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パチスロとの出会い



予備校
大学一年
大学二年
大学三年
大学四年
大学五年






予備校

僕が初めてパチスロに触れたのは予備校時代です。
予備校時代は、ほとんど山佐のピンクパンサーしか打ちませんでした。

この頃はまだモーニング全盛期で、3・4台に1台はモーニングが入っている状態。
なんの知識もないド素人だったのですが、不思議とあまり負けませんでした。
単にうまい具合にモーニングがとれていただけなんですが・・・

しかし、受験をすべて終え、結果発表を待つのみとなった2月後半に事件が起こります。
なんと、3日で7万負けてしまったのです!

・・・・・・たいしたことないじゃん、って思われるでしょうが、このノーマルAタイプのみの時代で、
しかも打ち初めて半年程度の人間が、いきなりこれだけの額負けると結構パニくります。

あの時は本当に目の前が真っ暗になりましたね・・・・
「なんで僕を生んだのママン」みたいな。。。(←大げさ)

とにかくこの時は、 大学入ったらパチスロなんぞやめようと固く決意したもんです。



大学一年

しかし大学に入った途端、そんな真摯な誓いは恐ろしいほど綺麗さっぱり忘れ去り、財布に金があれば
ひょいひょい打ちに行く、みたいなダメ人間まっしぐら状態になっちゃってました。。。

あの頃はホントに金なかったなあ・・・・・・
初めての一人暮らしに浮かれてガンガン金使ってたし・・・

この頃の生活のワンシーンとして、、、、
朝起きて、何か食べるものはないかと探した結果ロールパンを発見。
迷わず食べてみたところ、 「シャリッ」と音がしたのでよくよく見てみるとカビが生えてた、なんてことも
普通にありました。

しかも、しばらく考えた結果、他に食料もないんだしってことで結局完食しましたからね。。

今にして思うと信じがたい・・・・
なんて無駄なサバイバルを・・・・


電話代なんて、基本的には止められてから払うもんだと思い込んでましたし、ホントに金ない時には、
電気も止められそうになったことがありました。

間の悪いことに、その前の晩某ホラー映画を観てしまい、かなりビビってたところにタイムリーに止めに
きやがったもんだから、止めにきた電気会社の人に半ベソかきながら必死になってお願いしたもんです。
今日止めるのだけは勘弁してください、と・・・・・

そういえば、NHKの集金に来たおっちゃんに、通帳みせて追っ払ったこともありましたね。
そりゃ残高319円とか見せつけられりゃ諦めるでしょ。 えっへん!

ちょっと涙出てきたのでこの辺でやめときます・・・・・・


ちなみにこの頃打ってた機種ですが、予備校時代とは違いいろいろと打ちました。
新台が出たらとりあえず打ってみる、って感じで。
その中でも特に打ち込んだのが、クランキーコンテスト、レッツ、サンダーなど。

相変わらず知識はなく、オカルトメインで打ってたのですが(ハマった台は出る!など・・・)、
打ち始めた当初から目押しは得意だったので技術介入度の高い台ばかり打っていたおかげで、
立ち回っていない割にはそこまでヒドい収支じゃありませんでした。



大学二年

この頃から攻略誌などを読み出し、正しい知識・勝つ為の立ち回りをうっすらとですがわかりかけてきました。
と言っても、やはり一朝一夕で勝てるようになるはずもなく、最初は「ようやくトントン」くらいだったのですが。

大学2年生の前半では、まだ僕自身に「絶対に勝ってやる!」という気概もなく、周りにも「バリバリの勝ち組」
みたいな人がいなかったので、そこまで勝つことに対して貪欲ではなかったんですよね。
新装やイベントなどでワイワイと打つことに満足していた時期です。
もちろん、今でもこういうのは楽しいとは思ってますが。


大学一年の時からそうですが、この頃もアルゼ系(当時ユニバーサル)を中心に打っていました。
その中でもハナビ・バーサスはかなり打ち倒しましたね。
特にバーサスは、設定3から判別ができるため毎日のように打っていました。

