枠上クランキー 2021年7月
夏ですよ皆さん。 一歩外へ出た瞬間、「殺す気?」と大気に問い掛けたくなることでお馴染みの、昨今のやりすぎな夏がやってまいりましたよ。 そんな夏の暑さと闘うには、何か夏らしいことをして気分を紛らわせるしかありません。 汗を掻きながらのBBQ。 海やプールや川遊び。 ビアガーデンでどんちゃん騒ぎ。 しかし時節柄、どれもあまり推奨されていません。 ならば花火でもっ!とコンビニへ買いに行こうとするも、嫁から、 「買ったところでやる場所ないよ」 という言葉がピシャリと飛んできて断念。 確かにその通り。 最近はどこの公園も花火禁止ですもんね。 庭付き一戸建てでもなければ、気軽に花火も買えない世の中・・・ こうなったら仕方ありません。 花火が無理でも、ハナビなら大丈夫。 タイトルでモロバレなわけですが、そんな流れから、新ハナビを初打ちするに至りました。 ホールへ着き、すぐさま旧ハナビと新ハナビを物色。 今回は、ハナビ以外打つ気はありません。 すると、新ハナビにて接待台を発見。 4500G以上回っていて、BIG確率が約1/200、REG確率が約1/260。 こんな台が、ぽこっと空いていたのです。 ちなみに、設定6のBIG確率が1/248.2、REGが1/280.1。 どちらもバッチリとクリアしていて、ボーナス出現率だけで言えば「6丸出し台」です。 これを接待と言わず、なんと言おうか。 ところが、、、 1500Gほど打ってみたところ、収支はマイナス6k。 「あれ・・・? これって接待じゃ・・・ あれ・・・?」と、ただただ動揺することしきりでした。。。 なお、スランプグラフはこんな感じ。 僕が打つまでは、美しいまでの高設定グラフ。 直前に一度沈んでいるだけに、ここからガツっと盛り返すパターンかなと期待していたら、もう一沈み頂戴しました。。。 閉店まであと2時間くらいあったので、もうちょっと粘れば出たかもしれませんが、いろいろと耐えきれなくなってやめちゃいました。 そんなわけで、1500Gほど新ハナビを稼働してみた感想を簡潔に書いてみたいと思います。 【嫌だった点】 ■全体的に音が軽い スタート音、停止音、払い出し音、ボーナス中のBGM。 すべてが「軽薄」に感じられてしまうんですよね。 音関連については一切変えずに、前作のハナビを踏襲して欲しかったです。 なんなら前作のハナビは、初代の音を再現した部分でも評価されていましたし、僕もそこが好きでした。 チャレンジは大事ですが、伝統を重んじるのはもっと大事だと思います。 ■遅れがわかりづらくなった 音が軽くなってしまったからか、遅れが聞き取りづらくなった気がします。 ただ、これに関しては人によりけりかもしれません。 少なくとも僕にとってはわかりづらく、前作の遅れの、あのヌルっとした独特の気持ちよさは失われてしまったかなと。 ■BAR枠上から風鈴が揃いまくる 制御が変わったという点では、新たな探求ができるのでプラスに捉える人もいらっしゃるかもしれません。 でも個人的には、あの絶妙な制御をそのまま引き継いで欲しかったかなという思いの方が強いです。 特に、長男下段ビタからの一コマすべりや、BAR枠上ビタ止まりからの、単独での風鈴斜めテンパイ。 赤七BIGを祝福するかのようなあの二確が失われたのは痛いかなと。 ハナビには、BAR枠上からひょいひょい風鈴が揃ってはいけない文化があるのです。 ■REGがやたらと面倒くさい 最大の不満点はこれ。 純増MAXを目指すならば、全リール2コマ目押しが必要となってくるのですが、これが絶妙に面倒くさいんですよ。 リーチ目出て「よっしゃー!」ってなってから、「なんだ、バケかよ・・・」とがっかりした直後に、気持ちを切り替えて全リールの2コマ目押しを強いられるのはなかなかの修行です。 ビタ押しすら呼吸をするようにこなせる猛者はともかく、通常の打ち手にはかなりの苦行。 で、完璧にこなしたところで112枚ですからね。 特に満足感はありません。 そのくせ、一度でもミスると自己嫌悪に襲われます。 1枚役の連打で心折られる時もあります。 機種開発の際、いろいろ事情はあったのかもしれませんが、ハナビのREGは淡々と消化させて欲しかったです。 【良かった点】 ■ゲロ甘 打感ではないものの、やっぱりこれは挙げておきたいポイントですね。 なにせ、完全攻略ならば設定1で102%ですから。 1時間くらいぽっこり空いちゃった時の暇つぶしには最適でしょう。 甘いから負けにくい。 いつでもヤメられる。 コイン持ちがいいので時間を潰しやすい。 不意に訪れた空虚な時間を埋めてくれる存在としてはベストです。 「スマホゲーム? 1時間も潰せん!」 「スタバでコーヒー? 注文の仕方がよくわからん!」 「ハトに餌やり? いざ餌をやろうとすると意外とハトがいない!」 そんな不満を抱える僕からすると、非常にありがたい存在です。 ちなみに、「完全攻略で102%」というのは、「RT40G完走も含まれている」なんていう話がネット上で実しやかに囁かれていますが、さすがにそれはないかと。 花火GAMEへ突入させるためのヒキは、攻略要素ではないですからね。 ■たまやチャレンジが面白い 最大の魅力はやっぱりこれですね。 クランキーチャレンジが好きだった僕としては特に。 通常時は、チェリーBやリプレイの後に発生するのですが、これが結構ドキドキするんですよ。 特に今回は高設定と思しき台を打ったので、リプ時の派手なフラッシュ後にたまチャレに発展すると、結構期待できました。 低設定だと、重複機会が減るので厳しいようですが・・・ とにかく、演出がないという潔さに対する魅力もありますが、リプレイやチェリーBの後に期待感を持続させてくれる仕様には惹かれます。 ■相変わらず判別要素が豊富 これも嬉しいところですね。 コイン持ちについては明らかに違うという意見が多いですし、RT中のハズレにも間違いなく設定差があるはずです。 ■なんだかんだで、ハナビブランドは最高 これまた打感ではないものの、、、 やっぱり、あのハナビシリーズですからね。 無事に6号機として登場してくれて、それを打てた幸せはプライスレスです。 ネット上の評判をいろいろ見たところ、感覚的に「3 : 7」といった印象です。 「3」が肯定派、「7」が否定派。 でも正しい評価は、5号機が全撤去されてから為されるものかなと思います。 規制的に有利な5号機ノーマルが生き残っている以上、嫌でも比べられるわけで。 下駄を履けている5号機ノーマルに、下駄を奪われた6号機ノーマルが勝てるわけがありません。 勝負は、5号機が完全に消え去る来年の1月以降。 そこで、新ハナビがどう評価されるのか。 そして僕自身も、5号機がない状態で打って、新ハナビをどう思うのか。 その答えが、今から楽しみです。 2021年7月の一覧へ戻る 枠上一覧へ戻る
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