム。

ハイエナブログも乱立し始め、皆あべしチェック用のマイコインを持参。
※コインの持ち出しはダメ、ゼッタイ

『吉宗』のアイコンは常に開かれた状態で置かれ、毎日徳川将軍様と目を合わせる日々。

もちろんしばらくは自分もハイエナをしていましたが、やはり性に合わない…。
てか下見とかめんどいし。
歩くの疲れるし。
『ウルトラマンウォーズ』とか、自力でプレミア引いて6にすりゃいいんだろ?なんていうダメ人間。

そこでの救世主がパチンコ。
特に羽根モノとの出会いでした。

ちょうどMAX機ブームも手伝い、羽根モノにはライバルはほぼ皆無。
加えて普通のパチンコも、打ち子軍団が頭角を現し始めた時で、「持ち玉共有」(一人の出玉を他の人も使える)制度が無い店ならば、そういった軍団もおらず同じようにライバル無し。

ここで釘を覚えることとなり、それを活用して「実は設定入ってる?」店を見つけることにも成功。
釘で大きな根拠さえ作れれば、荒れるAT機でも自信を持って攻められます。

このパチンコとの出会いは大きな転機であり、そのままAT機に淘汰されていたら今の自分は無かったでしょう。
う〜ん…本当はそうなった方が良かったのではと複雑な気持ちもありますが。。。


余談ですが、最近「アナログ機」が少しずつ増えてきています。
デジパチの規制が急速に厳しくなったこともあり、『天下一閃』のような一発台はパチンコの活路を見出す台になるかもしれません。
そういった意味では、羽根モノなんかも今後増えそうな予感はします。

もう一つの転機は『クランキーコレクション』との出会い。
ちなみに『うみねこのなく頃に』も同じような時期でしたね。

こういったフル攻略系がこれから増えてくるだろうという期待があり、パチスロはほぼこの2機種ばかり打っていました。
今でもビタが出来なくて泣きそうだった日々を思い出すと涙が…。

クラコレの場合は、のっけから「A PROJECT第一弾!」みたいな謳い文句だったので、どんどん次が出るであろうことは容易に想像出来ましたが、まさか今日の『ハナビ』なんかの長期高稼働に至るまでとは。

この辺はまた次の章で書きましょう。

ただこの頃も、たまたま見たゴルフ求人サイトで「あ、これおもしろそ〜」と軽いノリで応募して採用されたため廃業。

 


《2016年〜現在 実は業界は良い方向に向かってない?》
店のオーナーが売り上げを横領していることを指摘したところ、クビ。

あれ?急に無職?
どうしよう!
そうだパチスロだ!

どういう思考回路…ry

ちょうど立ち回り講座ライターになったのも同時期なので、立ち回りはおわかりかと思います。

ここ数年で都内は等価交換が禁止となり、それに加え今まで以上にホールによる設定示唆関係の厳しさが増しました。

それらが良い方向に進み、今はホールも高設定をアピールするためにどこも設定状況は大幅に改善。
特に自分の得意機種のアクロス系なんかは、今やホールの一つの顔とも言える存在。

これは私的にそう思うことではなく、実際どこのホールを見ても新基準機が終日0Gはあっても、『ハナビ』が無稼働ってなかなか無いですからね。

もちろん新基準機が全てダメと言うことではなく、面白い台もあります。
実際『パチスロ牙狼』や『メタルギアソリッド』とか面白いですからね。

うん、この辺は完全に私的な考えなので悪しからず。

収支帳を開いてみても、打っている回数が多いこともありますが『ハナビ』『バーサス』の収支は群を抜いています。
そのことからも、やはりホールが稼働の良い台に設定を入れるのは基本なのかなと。

もちろん地域差もあるので、すべての地域でアクロスが良いということではありませんが、「稼働するであろう台」に設定を入れるのはホールも意識はしているはず。
そういった意味では、新基準機だろうがノーマルだろうが今後はその辺を強く意識して立ち回るのも大事な要素ですね。


反対に意外だったのは、けっこう期待値稼働(ハイエナ)性能の高い台が増えていること。
その辺は、私よりも他のライターさんの方が詳しいので深くは触れませんが、某お馬さんの台なんかは知識介入でいくらでも勝てる台になります。

これは先に挙げた『ウルトラマンウォーズ』もそうだったのですが、ハイエナ=知識力なんです。
私は自分が向いていないだけで、ハイエナ自体は否定しませんし、逆に知識量が半端ないと尊敬している面もあります。
これからは「努力すれば勝てる」時代に戻るかもしれませんね。


パチンコに関しては、今が最高と言っても過言では無いくらい良い台ばかり。

「辛いし出ない台のどこがいいんだ!」なんて聞こえてきそうですが、MAXで5万発余裕で出るボーダーが16回とかの台が異常だったんです。
辛い台が出ればホールはいっぱい回せる、5万円勝ったらおお〜!ってなるレベルでいいんですよ。

本当にしつこいくらい書いてきていますが、健全なパチンコに戻っている最中です。

ぶっちゃけ、この業界全体の意図が汲めないホールは潰れるでしょう。
というか潰れた方がいい。
せっかくの新内規なのにボッタ釘にしたら、もうお客さんを入れる手立てはありませんからね。

近々パチンコガッツリ記事で書こうとも思いますが、これからの新内規パチンコの釘を見たら本当に一発で優良店かどうかわかってしまうと言っても過言ではありません。
そういった点で、今後とも皆さんのお役に立てればと。


軽くまとめると、今の時代に勝とうと思ったら「パチンコ・パチスロをきちんと理解している店長のホール」に行くことが最重要。

ちゃんと厳選した上で稼働に結びつく台を導入するか。
辛い台をいかに上手く使うか。
設定をアピールするにはどういった台に高設定を入れればいいか。
釘調整も露骨に出来ない中で、どのように調整して上手く回すか。

これも以前に書いたかもしれませんが、店長さんの手腕が問われる時代にどんどんなっていると思います。

やっぱりホール経営やってみたいな…。

 


《まとめ》
なんかただの昔話になってしまった気もしますが、こういった経験が今のゆるいを支えているんだなと改めて思います。

そして本気で勝つためには、時代毎に勝ち方・狙い方が変わってきたように、今後も臨機応変に対応しなければなりません。

今回はあくまで都内周辺をメインに書いたので、全国どこでも「これなら勝てる!」みたいな立ち回りは存在しませんが、先にも述べたように現状パチンコも含めれば勝つだけなら今は色々な方法が出てきました。

●設定狙い→二見さん
●期待値稼働→パルサーさん
●サラリーマン向け稼働→伊野谷さん・新ライターさん
●パチンコ→ガリバー

おお、こうして見たら立ち回り講座最強じゃん(笑)

…ステマは置いておき、時代と共に立ち回りが限られたというよりも、ポジティブに「幅が広がった」と考えれば、今まで以上に楽しめる範囲も広がります。
現にパチンコを覚えたことで楽しみが増えた経験もありますし、設定狙い以外でも勝つ方法があることもまた事実と気づきました。

皆さんも先入観を捨てて、今一度ホール開拓・台選択をしてみてはいかがでしょうか?


では今回はこの辺で!
ありがとうございました!



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