しかし、等価交換ばかりで打っていたので、設定4くらいまではあっても5以上を掴めることは
なかなかありませんでした。
まあ、中間設定くらいでもフル攻略ならそうそう負けないので、ホールとしても5や6はおいそれとは
置けなかったのでしょう。


そんなこんなで、勝つことを意識しだしてからはようやく、「月単位では負けない」程度には成長できました。
しかし、スロ的にはトントンくらいにもっていけたとはいえ、なにせ大学生ですから、飲み会・サークル・
旅行などで金はガンガンになくなっていきます。

そこでバイトを余儀なくされるわけですが、僕が選んだバイトは、やはりというかなんというかパチンコ屋。
選んだ理由として、単純に時給が高いというのもさることながら、なんといってもバイト中ずっとスロットを
見ていられると思ったのが最大の理由。

クランキー、順調に病んでます。。。

でも、このバイトはホント勉強になりました。
設定変更の仕方や、スロットの中身(ホッパーやコインセレクター等)がどうなってるのか等、普通に打ってる
だけでは得られない知識を吸収することができたので。

しかも、思いもしないメリットもありました。
店の上の人間と仲良くなったのもあって、近隣他店の設定状況を教えてもらえたりしたのです。
「明日のS店のビーマックス、両カド台に5入れるらしいよ」とか、「R店のアステカ、イベントでもないのに
オール456で営業してるよ」など、マジで!?というようなアツい情報が聞けたりしました。

こうしたアツい情報が入ってくるのに加え、徐々にパチスロの知識・立ち回り技術も高まってきたこともあって、
大学二年の後半は結構勝ち越していました。


また、パチンコ屋という場所には様々な人たちがくるので、人間を見てるだけでも結構面白いものでした。
一度、背中に「横浜●●」という刺繍の入った特攻服を着た高校生くらいの兄ちゃんが入店してきたことがありました。
おもむろにハナビを打ち始め、5000円ほど打ったところで資金が尽きたのか、席を立ち、出口付近にあるベンチに
腰掛ける特攻服の兄ちゃん。

「何をしてるのかな?」と思い様子を見にいくと、手に500円玉2枚をのせたままうつむいていたので、
「そうかぁ、打ちたいのに1000円札がなくて困ってんだなぁ。」とわかり、その後どういう行動をとるのか
興味があったのでそのまま観察していました。

すると、視線を感じたのか、その兄ちゃんがこちらへ歩み寄ってくるではないですか!
文句でも言いにきたのかと思い、自然と身構えてしまう僕。

するとその兄ちゃん、僕のところへ来るなり、、、


「あの、逆両替ってできますか・・・・・?」


マユゲのないパンチパーマのいかつい兄ちゃんが、うつむきながらそんなこと考えていたとは・・・・
ちょっとあっけにとられてしまいました。

しかも逆両替って・・・・
1000円札を500円玉2枚にするのも500円玉2枚を1000円札にするのも、どちらも「両替」なんですけどね。
ま、もちろんそんなことを突っ込めるハズもなく普通に両替しましたが。


とにもかくにも、この1年間はパチスロ的にかなり成長した1年でした。
大学での 「単位」という大事なものを失いつつ・・・・



大学三年

大学三年になるとほぼ同時に、一人暮らしをやめ実家に戻りました。
親から「仕送りするのもったいないから家から通え!」という至極ごもっともな命令が下されまして・・・
留年しそうだったし、ここは素直に従っておきました。
一人暮らししたいがためにわざわざ遠くの大学選んだのに・・・

バイトとスロで家賃・生活費を稼ぐという手もあったのですが、まだこの時は立ち回りに確固たる自信を
持てていなかったので、大学一年の時の悲惨な食生活がチラついてしまって決心がつきませんでした。


さて、この時期のスロット事変についてですが、なんといってもビーナスラインとファイヤーコングでしょう。
僕が初めて「攻略」という存在を知ったのがこの2機種です。
それまでは「攻略法なんて嘘に決まってる!」と決め付けていました。

