数年前から、俺はとある仮説を持っていた。 そして今日、その仮説が正しかったという事を確信するに至ったのだ。 朝イチで入店し、台を物色する。 今日は「アイムジャグラー」と決めている。 データカウンタを見て回ると、前日明らかに高設定だった台があった。 このホールはジャグラーの据え置きが多い。この台に座る。 朝イチの1ゲーム目。 ガックンしない。 これだけで据え置きと断言する事はできないが、このホールなら充分あり得る。 ジャグラーを打つ際、俺はロータリーか逆押し2確目狙いで打つ。 ロータリーでの「ハサミ打ちリーチ目狙い」の打ち方は、偶然発見したのだった。 ちなみに、この打ち方は「みんなのジャグラー」には使わない。 まずはロータリーの準備目を作る。 左リールにBARを停止させる。 どちらのBARでも構わない。 次に右リール下段に7を停止させる。 これで準備完了。 この時点でリーチ目テンパイ。 中リールは適当押しで良い。 押した場所によってはリーチ目にならないが、それでも高い確率でリーチ目が停止してくれる。 また、リーチ目にならなかった場合でも不意に告知されビックリするのも一興だ。 ロータリーであるからには、左リールの二つのBAR(というかチェリー)を交互に狙う。 ロータリーなので延々とフルウェイトで打てる。 リールが始動すると、左リールにはすぐにもう一方のBARが入ってくるので、そのBARを1周後に停止させる。 慣れるまでは目が疲れるかもしれないが、すぐに慣れるし、慣れれば体がタイミングを覚える。 いざ打ち始めると、40ゲーム程でREG。 そこから、100ゲーム以内の連チャンが4発。 BIG2回のREG2回。 据え置きの可能性が高まる。 「4回目でやっとリーチ目出せたよ。 先光りばっかだったからつまんないよな。」 準備目を作った次ゲーム、左リールにもう一方のBARを停止させてからすぐに右リールを停止させると、これが見事に7がまた下段に停止してリーチ目テンパイしてくれるのだ。 そして次ゲーム、またもう一方のBARを停止させすぐに右リールを停止させると、また7が下段に停止してくれる。 左、右、中の順でポンポンポンとリズム良く押す。 最後の中リールは適当押しだが、出目を視認するまではボタンを押しっぱなしだ。 ボーナスが成立していれば、かなりの確率でリーチ目が停止する。 この打ち方で注意が必要なのは、右リールを止めるタイミングである。 微妙に変えなければならない。 左下段にBARの場合は右を少し早めに止める。 左上段BARの場合はわずかに遅めに止める。 そして、小役が入賞した場合は出目が変わり、BARと7の位置関係がズレる。 そのため、次ゲームで押すタイミングを変えてズレを修正するのだ。 これらのタイミングは覚えるしかないが、慣れれば問題ない。 毎ゲーム同じ場所を押しているのだから停止形もパターン化され、したがってズレもパターン化される。 それ故、修正する押し方もまたパターン化される。 一度慣れてしまえば延々とフルウェイトで打て、しかもリーチ目もしっかり堪能できる。 こうやって打つ事で、この機種の骨の髄まで味わう事ができるのだ… と言いたいところだが、実はアイジャグのリール制御の深みを味わうならば、俺は下にチェリーが付いている方のBAR狙いだけで打つのが一番だと思っている。 「先光りだと醍醐味を味わえないんだよな」 4回目のボーナスでやっとリーチ目を拝む事ができた。 その後もリーチ目を待ちながら打ち続けるが、なかなかリーチ目が停止しない。 要するにボーナスを引けないのだ。 フッと気が抜け、リールを視認せずにボタンから指を話した瞬間にガコッと音が鳴った。 「ヤラれた…」 これだ。これなのだ。 見事にリーチ目が停止。 しかし、ボタンを押しっぱなしにする楽しさを味わえなかったではないか。 過去に一度や二度ではない。 同じ事が何度もある。 ひたすらリーチ目を待っているのに、気を抜いた瞬間を狙いすましたかのように告知ランプが点灯するのだ。 これに対し、今日はついに手を打った。 対処法を実践したのだ。 気を抜いた瞬間にリーチ目が停止する。 だから気を抜いてはいけない。 しかし相手はそれを見越し、こちらが気合いを入れている間は告知ランプを点灯させない。 思い返してみよ。 今日の最初の3回のボーナスは全て先告知だったのだ。 俺はリーチ目を待っていたのに、それをさせてもらえなかったではないか。 「気が抜けたフリ作戦」作戦発動だ。 俺は常にリールに神経を集中させて打っている。 そこで、気が抜けたフリをしてリールを止めれば、ピエロもついうっかりランプを点灯させてしまうに違いない。 ではどうやってそのフリをするか。 ここは仕方ない、リーチ目は捨て、適当押しで止めるのだ。 さらにピエロの意表を突いて逆押しだ。 そう決めると、ロクにリールも見ずに逆押しで止めてみた。 「ガコッ」 「ウソっ!」 見よ。思った通りではないか。 見事ピエロを騙してやった。 いやこれは嘘ではない。 本当の出来事だ。 逆押しにした1ゲーム目で告知ランプ点灯である。 作戦を実行した俺の方がびっくりした。 事実、ジャグラーではこういう事が多い。 しかしピエロもさる者、学習能力が高いと見え、同じ手は二度と通用しない。 これもまた過去に何度もある。 その後は再びリーチ目狙いで打ったが、案の定ボーナスを引けない。 そこでまたしても打ち方を変えた。 再び気を抜いたフリをして順押しで適当に止めてみる。 すると30ゲーム程打った所でキタ。 やはり…。 ここで俺の立てた仮説は確信に変わった。 