パチスロ日記選抜 from 2009
タコスロ7Rが打ちたくてどうしようもないんですよ。 4号機時代のスーパー名機であるあの「タコスロ」の5号機版、タコスロ7R。 こんなの、気にならないわけがありません。 最近いいとこなしのアルゼ台だろうと、こりゃほっとけるわけがありません。 何しろ、初代タコスロが全盛だったあの頃は僕の青春時代そのもの。 10年くらい前、思いっきり虜になっていた機種ですからね。 タコスロと言えば、まず思い出すのが新宿のあるホール。 ここは、等価なのにも関わらずタコスロを設置し続けた実に大盤振る舞いなホールです。 設定1でもフル攻略なら105%という驚異の機械割ゆえ、等価店ではほとんどお目見えできなかったのに、 なぜかこのホールはタコスロを大量に設置し続けていたのです。 タコスロのシマだけ見ていたら完全に店側の赤字。 毎日の出玉を見れば一目瞭然。 まあ、タコスロを目玉商品にして客寄せし、他で利益を取ろうという考えだったのでしょうが、それにしても 天晴れです。。 客寄せのためとはいえ、当時の状況で、等価にて堂々とタコスロを設置し続けるのにはかなりの度胸が 必要だったはずですから。 そんな天晴れなホールゆえ、当然僕らも虜になっていました。 当時僕は郊外に住んでいたので、新宿まで打ちに行くのはなかなか骨が折れる作業。 なので、朝から打ちに行く時は決まってカプセルホテルを使っていました。 当時、都心のゲキアツ店に朝から並ぶ時にはカプセルをよく利用していましたね。。 安くて手軽で、これが結構便利なんですよ。。 今にして思うと、そこまですんなって話なんですが。 こうした経緯で、何度かタコスロを打つために同じカプセルホテルを利用したことがあるのですが、ここで一度、 忘れられない「ある事件」に巻き込まれたことがありました。 いや、厳密には事件でもなんでもないんですけど、僕の中ではかなりの事件だったので・・・・ 約10年前、つまり僕がまだハタチくらいだった時のある日。 いつものようにタコスロを打つために夜から友達と二人で新宿入りし、まずは軽くホールを下見。 そして、翌日に打つべき台をじっくりと吟味。 終了後、アルコール兼晩飯をこなしつつ、翌日の狙い台について二人でアツい議論をかわします。 まあ、狙い台も何も、どうせ1でも105%あるんだし、そもそもオール1だろうしってことで、「波」などというありも しないものを酒に任せて予想しようとしていただけなんですけどね。 「あの台は昨日・今日と死んでた。 ってことは明日あたりドカンとくるでしょっ!」 ・・・・・・みたいな。。 そんな不毛な議論も終わり、無事泊まる予定だったカプセルにチェックイン。 チェックイン後、風呂に入ったり湯上りビールを堪能したりしつつ夜を過ごしていました。 深夜2:00が回った頃でしょうか。 「明日も早いしそろそろ寝よう」ということになり、二人とも各々の個室へ。 カプセル個室の中はとてもせまく、立つことなどもちろん不可能で、座った状態でも頭が天井につきそう。 小さいテレビがポツンと置いてあるだけで、あとは特に何もない狭い空間。 こんな空間では別にすることもないので、さっさと寝てしまおうと思い横になる僕。 しかし・・・・・・ ここで予期せぬ事態に遭遇してしまいます。 ハタチという若さが仇となったのか、アルコールがよくなかったのか、なぜか不意にムラっとしてしまったのです。 しかも、軽いムラっとではありません。 かなり強烈な方のムラっとです。 どうやら、明日の勝負への興奮と性的興奮との区別がつかなくなった模様。 バカなんでしょうか、僕の脳みそ。 さて困った。 もうおとなしく寝るだけだと思っていたのに、まさかこんな厄介なトラブルに見舞われるとは。 とはいえ、このまま嘆いていてもしょうがない。 打開策を考えねば。 ・・・・・・・いや、考えるまでもなく答えは一つ。 こうなった以上、この窮地を脱するにはもはやあれしかない。 男子が10代前半くらいまでに体得すると言われているあの技を、あの伝家の宝刀を抜くしかない。 