実際、巷に出回っている「〜枚手入れ後、30秒放置すると大当たり確率上昇!」とかはすべてガセですし、
だまされた人の話も聞いたことがあったので攻略法の類にはまったく興味がありませんでした。

ところがある日、友達が「ファイヤーコングで特定の打ち方をすれば設定1でもボロ勝ちできるらしいぜ!」などと
言ってきたのです。
最初は、「なんか怪しい攻略法でも買ったのか、哀れなヤツだ」とか思って聞き流していたのですが・・・・
フタをあけてみれば、哀れなのは僕の方でした・・・

その数日後、某攻略雑誌にデカデカと載っており、店には「変則押し禁止」のシールや張り紙が・・・・
マジだったのか!とその時は激しく後悔しましたね。
あの時迅速に動いていれば数十万、うまくいけば100万を超えるくらい稼げたかもしれないのに!みたいな。
まあ、実際そううまくはいかなかったでしょうが。。


大学卒業後、プログラマをやってみてわかったのですが、バグを完全になくすということは不可能に近いくらい
難しい作業です。
スロットだって機械なので、バグくらいあって当然なんです。
ただ、スロットにあるバグの多くは、出玉とは関係のない部分にあります。

例えば、最近だと北斗のラオウカクカクや声の遅れとか。
あれも恐らくバグの一種だと思われます。

このバグのうち、出玉に関係ある部分がいわゆる攻略法と言われるものになるのです。
攻略法については攻略法実戦記で詳しく記述してあります。


この頃のスロット収支ですが、そこまで大きくは勝っていませんでした。
実家に帰ったことで、「仮に負けても食事にはありつける」という状況が甘えを生んだのでしょう。
勝つための立ち回りも意識して行なってはいましたが、好きな台を好きなように打つこともしばしば。

特にこの時期、技術介入度が高くゲーム性も優れた台がたくさん発売され、ダイナマイト・イプシロン・バンバン・
オオハナビなどを打ち倒しました。
僕的にはこの頃のスロットが一番面白かったような気がします。



大学四年

大学三年生終了後、ついに耐え切れなくなって再び一人暮らしを開始しました。
大学行くのに2時間かけて通うのはちょっと辛すぎ!
往復4時間・・・・
4時間あれば、オオハナの6なら5000枚くらい出せるかもしれないのに!

なんでもかんでもスロットに例えてしまうこの状態を、人は病気と呼びます・・・
皆さんも気をつけてください。。。

まあそれはさておき、またも一人暮らし再開です。

今度は生活費から家賃、すべて自分で賄わなければなりません。 
自分のわがままで家を出るわけですから。

最初からスロット一本は怖かったので、またもやパチ屋でバイトすることにしました。


前の店ではなかったことなのですが、今度のバイト先では新装時の台の搬入・撤去等を手伝う人間を
アルバイトの中から有志で募ります。
台の設置完了後に試し打ちをさせてくれるということもあって、積極的に参加する人が多く、僕もその一人でした。

ところが、新装の回を重ねるごとに志願者が段々と減っていきます。

理由は、、、、

液晶搭載機の登場。。。
それなりの重さを持つパチスロ機ですが、液晶搭載機ともなるとその重さはハンパじゃありません。

なんとかして新装作業から逃れられないだろうか・・・・
そんなことを初めて考えたのが、忘れもしないアルゼのデュエルドラゴンの新装。
見るからに重そうな筐体、しかも大型新装とかいって20台くらい店の入り口付近にスタンバってらっしゃる・・・・

「あれを二階まで運ぶのか・・・」

その状態を見たみんなが同じことを考えていました。

あらかじめ、何月何日に新装がある、ということがわかっていればよいのですが、僕らバイトには
そんなことはわからず、ひどい時など閉店3時間前くらいに聞かされます。
よって、新装作業から逃れたい時でも言い訳がかなり限られてくるわけで、結局やらされるハメになるわけです。