このピエロは生きている。 今から30年以上前、俺がまだ将来を嘱望されていた幼き頃、「自動販売機の中には人がいる」という噂が子供達の間にまことしやかに流れたが、皆が年齢を重ねるにつれそれはデマだったと気づくようになった。 しかし、この「ジャグラー」という無機的な機械の内部には、間違いなく有機物がいる。 いや、そうに決まってる。 あの時、とあるホールで出会った「ぬらりひょんの親分」を思い出す。 あの親分がヒントをくれたのだ。 次なる作戦。 「ベットボタン点灯5回目でプッシュ作戦」作戦発動だ。 何故5回目なのか、その理由を聞きたいなどと思ってはいけない。 「ほんとは何の根拠も無いんだろ」などと言うのはもってのほかだ。 返す言葉が無いではないか。 ボーナス終了後、少しの間を置いてベットボタンが点滅し始める。 その点灯5回目のタイミングでボタンを押すのだ。 するとどうだ。 6ゲーム目でまた告知ランプが点灯だ。 やはり、常にピエロの裏をかいていかないとダメなのだ。 俺もこれに気を良くし、今度こそはとリーチ目を狙う。 が、リーチ目は停止しない。 そのまま200ゲーム程ボーナスを引けない。 ここで気がつく。 「リーチ目ぇ〜」と気合いを入れて打っているからダメなのだ。 気を抜かなければいけないとわかったではないか。 気持ちを切り替え、間違っても気合いを入れないようにと気合いを入れてレバーを叩く。 しかしピエロは沈黙を保つ。 「くっそ〜ピエロめ。 俺がこんなに気合いを入れて気合いを入れないようにしてるのに…。 何が悪いんだろ。」 さっぱりわからない。 他に良い手は無いものか。 「そうだ。 何か光るモノを見ながらレバーを叩くってのはどうかな。」 我ながら名案である。 そこで、台の周辺に何か光る物は無いかと探してみる。 「あ…あった。」 キラリと光る、隣のおじさんの見事な頭だ。 真横を向けば前方50cm程に位置しているではないか。 これを使わない手は無い。 背後のシマの台を見る振りをして振り返り、おじさんに気づかれないようにその輝く頭皮を見つめながらレバーを叩く。 これも本当に実践した。 その結果… 「ダメかぁ」 効果が無かったのには理由がある。 確かにおじさんの頭皮のきらめきはたいしたものだ。 しかし、バーコードよろしく僅かな頭髪が頭皮を覆っている。 この毛髪が、おじさんが放つ輝きを鈍らせたに違いないのだ。 だがその毛髪もほんの僅かだ。あと10年もすれば使い物になるだろう。 「10年経ったらまた会おう、おじさん」 ここまでBIG6回のREGが11回。 ボーナス出現率は約1/100。 設定6を確信するも、コインは一向に増えない。 万策尽きた。 きっかり500枚のコインを確保すると、下皿には50枚程のコインが残った。 そのコインも残すところあと5枚。 その時、背後から爆音が聞こえてきた。 振り返ると「慶次」が爆乗せ中である。 振り返りながらレバーを叩き、リールを見ずに左リールを止め、そこでリールを見ると…告知ランプが点灯しているではないか。 「またヤラれた…」 これだ。これなのだ。 これも本当の出来事だ。 よそ見をした瞬間、もうヤメようと思った瞬間、コインが無くなる瞬間に、告知ランプが点灯するのだ。 これもまたよくあるのだ。 「もう一度やってやる」 ロータリーで打つのは効率を重視するからである。 そして、できる限り効率を高めたいのならば、ボーナス中の最終ゲームで準備目を作っておくのだ。 これならボーナス終了後の1ゲーム目からテンポ良くロータリーで打てる。 そして、ベットボタン点灯5回目にプッシュ。 その理由を聞いてはいけない。 リール始動。 左リールを止めるとチェリー。 ロータリーのハサミ打ちで打つ場合、この瞬間にアツくなれる。 ポンポンポンと止めてしまうので一瞬の出来事なのだが、左リール中段BARだと右リール中段に7がテンパイする確率が高い。 そして、ポンっと中リールを止めると…中段に7。 「おおっ! キタ…」 1G連達成である。 作戦成功だ。 だが残念ながらREG。 この後はまたボーナスを引けない。 万策尽きた。 下皿のコインも無くなり、残りクレジットは5枚。 さすがにもう無い。 台の脇に置いてあるタバコとスマートフォンを手に取り、レバーを叩いて適当にリールを止める。 「ガコッ」 「ウッソ…」 これだ。これなのだ。 これも本当の出来事だ。 コインが無くなると告知ランプが点灯するのだ。 これはピエロが指折りコインの出納を数えているというより、ピエロはこちらを見ているのだ。 いや、そうに決まってる。 そしてこちらが再びやる気になる。 するとまたボーナスを引けない。 この繰り返しだ。 とりあえず800枚のコインを確保し、ここで最後の手段に出る。 「もうヤメて帰るフリ作戦」作戦発動だ。 コインがどんどん減る。 残りクレジットはまたもや5枚。 本来はここで注意が必要なのだ。 あくまでもピエロにバレないようにヤメる「フリ」をしなくてはいけない。 が、ここが俺は甘かった。 「ほら、ヤメるぞ? 帰るぞ? ほれ。」 ピエロに見透かされてしまった。 ここで終了である。 高設定濃厚だとは思うが、得たコインは800枚。 しかし、それがジャグラーだ。 そう、これがジャグラー。 ジャグラーとは… 侮ってはいけない。 ピエロは、生きている。 そして、こちらを見ているのだ。 【 そこはダイキチ大吉三昧 】 メニューへ
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