そう、ヌくしか。 うまいこと言ってる場合じゃない。 とにかくすぐに行動に移らねば。 こうして、実に建設的な議論が繰り広げられた僕の脳内会議は終了。 幸い、目の前にはテレビ。 こういうところのテレビは、お金を入れるとエロ番組が見れちゃう、というような魔法の機能が搭載されている ことが多く、このカプセルもその法則にバッチリと当てはまっています。 ここまできたらもうやるしかない。 後には引けない。 もう行くしかない。 そう、イくしか。 財布を手にしながら上半身を起こし、おもむろに小銭をテレビへイン。 そして、素直に移りだすテレビ画面。 早速チャンネルをガチャガチャいじりながら、目的の映像を目指します。 すると、明らかにそれっぽい番組にヒット。 ここだ!とチャンネルをビタ止めし、スタンバイに入ります。 しかし・・・・・・ なんだか画面の中の風景が妙な雰囲気。 日本ぽくないのです。 もしや・・・・・という不安が過ぎります。 僕は洋モノがあまり好きではありません。 ところが、画面に映っている雰囲気は明らかに洋モノっぽい。 でも、まだ人が一切出てきておらず、あくまで映っている建物や全体の雰囲気からなんとなくそう感じただけ。 まだ希望はあります。 頼む、洋モノはやめてくれ・・・・・素直に和モノであってくれ・・・・・と祈るようにしながら登場人物を待ちます。 ところが・・・・・・・ 「ハーイ、トム!」 「ハーイ、ジョン!」 出てきたのはバリバリの白人二人。 グランドフィナーレ。 慌ててチャンネルを変えようとするも、なぜかエロチャンネルはここ以外に見つからず・・・・・ 普通こういうのって複数あるんじゃないの?と、動揺を隠しきれません。 精査の結果、やっぱりあのチャンネル以外にはエロ的な番組はやってないということがわかり、激しく落ち込む僕。 それでも「ここでおとなしく寝る」という選択肢はありません。 さっきも書いた通り、「かなり強烈な方のムラっと」に襲われているのですから。 仕方なく先ほどのチャンネルへ戻る僕。 すると、まだ呑気にトムとジョンが会話してやがります。 もうこうなったら仕方ありません。 伝家の宝刀をヌく・・・・いや、抜くまではおさまりがつかないのですから。 この際ぜいたくは言ってられません。 ええーい!もう洋モノでもいい!さっさと女性陣も登場して始まりやがれ!と心の中でせっつきます。 しかし、一向に女性陣が登場する気配がない。 ってか、なんか妙にトムとジョンの距離が縮まっていってる。 顔、めっちゃ近い。 さらに、トムがジョンの髪とかを優しく触り始めてる。 まさか・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 数分後、そのまさかの展開が僕の眼前で思いっきり繰り広げられてしまいました。 いやぁ、この時の絶望感ったらなかったですね。 妥協に妥協を重ねてこのチャンネルでいいやと割り切ったのに、結果ゲイ的なAVだったとは・・・・・・・・・ この妥協はさすがに出来ない。。 物理的に不可能。。 もはやこれまでと観念し、仕方なく横になってはみたのですが、やはりなかなか寝付けず。。 「かなり強烈な方のムラっと」は、素直に沈静化してくれないもの。 一縷の望みに期待して何度も体を起こし、ダメモトでテレビをつけてみるのですが、それでもやっぱり画面には、 「オ〜! トォム!? トォ〜ム!?」 「ヘイジョーーーン!! カモンジョーーーン!!」 ・・・・・この有様。 相変わらずトムとジョンがサカっているだけ。 結局伝家の宝刀をヌく・・・・・いや、抜くこともなく、ほとんど眠れずに夜を明かすハメになったのでした。。。 え? タコスロ勝負はどうなったかって? おかげ様で歴史的大敗をいただき、早期にホールから強制退場、夕方前の段階で既に帰りの電車に 揺られていました。 半笑いで天を仰ぎながら。 本当にありがとうございました。 パチスロ日記一覧へ
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