ま、出勤した時の主任や店長の態度や接し方で大体予想できてしまうのですが。
いきなり「今日、体調どう? 腰とか痛くない?」なんて聞かれりゃ誰だって気づいてしまいますよ、主任・・・


そんなわけで、スロとバイト、両方で稼ぎながら優雅に暮ら・・・・せればよかったのですが、やはりバイトをしていると
甘えが出ますね。
「勝てる台」よりも「打ちたい台」を優先的に打つことが多かったです。

なにせバイトで月20万弱入ってくるわけですから、そんなに必死で立ち回らなくても負けない程度に打ってれば
暮らせちゃうわけです。
かといって負けまくれるほどバイトで稼いでいるわけではないので、お金がなくなってきたら真面目に立ち回って稼ぐ、
というスタンスで打ってました。

ところが、苦しい下積みを経てこれからグングン変わっていきます。



大学五年

普通に大学五年なんて書いちゃってますが・・・・ そうです、留年です!
!マークなんてつけて呑気に強調してる場合じゃないんですけどね。。。

ま、当然といえば当然の結果。
こんだけバイトやらスロやらやってれば留年もして当たり前です。

ちなみに、僕の周りの人間たちも留年率激高でした。
やれコンパだ、やれ飲み会だ、やれパチスロだ、と放蕩三昧。
そんなぬるま湯にどっぷりと浸かり、楽しく青春を謳歌していたわけなのです!(←なんか違う)

いや、これでも結構学校には行ってたんですよ。
でも、教室まで辿り着くのが至難の技で・・・・

それはそれは険しい道のりで、やれ飲みに行こうだとか、やれパチ屋行こうだとか、やれ麻雀しようだとか。
大抵の日は一発目の誘いで心折れるのですが、僕だって固い決意をして学校に行くこともあるわけで、
そんな時はちゃんと断ってるんです。

しかし、最強の一言が存在します。

「○○店、今日新装らしいぜ!」

一発KOです。 手も足もでません。 迷わずGOです。
このHP、もちろん親には内緒です。

この頃の僕らはよく、「1単位いくらまでなら出すか?」などという現実逃避チックな会話を惜しみなく
繰り広げていました・・・・


と、ここで僕は、画期的な打開策を打ち出すことに成功しました。
バイトを辞め、ついにスロ一本での生活を開始するのです!
そうすれば時間的に余裕ができ、授業に出る時間も確保できるというわけ。

え?  どこがどう画期的かわからない? ですよね。 僕もわかりません。 勢いでなんとなく書きました。
じゃあ画期的ということで話進めます。 問答無用です。


最初の一ヶ月ほどは可もなく不可もなくという感じで凌ぎました。
さて、そこからです。
忘れもしないGW中、クレイジーレーサーのネタが出回り始めました。

正確には、一般レベルで出回り始めた、と言った方が正しいでしょうね。
ネタプロなどは、GW前から動き、かなりの額を抜いたといわれています。

僕が知ったのはGW終盤だったこともあり、完全に乗り遅れました。
あの忌まわしき大学三年の記憶がよみがえります。
ビーナスの時同様、また乗り遅れてしまった・・・


しかし! ついに攻略法の恩恵を授かる時がきます。
その機種とは、、、、 インディジョーズ!
ここで、ようやく攻略法を使用することができたのです。
詳細については攻略法実戦記を参照してください。

その後、サミー系のコピー打法も発覚したりして、この時期は結構潤いましたね。
といっても、所詮はサクッと手に入ったお金。
いろいろ使ってしまい貯金などは一切できませんでしたが・・・・


攻略法の発覚があったりしつつ、大学五年生の間はバイトなしでやってこれました。
学校にはきちんと行きつつ、アツいイベントも逃さない。
立ち回りは丁寧に。
機種情報もしっかり把握。
そして、勝つべくして勝つ。

ある意味充実した1年でした。

しかし、こんな生活をしていれば就職活動などしてるヒマがあるはずもなく・・・・
まあ、卒業できただけで良しとします!



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